てつがくカフェ@ふくしま

語り合いたい時がある 語り合える場所がある
対話と珈琲から始まる思考の場

第21回てつがくカフェ@ふくしまのご案内

2013年12月18日 17時33分22秒 | 開催予定
【テーマ】社会はいつのまにか変わるのか?
            私たちが変えるものなのか?
 ―F.パヴロフ著・V.ギャロ絵 『茶色の朝』を読みながら―

               

開催日時 : 2013年12月23日 (月・祝日)16:00~18:00

場  所 :A・O・Z(アオウゼ) MAXふくしま4階 大活動室4

参加費 ドリンク代100円

事前申し込み : 不要 (直接会場にお越しください)

ご不明な点は下記の問い合わせ先までご連絡下さい。

問い合わせ先 : fukushimacafe@mail.goo.ne.jp



「社会は市民が自分たちで作っていくもの」だと言われる。
でも、それって本当なの?
選びたい政党や政治家はいないし、政治的無関心は拡がるばかり。
投票に行ったって、どうせ自分の一票なんて塵みたいなもの。
どうせ社会なんて変わらない。
いや、変えられない。
それでも僕らの日常は相変わらず毎日やってくる。
それでいいじゃないか。
社会なんて人間の手から離れた鵺(ぬえ)みたいなものだ。
自分たちでどうこうなんてできやしないものなんだ。
そして、僕たちの手を離れていつのまにか変わってしまうものなんだ。
まるで『茶色の朝』のように。

今度のてつがくカフェは「社会はいつのまにか変わるのか、私たちが変えるものなのか?」をテーマに、絵本『茶色の朝』を材料として対話を行います。
『茶色の朝』は絵本ですので読みやすい内容になっています。
事前にお読みいただければ幸いですが、読まずに参加されても大丈夫です。
多くの皆様にご参加いただければ幸いです。
なお、前々日に開催される第3回エチカ福島のテーマとも重なります。
両方にご参加いただければ、さらに濃密な思考がもたらされること間違いなし!

≪『茶色の朝』のあらすじ≫
「世界中のどこにでもあるような、とある国の物語。
友人と二人でコーヒーを飲みながらおしゃべりをするのを日課にしている男がいた。
ある日、主人公は、その友人が飼い犬を始末したということを聞かされる。
その理由は、ただ毛色が茶色じゃなかったからだった。
その国の政府は、茶色の犬や猫のほうがより健康で都市生活にもなじむという理由で、茶色以外のペットは飼わないことを奨励する声明を発表したばかり。
主人公は、自分が飼っていた白黒の猫をすでに処分した後であったが、友人がその犬を始末したことに少しショックを受けた。
時は流れ、二人は日課をいつも通りつづけていたが、小さな変化が起こっていた。
人々は話し方を微妙に変え、茶色以外のペットを排除する政策に批判的だった新聞は廃刊になった。
それでもたいして変わらない日々の生活がつづいた。
友人はあたらしく茶色の犬を、主人公も茶色の猫を飼いはじめた。
でもその時には、さらに新しい状況が生まれていた。
友人をはじめ、多くの人々の逮捕がはじまった。そして夜明け前-ある「茶色の朝」-主人公の家のドアをノックする音がする・・・。」
(大月書店HP参照http://www.otsukishoten.co.jp/book/b51933.html)

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