世界最速コンピュータというのは日本の地球シュミレータというスーパーコンピュータ(スパコン)だというのはご存じの方も多いと思います。97年に開発が始まり2002年に完成しましたが、アメリカの並み居るスパコンを性能面で一気に抜き去り顔色を変えさせました。凄いのは日進月歩のコンピュータテクノロジーの社会において2年間にわたって首位の座をキープしているのです。それも2位から10位までは全部機種が入れ替わってるのにです。登場したとき2位の機種に対して5倍近い演算能力を持っていましたが、今でも2.5倍の能力を維持しています。
CPUを5120個も使っていますが、実はCPUの数では1位ではありません。アメリカでは見棄てられたベクトルプロセッサというのを使ったということが特徴であり、安価なスカラープロセッサを大量に使う物量型スパコンに対して日本の設計思想が勝利したということで、そこにこのスパコンの大きな意義があると言われています。もっともアメリカはこれを誤りと認め素早く修正したそうで、このあたりの姿勢はさすがです。
「コンピュータワールド7月号」IDGジャパン
CPUを5120個も使っていますが、実はCPUの数では1位ではありません。アメリカでは見棄てられたベクトルプロセッサというのを使ったということが特徴であり、安価なスカラープロセッサを大量に使う物量型スパコンに対して日本の設計思想が勝利したということで、そこにこのスパコンの大きな意義があると言われています。もっともアメリカはこれを誤りと認め素早く修正したそうで、このあたりの姿勢はさすがです。
「コンピュータワールド7月号」IDGジャパン