道楽ねずみ

ドイツに関するものを中心に美術展,オペラ,映画等の趣味の世界を紹介します。

特別展「上海博物館 中国絵画の至宝」(東京国立博物館)

2013年12月13日 | 美術道楽
上野の東京国立博物館に特別展「上海博物館 中国絵画の至宝」を見に行きました。
特別展とはいっても、平成館では企画展「京都展」を開催していたので、上海博物館の方は常設展の中で開催されており、常設展の料金で見ることができます。
「閘口盤車図巻(こうこうばんしゃずかん)」(一級文物 五代時代・10世紀)というのは「清明上河図(せいめいじょうかず)」に匹敵する細かい人物描写で有名とのことです。
「煙江畳嶂図巻(えんこうじょうしょうずかん)」も見逃せませんが、この作品を描いた王詵は、宋代の画家で皇帝の妹を妻としていたそうです。
北宋、南宋、元、明末清初に至るまでの期間の絵画を楽しむことができました。

この上海博物館展も途中で展示替えがあり、前期と後期の両方に出かけたのですが、後期は最初の時期に出かけて、その時点では「京都展」の展示替えがなかったので、上海美術館展のみを見ましたが、その後、展示替えがされて池田本・洛中洛外図屏風が展示された後期の展示には結局行きそびれたのが残念です。