地球生命は5回の大全滅を食らったそうですが、有名なところは恐竜が滅びた白亜紀の大全滅という巨大隕石の衝突。その恐竜が生まれた中生代とその前の古生代との間にも大全滅があって、それはペルム紀全滅というのですが、9割の種がいなくなってしまったのです。その原因は定かではなく諸説があるのですが、怪しいのは酸素量の低下、二酸化炭素の増加、硫化水素の噴出などでそれらの複合要因とみられています。古生代末期はなんと大気中の酸素は35%まで濃度を増していて(石炭紀と言われ今の石炭を作った植物の大繁栄期)、そのおかげで特に昆虫は巨大化しました。1mもあるサソリがうろうろしていたなんて信じられません。昆虫は酸素量が増すと直ぐに体が大きくなることができるそうです。現在のオニヤンマが15cm位でいるのも酸素量の問題であり、当時は胴の太さが2cm、羽の差し渡しが30cmあったといいます。その酸素が一転12%まで低下。もう海岸にいても高山にいるようで、普段から喘いで生活するようです。ですからちょっとした山でもそれを越えられず動物界を仕切ることになります。その大全滅から生き残った種が5千万年かけて新たに進化し、恐竜の時代を迎えることになります。恐竜はどうして鳥に進化したのかを読んでいます。
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