道楽ねずみ

ドイツに関するものを中心に美術展,オペラ,映画等の趣味の世界を紹介します。

ピグマリオン(新国立劇場)

2013年12月04日 | 演劇道楽
だいぶ前のことになりますが、新国立劇場から劇「ピグマリオン」のゲネプロに招待をいただきました。
オペラはかなり好きなのですが、普段は演劇はあまりみない道楽ねずみも有り難くご招待をお受けして、出かけて参りました。

まずはwikiから「ピグマリオン」の紹介です。
(引用はじめ)『ピグマリオン』(Pygmalion )は、ジョージ・バーナード・ショーによる戯曲。舞台、映画の「マイ・フェア・レディ」の原作にもなった。『マイ・フェア・レディ・イライザ』という日本語の訳題も存在する。1913年初演。英語の発音は「ピグメイリオン」なので注意。
教育によって淑女や「いい女」をというプロットは映画『シーズ・オール・ザット』『プリティ・ウーマン』などにも影響を与えていると言われたり、引き合いに出されたりすることが多い。(引用終わり)

それとHPからの引用です。
翻訳:小田島恒志
演出:宮田慶子
出演:石原さとみ 平 岳大 小堺一機
綱島郷太郎 増子倭文江 橋本 淳 春風ひとみ 倉野章子
佐藤 誓 櫻井章喜 橋幸子 三宅克幸 林 英世 水野龍司
中尾和彦 東山竜彦 柏木ナオミ 一倉千夏 竹内晶美 千田真司
五十嵐耕司 窪田壮史 川口高志 林田航平 井上沙耶香 森川由樹


花売り娘イライサの石原さとみの声はどうも聞き取りにくいと最初思いましたが、これはなまりのある役設定のためとのこと。後でわかりました。ビギンズ役の平岳大は嫌な人間の役にぴったりです。それと、イライザの父親役の小堺一機の演技はなかなかリアルで、浮浪者の役なのですが、演技で臭いが伝わってきそうな感じでした。それとビギンズの母親役も、おちついてとてもいい演技で、脇からしっかりと主役達を支えているという印象を受けました。
劇の冒頭の場面で、主立った登場人物が雨宿りの場で顔合わせをするのですが、その場の音響効果もとてもよく、自分までもオペラの帰りに雨に遭ってしまったかのような感覚を覚えました。
時々は新国立劇場に演劇も見に行こうかと思いました。

それと、本筋とは関係のない話ですが、翻訳:小田島・・というのを見て、自分が学生時代に現役の教授だった小田島先生まだご活躍なのかと思いましたら、あれま下のお名前が違うようで、どうも息子さんのようです。学者の世界ではこのようなことも珍しくないようです。

中劇場の様子





「ピグマリオン」11/12のゲネプロでみました。
上演期間は11/13から12/1まででした。