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関西ノムラ資産管理フェア 2006

2006-02-25 20:24:30 | 株式投資・資産運用
2/18(土)、関西ノムラ資産管理フェア 2006に行ってきました。前年度とは会場が変更になり、今回は大阪ドームでの開催でした。ここ、MKタクシーが入札したけど、不適格とかでけられたそうですね。

イベントの様子もらってきたものは本家のサイトの方に記載していますので、そちらを参照してください。

ここでは感じた事をいくつか。

・イベントの目的、参加者層など

 このイベント、2日間でのべ4万人以上の参加者があったということです。既に東京、東海地区では今年度の同様のイベントが開催されており、順番としては関西が最後ということでした。

 確かにお客さんは多く、個人投資家向けのイベントとしては日本で最大級のものでしょう。
 ざっと見たところ、参加者のほとんどは中高年齢層です。40代以下の人は印象としてはまれ。60代以上のリタイヤ層が多いという感じがしました。

 このイベント、全体としては「お祭り」的な雰囲気が強く、参加者の方も個別企業のリサーチ的な目的をもって参加している人は非常に少ないという感じがしました。まあ、これはこれで、別に悪くもないのですが・・・。

 粗品収集として目的であれば、結構いろんなものがもらえますし、楽しいです。

 堺屋氏や大前氏など、よく知られた人の講演などもセットされており、企業ブースの出展、投信会社のミニセミナー、ミニ企業説明会など内容も盛りだくさんです。

 但し、実際の資産運用のヒントというか、参考になるような事は、これは参加者の意識や参加の仕方ということにもよるのだけれど、私の場合はほとんどありませんでした。というのは、事前に何か聞きたいことをまとめておくなどの事ができていなかったためです。

 資産運用についてこれまであまり考えてこなかった人であれば、投信のミニセミナーなどは多少は参考になるところがあったかもしれませんが。

・出展ブースの状況
 今年は百数十の企業ブースが出ていました。数は前年度からずっと増加しています。

 ただ、企業として、どういう意識で出展しているのかというのはかなり違いがあるように思いました。

 まず、単純に企業の宣伝がしたいというところ。例えばダイドードリンコなんか。缶コーヒーの新製品を配りまくっていました。ブースも「見せる」という雰囲気で、話し込もうと思えば可能なんだろうけど、ちょっとそういう雰囲気ではありません。エーベックスなんかもそう。

 「やる気あるんか」というところもあますね。例えばGS YUASAとか燦ホールディング。とにかく地味なのです。何か配っているのかというとそんなこともなく、展示も工夫が感じられません。まあ、派手に宣伝すればいいというものでもないのだけれど、展示方法、内容など、もう少し工夫してもらいたいものです。勢いが感じられないというのは印象としても×です。

 話をすると向こうの側から色々と説明してくれるところもあります。大日本スクリーンとかオムロンなんかはわりとしっかりと話をしてくれました。まあ、こちらが聞いたからということもあるのだけれど。やはりこういうところは好印象になります。

 事前に出展する企業はわかりますので、本来であれば投資対象としているか検討している数社について、事前にリサーチした上で、きちんと話を聞く、そういうスタンスでのぞめば、参考になる話を聞ける場合があるかもしれません。ただ、こんなところで「耳より」な話が聞けるはずはないので、自分の知識の幅を広げたり、判断材料を広げたりする、そうした意味での利用方法はあると思います。本来は、企業ブースを出展しているようなイベントの主たる利用方法はこういうことでしょう。

 疑問なのは、昨年は出展していたけれど、今年は出していない企業があることです。こうしたイベントは継続的に参加してもらいたいものです。確かに直接的には効果というか意味を実感しにくいところがあるかとは思いますが。
 例えば、日本ロングライフ、三洋電機、シマノ、ノーリツ鋼機、近畿コカ。こういった企業は今年は出展していませんでした。三洋電機なんか、こういう時だからこそ出してほしいと思いますが。

 それから投信ブース。商品説明のミニセミナーなんかをしています。まあ、アクティブ運用系の投信が嫌いな私としてはつっこみどころ満載です(^_^;)。粗品はわりといいし、するならこういう形しかないとは思いますが・・・・。参考にはなりませんでした。

 全体として今回のイベントも楽しむことはできました。

 できれば、ノムラだけでなく、大和や日興あたりもやってほしいものだと思います。大証のイベントも参加したことがありますが、取引所としてもこういうイベントは積極的に取り組んでほしいものだと思います。
コメント (3)
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