電池管を使ったいにしえのラジオ。今や目にすることもない代物です。
一応2WAY、アメリカ製です。
電池は今となっては手に入りません。アメリカでは未だ有るようです。日本は新しい物にすぐに転換してしまいますので、ラジオに限らず古い品物は使えなくなってしまいます。
A電池は単1を使い、B電池は9Vの電池を8本使いちゃんと鳴ります。
2WAYですのでAC電源でも動作するのでしょうが火を噴くと怖いのでやっていません。
A電池は液漏れが起きていましたので取り替えないと行けませんが、地震の影響で電池は全く有りません。
停電時、このラジオを使う訳ではないのですが、いざと云うときは多少役立つかなと思います。
今夜は停電の予定です。電気の点いていない暗いところで、電池管のかすかに点灯したヒータの灯りを見たかったのですが、電池切れではそれもかないません。
トランジスタラジオを聞きながら3時間待ちます。
のラジオをもらったことがあります。手に入れた当時
は大変高価なものだったようです。サブミニチュア管
を使ったラジオでしたが、電池が入手できず、鳴らす
こともなく、今ではどこに置いたかわかりません(三
十年以上も前のことです)。
今でも、ST管(42などかな)のラジオは健在です。
今は亡き叔父が自作したラジオです。
ケミコンが容量抜けをしてハム音が耳障りだったので、
高校時代にケミコンだけ交換しました。
懐かしい思い出です。
2Wayかは不明ですが、鳴らすのを諦めたので、
電池のみで動作するものだったのかな、、、。
昭和20年代の製造だったと思います。
なお手元には、古本屋で購入した「素人にも作れる
無線電話の実験(今井 紀著)」という本があります。
神田駿河台にある主婦の友社のラジオ部発刊の本です。
昭和二年の印刷で6刷ですが、初版は大正15年2月です
から、当時としては売れた本だと思います。価格は1円
70銭でした。部品の価格も載っていますが、真空管は
一本3~5円ですから、大変高価なものでした。
マイコンが100円未満で買える今と比べると、隔世の感が
あります。
たった今電気が点きました。3時間の予定が2時間でした。余裕が出来たのかな。
サブミニュチュア管、懐かしいですね。昔は電池式のポータブルラジオは高価で持っている人も少なかったと思います。
今のラジオに比べると大きいし、電池はすぐなくなるし、性能的には劣りますが、それが音を出す、何か健気な感じがします。
メーカ製と云っても、人がハンダコテで一台、一台作った、そんな名残のある構造をしています。
電子産業はこの50年くらいですごい進歩をしました。
このラジオを見ているとこの進歩を改めて感じさせられます。
時々聞いてみようと思います。
>名残のある構造をしています。
私の二人の叔父は、共に電気店を営んでおりました。秋葉原などから
仕入れた部品でラジオなどを手作りして販売していた話を聞いた記憶
があります。
>電子産業はこの50年くらいですごい進歩をしました。
そんなわけで、家の隣の物置にはお客さんから引き取った壊れた?TVが
いつも山積みでした。勝手に分解し、何度も怒られたことがあります。
現在は、電気製品も小型で蓋を開けるのも難しく、仮に中を見ても理解が
困難になっています。豊かな時代となりましたが、そうした意味では今の
子供たちは可哀想な気がします。