1975年8月にリリースされた竹田和夫のソロアルバム第一弾が本作ですね。僕が所有しているのは、1993年に初CD化された「音蔵」シリーズです。当時の価格で税込1800円でした。
ロック・ギタリストの初ソロアルバムということで、発売された当時からもかなり期待されていたんだと思いますが、出来上がった作品を聴いてみると、その後の竹田和夫さんの方向性を暗示させる完全なフュージョン作品に仕上がっておりました。それでも「暗闇のレオ」などポップな曲も含まれていましたので、やはり単なるフュージョン作品に終わっていない点が、ギタリスト・竹田和夫の面目躍如といったところでしょうか。クリエーションの名曲「トーキョー・サリー」の新録バージョンも必聴です。
で、今回久し振りに聴き直して、ひとつ新たな発見がありました。なんと本作のプロデュースって、内田裕也さんが担当していたんですねえ!!今までまったく気がつきませんでした。たしかにこの時期、竹田和夫さんと親交があったことは周知の事実でありますが、畑違いのフュージョン作品にまで手を出していたとは、さすがユーヤさん恐るべしです(爆)!!
◎竹田和夫 『ミスティ・モーニング・フライト』 (TOCT-6963)
01. AMARILLO / at the airport
02. AMARILLO / day break
03. AMARILLO / misty morning flight
04. LEO (暗闇のレオ)
05. MIDNIGHT BLUE MOON Part.1
06. MIDNIGHT BLUE MOON Part.2
07. TOWARD THE NORTH WIND
08. 4:50 (TEN TO FIVE) COFFEE BREAK BLUES
09. TOKYO SALLY
10. WILD CAT
政治的な美称に近いニュアンス&マネーの問題で、音には関知していないのがほとんどのケースです。
たしかに音楽的には、本盤はまったく内田裕也さんの匂いはしていませんからね。
ようやく納得しました(笑)、ありがとうございました。