

ということで、粗品の中からいくつか当方の不要物をオークションに回しておきましたが、スギ薬局買い物券は早速入札がありました。まあ、利用できる人には実質500円金券と同等ですから、送料と入金コスト含みで安ければ入札メリットはあるでしょう。
投信系ブースの続き。シュローダー投信。行った時には「シュローダー・ラテンアメリカ株投資」という投信の話でした。ここの話は以前にも聞いた気がします。というのは、プレゼンの最初に、明治時代、日本に鉄道をひく時の起債にシュローダーが関わったという話をされていましたが、これは以前にも聞いたことがあるので。
イギリス系の会社ですね。イギリスというと、いわゆる金融改革での「ウィンブルドン化現象」によって、金融機関が立ち直ったという話がよく出てきます。
それはおいといて、このラテンアメリカ株投信の話。例によって販売手数料が3.15%、信託報酬等が2%強とコストが高いです。信託財産留保額0.3%なんていうのもあります。
一応、投資対象はブラジル、メキシコ、アルゼンチン、ペールー、コロンビアとなっていますが、実際はブラジルが半分以上で、あと、メキシコ。その他はわずか・・・。
しかも、問題というか疑問なのは特定銘柄にかなりの比率で投資していることです。新興国への株式投資は、「ど真ん中」銘柄を中心に据えるというのが基本にはなるだろうと思いますが、であれば、例えばADRなどで自分でその個別銘柄を買った方がいいでしょう。長期投資であればコストの面でなおさらそう。年2%強ということは、放っておいても5年で1割以上減るということですから。
また、国を買うのならば、ブラジルだと市場規模もそれなりですので、ETFもあります。こっちの方がコストは安いはずです。えーと、iSHARESのEWZは信託報酬0.7%/年です。
そもそも投信は分散投資にこそ意味があるわけですが、特定銘柄に集中的に投資をするような形は、いくらそこが有望だという理由があったとしても、個別銘柄のリスクというのが大きくなりすぎ。
また、ラテンアメリカとかばくっとひとくくりにするのはよくわからんし、さらに投資対象国をあげていながら、ろくに投資していないという点も不明。市場規模の大きい国の銘柄の占める割合が高くなるのはわかりますが、投資対象国をあげて投資するのであれば、それぞれの国の市場規模の比率と同程度には投資するのが適切なのではないか?。
まあ、非常に半端な商品で、購入を検討するに値しないと思います。
ブラジルだったら、アラクルーズとかリオドッセなんかはADRもありますしね。
えー、写真のiPODみたいなのはクリップ型の時計です。これは自宅で活用します。