ASIOとはドイツのスタインバーグが提供するオーディオ入出力用の規格で現在のオーディオカード(お値段が高い)はこのASIOに対応しているらしい。しかし、私の古いオーディオカード(マザーボードに搭載)はASIOとは全く関係のない古いものだ。
ASIO(Audio Stream Input Output)の特長は
1,低レイテンシ、つまりデータ送信から音が出るまでの時間の遅れが少ない、数ms~10ms以下。私のwindowsで使われているMMEでは200ms~500msらしい(自分で確認してはいない、色々書いてある情報ではそうらしい)。
2,マルチチャンネル、従来のwindowsでは2チャンネルだがASIOの場合は複数のポートを同時に出力出来るとか、これも自分では確認していないのでそう言うものか、、、と受け取るしかない。また、ASIOは色々なサンプル周波数、量子化ビット数のデータを扱う事が出来るらしい。
MMEの場合はOSが関与するカーネルミキサ経由で音を出すために遅延時間が大きくなるがASIOとASIO規格のオーディオカードを使うとカーネルミキサは通らず直接オーディオカードにデータを送り込むことが出来ることで遅延時間を小さくすることが可能になるとか。
ASIOはDTM(Desk Top Music)をやる場合に絶大な効果を発揮するのだろう。単に音楽を再生している分にはその効果は先ず感じないのでは、、、。
ASIOに対応していない古いオーディオカードでASIOを可能?にするASIO4ALL(Universal ASIO Driver For WDM Audio)なるドライバがある。これを入れて見ることにした。(パソコンもOSもオーディオカードも古く、新しい環境に出来ない)
http://www.asio4all.com/ からDLする。
このASIO4ALLドライバをインストールすることに依り、カーネルミキサを通らないカーネルストリーミング(windows2000以降に出来た機能らしい)から音を出せるらしい。
もう一つASIOを出力出来るMusic Player が必要になる。私はLilith 0.992をインストールしてみた。
http://www.project9k.jp/
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/43/61/629a03c56b3111f4353c909324319972_s.jpg)
Lilth 0.992の起動画面。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/45/7f/0f138c8016217cc7fc6795086af4d926_s.jpg)
出力デバイスをASIO(Project9k)、ASIO4ALL v2に設定。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/14/a3/869d4e950168eaa6e5993cfd0a807b02_s.jpg)
再生させながらノイズ(プチプチ ノイズ)が出なくなる最小のバッファサイズにする、最初はプチプチノイズが出ていたがバッファサイズを大きくしても止まらず、なぜかその内、出なくなってしまった。今は最小の64sammplesになっている。
Music Player ソフトはFoobar2000でもASIO再生が出来るらしいが設定が良くわからず試していない。
結果は従来のメディア プレイヤと比較してもほとんど変化(効果)なし、DTMでもやらない限りASIO4ALLの評価は難しい。