10MHz OCXOの再調整を試みてみました。
10MHz OCXOは3時間の通電、ルビジウム発振器は1時間の通電、その状態で
再調整です。
リサージュは調整前は6秒に1回転です。
何回か調整をしましたが余り芳しくなく、根性を入れて(息を止めて)ポテンショのネジを
リサージュを見ながら静止するように追い込んで行きます。
何回かやると調整のこつがつかめます。
測定の開始です。ストップウオッチの時間は3分55秒を示しています。
位相が動いて13分06秒を示しています。スタートから551秒経過しています。
さらに位相が回転して元の状態になった時刻、18分09秒を示しています。
最初から854秒経過しています。
位相が1回転するのに854秒かかっています。
ルビジウムとの偏差は1/854=0.00117096Hz と言うことですかね。
この後様子を見ましたが、回転は少しずつ速くなって行く様で、408秒で1回転しました。
一番いい状態は長くは続かない様です。
でも調整を念入りにやるとかなり安定した状態に持っていけそうです。
一旦電源オフ後には同じ精度になるのかは??分かりません。
後でやって見ましょう。どうなるかですね、
まあ、余り神経質にやるとストレスがたまります。
この発振器の精度ははこんなモノと納得する、精神衛生上ベターです。
さて、再策定の結果です。
1時間通電してリサージュの状態をみてみました。
16秒で1回転してます。先の調整後の時間に比べかなり短い時間です。
1 ÷ 16 = 0.0625Hz
これがこのOCXOの実力では無いかと考えます。
つまり、9999999.938Hz ~10000000.0625Hz の偏差が有りそうだと考えられます。
周発数が上がったり下がったりはしていません、周波数カウンタでは10000000.0Hzを表示
してますし、リサージュは何時も一方向に回転しています。
と言うことは、このOCXOの発振周波数は10000000.0625Hzと言うことになるのでしょうか。
あまり自信はありませんが。
2011/12/29 9:30 AM
前回の測定から9時間余り後の状態を調べて見ました。
リサージュは16秒で1回転していました。
どうやらこの状態で安定しているようですね。
また、1週間後に調べて見ましょう。
お馴染みの木材を使ったケースを作りました。
あちこち寸法のずれがあり無理矢理組み上げました。
普通の手鋸では切断面が垂直にならず難しいものです。
プロクソンの卓上鋸があれば正確に切断出来るのですが、、、、
そんなモノはありません。
手でしこしこ切りますのですごく疲れます、あまり長い間はやりたくありません。
金属よりは加工が楽ですが。
図面もなく頭の中のイメージだけで作って行きますので
適当も良いところです。
表に陸式ターミナルをつけようと思ったのですが赤のターミナルが1個で
黒のターミナルが有りません。
格好は良くありませんが端子板を使うことにしました。
裏面はACコードとフューズ ホルダが付いています。
たかだか24V、1Aですがトランスが大きく電源も大きくなってしまいました。
最初は格好良く作ろうと思うのですが、駄目ですね、適当になってしまいます。