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那須塩原での観光視察ツアーで宿泊させていただいたのは、僕も名前だけは知っていた老舗旅館 『湯ったりの宿 松楓楼 松屋』 でした。この宿の名物は、ズバリ温泉です!
大浴場と露天風呂(お多福の湯・福助の湯)は、1キロ上流の河川敷から、毎分800リットル自然湧出する泉温60度~70度の温泉を引湯し、加水せずに空冷で冷まして各湯船に入れているそうです。
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この宿が素晴らしいのは、お風呂のお湯の状態をきちんと説明しているところ。お湯は常時かけ流しで溢れさせておりますが、浴槽内部の湯温均一化と微細なゴミを取り除くために循環ろ過を行なっていると隠さずに表示されていました。これってよっぽどの自信がないとわざわざ目立つところに表示なんかしないでしょ。それだけお湯に自信がある良い証拠ですね。個人的にはちょいぬるめに感じた露天風呂(福助の湯)には晩と早朝の2回入りましたが、いやーやっぱり気持ちがイイですよ。当たり前のコメントで恐縮ですが、いやはや最高でしたねー(爆)!!
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露天風呂の目の前にある渓流を吊り橋で渡ると、ちょうど対岸のあたりに公共混浴露天風呂「岩の湯」があります。入湯時間は朝6時から夜21時までですが、旅館の人の話によると深夜にこっそり入っているカップルなどもよく見かけるそうです(苦笑)。但し、深夜時間帯は明かりもなく本当に真っ暗なのでまったく何も見えないのですが。川沿いの露天風呂なので、一歩間違えて足でも滑らせたらそれこそ命とりですからねえ。危ないですよ。
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対岸からは衝立があるので脱衣所は隠れていますが、湯船自体は完全に丸見え状態なので、ここもやっぱり女性が利用するのは難しいかもしれません。しかしながら、地元の方は案外と慣れているのかあまり周囲の目を気にせずに、しょっちゅう利用しているそうですよ(笑)。いまどき露天風呂で混浴ということ自体が珍しいですから、湯船に知らない女性が堂々と入っていたら、反対に男の方が意味もなく恐縮して早くお湯から上がってしまいそうですね(苦笑)
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とにかく気持ちのイイお湯でした。まさに宿名どおり「湯ったりの宿」と呼ぶに相応しい老舗温泉旅館でした。日帰り入浴もやっているそうですから、立ち寄り湯でこれら名湯を味わってみるというのも手かもしれませんね。オススメの宿です。
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