活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【5月25日】

2011-05-25 | 選書

鎌倉幕府から室町幕府までの400年間の中世史を人を通じて概観した本、人物を読む日本中世史を読み終えました。歴史ブームですが、古代史、戦国時代、江戸時代に比べて、鎌倉から室町時代にかけてはいささか人気が落ちます。大河ドラマにもなかなかなりませんし、なってもあまり視聴率はよろしくない。原因はなにか、と思えば傑出した人物がいなかったからではないでしょうか。要は絵にならないのでありますね。この本に出てくる九条道家、三宝院満済、細川政元などは歴史教科書でも名前しか出てこない人です。その業績などはあっても1行くらいなものではないですか?(何しろ高校時代は世界史を取っていましたので、日本史のことはからきし記憶がありません)でも、今回少しはこの辺のマイナーなところを学ぶことが出来ました。

「人物を読む日本中世史」本郷和人 講談社選書メチエ

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