マネー誌は「日経マネー」と「MONEY JAPAN」誌を毎月買っています。投稿や懸賞、取材謝礼などで実質的には購読のための費用はかかっていませんけど。
で、今月の「日経マネー」誌で面白い記事が2つ。
一つは毎月分配型のファンドについての記事。私はなんでこの金融商品が人気なのか意味がわからなかったのですが、57ページで吉本氏がこれについて明快に答えています。
そもそも、毎月分配してもらうのは「投資」の視点から言えば不利なことは明白です。というのは、分配金からは強制的に税金が差し引かれますし、そのまま再投資するのと比較すればパフォーマンス的には不利になるものです。そうまでして分配金という形で現金を支給してもらう意味というのがわからない。現金がほしければ、部分的にファンドを解約すれば済むだけの話です。
また、投資信託ですから、信託報酬も当然かかります。外貨の債券で運用するのであれば、この信託報酬が1%以上というのは馬鹿になりません。長期運用になればなるほど、このマイナス分というのはきいてきます。
であるならば、自分で、外貨であれば外貨MMFなどは手軽ですし、長期であれば通貨を分散して高利回りの債券を買うこともできますので、そのような商品を購入すればいいと思うわけです。
こうした点については記事でも指摘しており、事実、再投資コースの方がパフォーマンスはよくなっています。
で、吉本氏は、これは「投資」という視点での合理的発想から売れている商品ではなく気分的に都合よく「お金を使う」ための方法としての商品なんだと言っているわけです。なるほど、そういうことか・・・・・。
株式評論家さんについて。
どの人の話を聞きたいかというアンケートで北浜流一郎氏がトップだったそうです。
まあ、この方に限りませんが、伏見の光はどの評論家の人のコメントも信用はしませんし、信頼もしません。別にけなしているわけではなく、自分で投資するのであれば、商品選択も売買判断も自分でしたいと思っているだけのことです。
投資顧問業なんかもそうですが、自分の予想なり判断なりに絶対的な自信があるのであれば、いちいち講演をしたり本を書いたりしているのではなく、自分で売買して利益をあげればいいだけのことです。逆説的に言えば、それができないから、「評論家」的な仕事をしているということにもなります。
私もストックウェザーに適当に原稿を書かせてもらっていますが、別に伏見の光が挙げた銘柄と評論家さんが挙げた銘柄のパフォーマンスに有意の差があるかというと、多分ないでしょう。ダーツ投げやインデックスと比較してどうかといえば、これも多分有意の差は見いだせない可能性が高いです。検証したわけではありませんが。
では、こうした評論家の人の存在意義というのはなんなのか。評論家の人に必要な資質は、無論、株式投資についての基本的な知識はあるという前提で、ある意味、エンタティナー的な資質、また、カウンセラー的資質が重要だと思います。
話を聞いて、何か楽しくなったり、希望が見えたような気になったり、勢いがついたり、元気が出たり、評論家の人の話なり本というのは、こうした効果というのは期待できる、というか、そうした感じの人が生き残っていける人だと思います。
木村佳子さんをちょっとだけ存じているのですが、まあ、実にこういう感じがします。また、それぞれの場での自分の役割というのをすばやく判断でき、それに対応したコメントなり文章がすぐに作成できるという能力も大切なように思います。北浜氏なんか、元は作家のようですし、こういう力が優れているのでしょう。別に相場観なり銘柄選択能力が優れているということではなくて。
うーん、でも、個人的には高いお金を払ってセミナー等に参加したいとは思わないですけど(^_^;)。
で、今月の「日経マネー」誌で面白い記事が2つ。
一つは毎月分配型のファンドについての記事。私はなんでこの金融商品が人気なのか意味がわからなかったのですが、57ページで吉本氏がこれについて明快に答えています。
そもそも、毎月分配してもらうのは「投資」の視点から言えば不利なことは明白です。というのは、分配金からは強制的に税金が差し引かれますし、そのまま再投資するのと比較すればパフォーマンス的には不利になるものです。そうまでして分配金という形で現金を支給してもらう意味というのがわからない。現金がほしければ、部分的にファンドを解約すれば済むだけの話です。
また、投資信託ですから、信託報酬も当然かかります。外貨の債券で運用するのであれば、この信託報酬が1%以上というのは馬鹿になりません。長期運用になればなるほど、このマイナス分というのはきいてきます。
であるならば、自分で、外貨であれば外貨MMFなどは手軽ですし、長期であれば通貨を分散して高利回りの債券を買うこともできますので、そのような商品を購入すればいいと思うわけです。
こうした点については記事でも指摘しており、事実、再投資コースの方がパフォーマンスはよくなっています。
で、吉本氏は、これは「投資」という視点での合理的発想から売れている商品ではなく気分的に都合よく「お金を使う」ための方法としての商品なんだと言っているわけです。なるほど、そういうことか・・・・・。
株式評論家さんについて。
どの人の話を聞きたいかというアンケートで北浜流一郎氏がトップだったそうです。
まあ、この方に限りませんが、伏見の光はどの評論家の人のコメントも信用はしませんし、信頼もしません。別にけなしているわけではなく、自分で投資するのであれば、商品選択も売買判断も自分でしたいと思っているだけのことです。
投資顧問業なんかもそうですが、自分の予想なり判断なりに絶対的な自信があるのであれば、いちいち講演をしたり本を書いたりしているのではなく、自分で売買して利益をあげればいいだけのことです。逆説的に言えば、それができないから、「評論家」的な仕事をしているということにもなります。
私もストックウェザーに適当に原稿を書かせてもらっていますが、別に伏見の光が挙げた銘柄と評論家さんが挙げた銘柄のパフォーマンスに有意の差があるかというと、多分ないでしょう。ダーツ投げやインデックスと比較してどうかといえば、これも多分有意の差は見いだせない可能性が高いです。検証したわけではありませんが。
では、こうした評論家の人の存在意義というのはなんなのか。評論家の人に必要な資質は、無論、株式投資についての基本的な知識はあるという前提で、ある意味、エンタティナー的な資質、また、カウンセラー的資質が重要だと思います。
話を聞いて、何か楽しくなったり、希望が見えたような気になったり、勢いがついたり、元気が出たり、評論家の人の話なり本というのは、こうした効果というのは期待できる、というか、そうした感じの人が生き残っていける人だと思います。
木村佳子さんをちょっとだけ存じているのですが、まあ、実にこういう感じがします。また、それぞれの場での自分の役割というのをすばやく判断でき、それに対応したコメントなり文章がすぐに作成できるという能力も大切なように思います。北浜氏なんか、元は作家のようですし、こういう力が優れているのでしょう。別に相場観なり銘柄選択能力が優れているということではなくて。
うーん、でも、個人的には高いお金を払ってセミナー等に参加したいとは思わないですけど(^_^;)。