鳳凰堂のランダムウォーカー <伏見の光>

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毎月分配型の疑問と評論家の存在意義 日経マネー誌05.9号より

2005-07-27 20:52:15 | 株式投資・資産運用
 マネー誌は「日経マネー」と「MONEY JAPAN」誌を毎月買っています。投稿や懸賞、取材謝礼などで実質的には購読のための費用はかかっていませんけど。

で、今月の「日経マネー」誌で面白い記事が2つ。

一つは毎月分配型のファンドについての記事。私はなんでこの金融商品が人気なのか意味がわからなかったのですが、57ページで吉本氏がこれについて明快に答えています。

そもそも、毎月分配してもらうのは「投資」の視点から言えば不利なことは明白です。というのは、分配金からは強制的に税金が差し引かれますし、そのまま再投資するのと比較すればパフォーマンス的には不利になるものです。そうまでして分配金という形で現金を支給してもらう意味というのがわからない。現金がほしければ、部分的にファンドを解約すれば済むだけの話です。

また、投資信託ですから、信託報酬も当然かかります。外貨の債券で運用するのであれば、この信託報酬が1%以上というのは馬鹿になりません。長期運用になればなるほど、このマイナス分というのはきいてきます。

であるならば、自分で、外貨であれば外貨MMFなどは手軽ですし、長期であれば通貨を分散して高利回りの債券を買うこともできますので、そのような商品を購入すればいいと思うわけです。

こうした点については記事でも指摘しており、事実、再投資コースの方がパフォーマンスはよくなっています。

で、吉本氏は、これは「投資」という視点での合理的発想から売れている商品ではなく気分的に都合よく「お金を使う」ための方法としての商品なんだと言っているわけです。なるほど、そういうことか・・・・・。

株式評論家さんについて。

 どの人の話を聞きたいかというアンケートで北浜流一郎氏がトップだったそうです。

まあ、この方に限りませんが、伏見の光はどの評論家の人のコメントも信用はしませんし、信頼もしません。別にけなしているわけではなく、自分で投資するのであれば、商品選択も売買判断も自分でしたいと思っているだけのことです。

投資顧問業なんかもそうですが、自分の予想なり判断なりに絶対的な自信があるのであれば、いちいち講演をしたり本を書いたりしているのではなく、自分で売買して利益をあげればいいだけのことです。逆説的に言えば、それができないから、「評論家」的な仕事をしているということにもなります。

私もストックウェザーに適当に原稿を書かせてもらっていますが、別に伏見の光が挙げた銘柄と評論家さんが挙げた銘柄のパフォーマンスに有意の差があるかというと、多分ないでしょう。ダーツ投げやインデックスと比較してどうかといえば、これも多分有意の差は見いだせない可能性が高いです。検証したわけではありませんが。

 では、こうした評論家の人の存在意義というのはなんなのか。評論家の人に必要な資質は、無論、株式投資についての基本的な知識はあるという前提で、ある意味、エンタティナー的な資質、また、カウンセラー的資質が重要だと思います。

 話を聞いて、何か楽しくなったり、希望が見えたような気になったり、勢いがついたり、元気が出たり、評論家の人の話なり本というのは、こうした効果というのは期待できる、というか、そうした感じの人が生き残っていける人だと思います。

 木村佳子さんをちょっとだけ存じているのですが、まあ、実にこういう感じがします。また、それぞれの場での自分の役割というのをすばやく判断でき、それに対応したコメントなり文章がすぐに作成できるという能力も大切なように思います。北浜氏なんか、元は作家のようですし、こういう力が優れているのでしょう。別に相場観なり銘柄選択能力が優れているということではなくて。

 うーん、でも、個人的には高いお金を払ってセミナー等に参加したいとは思わないですけど(^_^;)。

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株で儲けて早期にセミリタイヤしよう

2005-07-17 22:33:04 | 株式投資・資産運用
「なんのために株式投資をしてるの?」と問われれば、まあ、運用しているのは株式だけではないですけど、「儲けるため」と即答するでしょう。

 では、なんのために「儲ける」のでしょうか。どこまで「儲け」ればいいのでしょうか。

 お金は基本的にはあって困るものではないですから、あるにこしたことはないのですが、別にこれから豪邸を建てるわけでもなし、事業をあらたに始めようとも思っていません。早く新しい車が買いたいなぁとは思っていますが、1000万する車を買うわけでもなし、希望は買おうと思えば即金で買える程度の車です。

 考えているのは長期の運用で運用益が多くなったら、その分、早期に今の仕事をやめてセミリタイヤしたいなぁということです。しじくさい?。そうかもしれませんが、経済的な面で日々の生活にそんなに心配がなくなれば、無理してお金のために働く必要はなくなります。

 基本的には、今の仕事は嫌ではないし、続けていきたいと思います。ただ、体力勝負というところもありますし、これから15年ほど、定年まできっちり働くと体はぼろぼろになるかもしれません。そもそもそんなに体力がある方でもないですし。

 となると、仕事としては可能な限り早期に退職して、今の仕事と関わりのあるような事を無理の
ない範囲でボランティア的な立場で続けていければいいかと思っています。

 つまり、儲けで買うのは時間ということです。ただ、いったいいつまで働けば退職金がどうなって、年金はどうなるとか、さっぱりわかっていなかったりします。まあ、わかったところで10年、15年後の経済の状況がどうなっているかは予想がつきませんので、今の想定どおりにいくかどうかもわかりません。ただ、「少なくとも今の時点ではこう考えられる」というシミュレーションはしておきたいですね。

 今のところは、1年~2年ぐらいは早く退職できるぐらいでしょうか。これをもうちょっと短縮して、フルタイムで働くのはあと10年というのを目標にしておきましょう。

あ、またデザインを変更しております。夏はやっぱり花火やねぇ・・・・。宇治川花火大会というのがあって、いつもスーパーの平和堂の屋上へ行って眺めることにしています。






 
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バリューVSグロース

2005-07-10 12:49:55 | 株式投資・資産運用
 「バリュー株」「グロース株」という分類?があります。「成長株」「割安株」という言い方も同じかな。バリュー株は「お値打ち株」という方がいいような気もしますが・・・。

 様々な書籍などを読むと、どちらが有利かというと、バリュー株であるという結論のものが多いように思います。

 これは、全体の群として考えるなら正解だと思います。

 低PER、低PBRといった割安株は基本的に下値不安に乏しく、一気に下落するといったことはあまりないものです。

 当然、低PERであるにはそれなりの理由があります。

 つまりのところ、業績は安定していたとしても、あまり成長性が期待できないような銘柄が多いわけですね。ところが、こうした企業が変身することがあります。そうなると、株価は一気に上昇するということもありえます。ここ何年かの新日鐵などは、低成長で厳しい業種として見られていた鉄鋼産業が持ち直してきたことの反映と考えられます。

 つまり、きちんと企業なり収益の動向というものを見る目があるのであれば、もともと割安であるバリュー株は下落の不安が乏しい上に、業績がコンセンサスを大きく上回ったりすることがあれば株価も大きく上昇する可能性が残されているという意味で、相対的にリスクの低い投資を行うことが可能でしょう。

 一方、グロース系はどうなのか?。
 こちらは高い成長性が期待されている分、株価は高PERである場合が多いです。

 ところがPERなんていうのはいい加減なものでして、企業の利益が倍になればPERは1/2に、利益4倍になればPERは1/4に低下します。なので、考え方としては、目先の実績で高PERであっても、市場の期待どおりにあるいはそれ以上の成長をとげることができれば、別に高PERだから買えないなどということはないわけです。

 また、グロース株の多くは新興系の企業に多く、こうした企業は発行株数も少ないことが多く、目先、注目が集まれば株価は需給の関係からも一気に上昇するということがありえます。

 事実、2321ソフトフロントなんか、まともに黒字になっこともないのに、材料性だけで株価は半年で5倍ぐらいになっています。

 グロース株はバリュー株のリスクは低いけどのろくさい値動きとは異なり、こうした一気の株価上昇が魅力であり、バリュー株以上にこうした成長性を見抜く目があれば高いパフォーマンスを残せる可能性があると言えるでしょう。

 また、小型株は機関投資家はあまり組み入れません。いっぱい買えないですから。いろいろ制約があって、面白いと思っても買ってはこない。企業が一定成長を遂げて株数も増加→東証一部へというような段階になれば機関投資家も参加してくるでしょう。

 つまり、早い段階にこうした本当の成長株を仕入れて長期投資すれば、セブンイレブンの伝説にあるような極めて高いバフォーマンスをあげられる可能性があり、それが魅力でもあります。ヤフーでもそうですね。

 ところがです・・・・・、多くのグロース株はその高い成長性の期待に応え続けることができない場合が多いと・・・・。1年、2年はよくても、その後は競争相手が参加してきたり、市場が成熟したり、ブームが去ったり、製品や技術が陳腐化したり、様々な理由によって、利益が減るだけでなく、時には赤字になったり企業の存続そのものが危ぶまれたりすることもあります。

 となると、株価の下落率は極めて大きくなります。つまりはリスクが高いということですね。

 なので、全体の群として見た場合、バリュー系とグロース系のどちらが有利かという分析をすると、前者の方が有利であるという結論になるのでしょう。

 じゃあ、やっぱりバリューの方がいい?。

 このあたりは、好みの問題というかスタンスの問題になります。

 自分がどこまでリスクが取れるのか?。自分の実力がどれぐらいだと思っているのか?。投資期間はどれぐらいなのか?。どういうパフォーマンスを期待しているのか?。

 こうした自分の投資スタンスから考えて、どのような銘柄をどのぐらい組み入れて運用をするのかを考えないといけないでしょうね。

 こういう発想なしに、ただ「儲かればよい」というのは、ちょっとなかなか難しい、場合によってはたまたまうまくいくことがないとは言えませんが、そうそう都合良くいくとはちょっと考えにくい。

 それから低位株というのもありますね。株価の水準が非常に低く、企業としては最悪の事態も想定内にあるような銘柄です。こうした銘柄も、いいタイミングで売買できれば非常に高いパフォーマンスを短期であげられる可能性はあるでしょう。が、それはリスクの裏返しでもあるわけで、伏見の光は投資対象としては考えません。好きでわかったそのような運用をされるのであれば、それはそれで一つのスタンスではあると思いますが。

 まあ、なかなか難しいものです。

 伏見の光はバリュー系、というかリーズナブルと思われる銘柄を中心にしながら、成長株についてもちょっとは買っていきたいと思っています。
 
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何がアセットアロケーションなんだか・・・・

2005-07-04 23:12:51 | 株式投資・資産運用
 このグラフは伏見の光の05.6末現在での金融資産の配分状況の比率をあらわしたものです。

 なんなんでしょうね、これは・・・・。

 同様の内容は既に本家の株日記に書いていますので、それと同じことなんですが、アセットアロケーションが大事とか自分で書いているわりには、あまりにも現金の比率が高すぎます。

 まあ、現金といっても、これは証券会社のMRF・MMFがほとんどです。こんなところにおいておいても、これは運用とは言えません。また、債券も個人向け国債が半分近くを占めており、これもいつでも現金化しようと思えばできるということを考えれば、現金と同様とも考えられます。

 別にすぐに多くの現金が必要なんていうことはないのです。

 なんでこんなに現金比率が高くなっているのかというと、証券会社の各口座に資金を分散させておいているからです。では、なぜそうしているかというと、これはIPO対策という意味が大きいです。つまり、ネット証券、支店口座とも、それなりの預かり残高がないと、そもそもブックビルディングに参加できなかったりするわけです。

 まあ、それにしても、この状況は長期運用のアセットアロケーションとしてはちょっとよくありません。

 日本株はまあいいし、中国株のポジジョン増加も長い目で見れば悪くはないのでしょう。

 しかし、外貨建て資産の割合がまず低すぎます。次にREITも一つ売却してしまったこともあって、比率が非常に低くなっています。

 分散投資と言いながら、実質のその割合は非常にいびつなものとなっており、短期的に状況を大きく変えなければいけないということはないのですけど、これをよりまともな形にするための方向性というのはちょっと念頭におきつつ、少しずつこのグラフの割合を変えていくという指向性を持たないといけないでしょう・・・・・。

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運用スタンスどおり

2005-07-02 14:01:31 | 株式投資・資産運用
 また自分であきてきたので、デザインを夏向けに変更しました。

 gooの無料blogはアクセス解析などは弱いのですが、デザインはなかなかいいものがそろっていると思います。

 えー、第二四半期が終了しました。実際のパフォーマンスとはちょっと違いますが、メールマガジンで報告している成績は、第一四半期終了時から+8%強という状況になりました。

 最終盤でIPOの当選やソフトフロントの上昇があって、日経平均やTOPIX、ジャズダック指数を引き離した形です。

 日本株については、基本の目標を下げ相場においては絶対値でプラスであること(激下げ局面では、指数よりも相対的にかなりましであること)、上昇相場においては、指数を安定的に上回ることにしていますので、今回は、この目標を達成できました。金額としては85万強程度のプラスです。実際は報告している以外のところもありますので、ま、大雑把に言って100万というところでしょう。もうちょっといってるかもしれません。

 特別変わったことをしているということではなく、いつもの伏見の光どおりに売買していただけです。つまりは自分の運用スタンスどおりのことができて、それで目標が達成できたわけですから、第二四半期はまあよかったと言っていいと思います。

 個別銘柄としては日本ロングライフが下げてソフトフロントが上昇しました。いずれも小型系ですので、値動きが大きくなるのはしょうがないところです。

 ま、第三四半期もこんな感じで、丁寧に、丁寧に、じわじわといきたいと思います。
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