廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★BERNARD FOWLER 「FRIENDS WITH PRIVILEGES」

2006年03月13日 | ROLLING STONES
 
巷ではストーンズの来日公演の話題で盛り上がっているのかもしれませんが、僕個人としてはストーンズ人脈の一人である、このヴァーナード・ファウラーの1stソロ・アルバムが日本から先行発売されたことに大いなる拍手を贈りたいと思います。実力から考えると少々遅すぎた感もありますが、満を持しての今回のソロ名義アルバム発表ですから、参加しているミュージシャンもまたスゴイこと(笑)!!

ストーンズ人脈からはロン・ウッドを筆頭にダリル・ジョーンズ、リサ・フィッシャーの名前が挙がっておりますが、すごいのはこのほかのメンバーです。僚友のスティーヴィー・サラスは当然のことながら数曲で相変わらず強烈なギターを弾きまくっておりますし、ワディ・ワクテル、ダグ・ウィンビッシュ、アイヴァン・ネヴィルといったとっても濃~い面子のバックアップも華を添えております。そうそう、TOTOのスティーヴ・ルカサーとサイモン・フィリップスも参加しております。並みのミュージシャンではこれだけの面子が揃ってゲスト参加してくれるなんてこと、まずないでしょう。さすが組織の力は違います(苦笑)。ストーンズ・ファンは黙って買うしかないでしょう、コレは。

収録内容はオリジナル曲に混じって、ストーンズの「ワイルド・ホーシズ」やニール・ヤングの「シナモン・ガール」をカヴァーしております。とくにこの「シナモン・ガール」の演奏ですけど、ニール・ヤング風の歪んだギターをさらにファンキーにした感じだったんですけど、クレジットをみたらやっぱりスティーヴィー・サラスが弾いておりました(笑)サスガです!スティーヴィー+バーナード・ファウラーと云ったら、95年に結成されたニッケルバックの再演ですよね。ああ、懐かしい!!

また、「ゲット・アウェイ」という曲ではロン・ウッドとスティーヴァー・サラスのツイン・ギターを披露しております。うっ、これってかなり貴重な演奏かもしれません!!そこにバーナードの絶品ヴォーカルが加わる訳ですから、これでスゴクない訳ないですよね。これでストーンズ・ファンも必聴盤である理由がお判りになりましたよね(笑)。

ちなみにこのCDですが、SACDとのハイブリッドディスクになっておりまして、SACDプレイヤーで再生すればオリジナルからすべてDSDマスタリング方式で録音されているため、もっとハイクオリティな音質で楽しむことができるはずです!国内盤デジパック仕様で税込価格2625円でした。オススメです!!


◎BERNARD FOWLER 『FRIENDS WITH PRIVILEGES』 (VILLAGE, VRCP-12002)

01. POP THAT THANG
02. CINNAMON GIRL
03. YOUR FUTURE
04. I GO TO PIECES
05. BROKEN MAN
06. GET AWAY
07. TRANCE
08. NEW YORK TIME
09. WILD HORSES
10. SMALL
11. YOU KNOW WHAT I MEAN
12. NEVER MET A GIRL