活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【5月17日】

2013-05-17 | 単行本

江戸時代は男尊女卑、と思っていましたが(そう教えられたような記憶があります)、いえいえ、女性は意外に力を持って男を動かしていました。江戸っ子らしく啖呵を切るのは男ですが、コントロールされているのです。将軍様も実は大奥のお局様やお年寄り(まぁ女中筆頭のようなもの)にコントロールされていたという感じでは。何しろ、当時は子どもが成長して大人になるのは大変なこと。その影には女性の力が必要で、男は育ての親に感謝するわけです。冷たくできるわけがないということです。

「江戸の女の底力 大奥随筆」氏家幹人 世界文化社

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