旅の帰りの長ーーいバスの中で新方丈記を読み終えました。内田百の終戦日記のようなもので、鴨長明の原作と同じく戦争と生活を綴ったといえます。本整理で出てきたもので、一度読んだはずですが二度目も味わい深いものでした。後半は百鬼園夜話で随筆が載っています。内田百は夏目漱石の弟子で芥川龍之介とも親交があった作家です。貧乏小屋のような住まいで暮らし、三畳三間に夫婦二人で暮らしていたと聞きます。それを苦にしない、物を持たない(辞書だけは別)生活ぶりがいいなぁと思います。
「新方丈記」内田百 福武文庫
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