goo blog サービス終了のお知らせ 

活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【6月8日】

2024-06-08 | 文庫

今日も林芙美子の紀行集です。文庫の前半は海外もの、後半は国内ものにまとめられていて、海外ものを読んでから後ろを開いて国内ものを読むという感じで5編ほど読みました、国内編は下田港、奈良、京都、大阪で海外は満州(哈爾浜ハルビン)です。昭和の初めの頃の話ですが、紀行ものとしてとても楽しく読めます。
このブログも今日で7000日目となりました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【6月7日】

2024-06-07 | 文庫

林芙美子の紀行集下駄で歩いた巴里から北京紀行と私の東京地図をパラパラと読んでいました。林芙美子が30歳前後の頃、アジアも欧州も大戦の風雲急を告げる頃、女一人、ボストンバッグと帰りの旅費無しで旅に出るという大胆なことをしました。北京を大変気に入って20日も滞在し、ふらふらと歩き回りました。アヘン、ヘロインの香る前門街の夜を歩くなんて、現代でもできない技ですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【6月6日】

2024-06-06 | 文庫

コンスタンティノープルの陥落を残り半分、一気に読みました。再読のつもりで読み始めましたが、読んだ記憶が無いのですな。積読のまま本棚にしまったのでしょうか。こういう攻城戦というのは古今東西を問わず籠城する側と攻める側の人間模様が面白いです。特にコンスタンティノープルは東ローマ帝国の首都ということで、西欧人にとって特別な思い入れがある場所であり、正教会の本山でるためカトリックとは何回も公会議をもって合同を模索してきましたが、ついにかなわずということになりました。コンスタンティヌス帝の皇女がロシア公国に嫁いで、ロシアはローマ帝国の継承者と名乗りましたが、西欧は歯牙にもかけなかったようです。そもそもロシアは欧州ではないですからねえ。
この物語は生き残ったベネチア人、ジェノバ人、ローマ枢機卿などが後に残した回想記を丹念に読み込んで作られたものです。現地踏査も念入りだったそうです。イスタンブールに行ってみたいです。

「コンスタンティノープルの陥落」塩野七生 新潮文庫

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【6月4日】

2024-06-04 | 文庫

本棚にある塩野七生の作品、コンスタンティノープルの陥落を100P 程進めました。1100年間にわたって東ローマ帝国(ビザンチン帝国)の首都であったコンスタンティノープルはトルコに攻め落とされる頃にはほとんど都市国家になってしまっていました。攻め落とされた後は現在イスタンブールとなりトルコ最大の都市(欧州でも最大)となっています。世界史地図帳を眺めていた(高校)時代は東ローマ帝国が年代が下るにつれて、どんどん小さくなっていくのを見て不思議な思いで見ていましたね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【6月1日】

2024-06-01 | 文庫

ローマが好きで一度は行きたいのですがまだ行けていません。円安になったので航空券もホテルも高くなって敷居が上がっています。でも必ず死ぬまでに一度はと思っています。なぜそんなにローマに惹かれるのかというと、やはり古代ローマ帝国に惹かれているからでしょう。塩野七生のローマ人の物語の影響も大きいです。そのローマは東西分裂をしてから東ローマ帝国が生き残り、やがてビザンチン帝国と名を変えましたが、1000年以上に渡って生き長らえました。本棚にある塩野七生のコンスタンティノーブルの陥落を読んでいます。ローマ人の物語の完結と言うことです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【5月26日】

2024-05-26 | 文庫

容疑者Xの献身を読了。冒頭に出てきた殺人事件を湯川准教授と草薙刑事がどう解くか、大学の同期生でお互いに才能を認め合った湯川と石神との友情、石神の靖子に対する愛情は一途に終わるのか、などの伏線を絡めて終局は向かいました。冒頭の「結果」がただの結果ではなかったというのがこの作品を最後まで読ませる力となっています。2005年の作品ですが、ネットとか時流のものを使っていないので、背景の古さを感じさせないですね。今更映画ででも見ようかと思いましたが300円かかります。

「容疑者Xの献身」東野圭吾 文春文庫電子版

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【5月24日】

2024-05-24 | 文庫

東野圭吾は当代随一のミステリ作家で作品もファンも多いですが、自分は読んだことはないのです。金田一耕助を読んでいる過程で、東野圭吾の容疑者Xの献身が日本のミステリ史上の最高傑作である(直木賞、ミステリ大賞など5冠を取得)とあるのを知って、読むことを決意。ファンからすれば今更でしょうが、今日から読み始めました。今日は半分近く、9章まで進みました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【5月22日】

2024-05-22 | 文庫

奥武蔵の外れというか外秩父というのか天文台のある堂平山周辺を歩いてきました。電車に乗って行きましたが、電車で山に行くと3時間の乗車が必要で読書となります。先月の山行で読み始めた小松左京の短篇集は1/3読んだのですが、引き続いて今日は2/3まで読み進めました。次の電車での山行で残りを読みましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【5月21日】

2024-05-21 | 文庫

ヘミングウェイ全短編2を読み終えました。勝者に報酬はないでは14の短編が、その他3編の短編で構成されています。最後に有名なキリマンジャロの雪が載っています。これらの短編は1930年代のもので、フロリダのキー・ウェストに居を構えていた時代です。作品自体にケチをつけるのではないのですが、キリマンジャロの雪とフランシス・マカンバーの短い幸福な生涯は昔欧米人の間で流行っていたアフリカでの猛獣狩り(サファリ)が舞台です。野牛やライオンを撃ち殺して皮を剥ぐというのを楽しむもので、現代から見れば許されざる蛮行です(今でもやっている連中がいるらしい)。ヘミングウェイを楽しむというより、この頃の欧米人の神経にいささか腹を立てたりして読みました。ニコラス・アダムズが登場する作品はヘミングウェイの分身だそうです。そのニックが登場する父と子では少年時代の森での狩りが舞台で、リスとかうずらを狩猟するのですが、狩猟民族ではない自分にはこちらもいささかという感じでした。

「ヘミングウェイ全短編2」アーネスト・ヘミングウェイ 新潮文庫

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【5月19日】

2024-05-19 | 文庫

初夏の鳥、ホトトギスがやってきました。
今日もヘミングウェイ。死者の博物誌、ワイオミングのワインの2編です。死者の博物誌は戦場の負傷者と死者をめぐる軍医と将校の話。ワイオミング・・はフランスからワインとビール作りの移住者家族と狩猟でバカンス中の主人公との一時の触れ合いの話です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする