謹賀新年
本年もよろしくお願い申し上げます。今年はどんな年になるのでしょう？
兎に角、国民が幸せになる上昇日本であって欲しいです。
さて、新年はじめはIRLP（Internet Radio Linking Project）についての話題です。
430.960MHzをたまたま聞いていたところFMで綺麗な音で英語のQSOが入っています。これは何だろうと調べてみますとどうやらIRLPというインターネットを介在させたリピータの様な通話方式らしいことが分かりました。
IRLPはカナダのVE7LTD David氏を中心としたプロジェクトでかなり前から存在するようです。この方式は直接パソコンでの通話は出来ず、無線機とPCの間にIF ボードを入れたノード局を構築するか、または、自分の無線機を既設のノード局につなぐかすることで交信が出来ます。
私のところで430.960MHz（八王子市）が良く聞こえていますのでこのノードにアクセスしてみました。
アクセス方法は先ずこのノード局のノードIDを調べます。それに通話時に使用するTone周波数を調べます。
Tone周波数を設定後、DTMFで4桁のIDを送信します。そうすると、リフレクター（9100）に接続した旨アナウンスが英語で返ってきます。
接続状況は＊６６、切断は７３をDTMFで出せばアナウンスが返ってきます。
コネクトが成功すれば、そのまま（だれも出ていないのを確認）CQをだせばリフレクタ（9100）から音声が出て聞いている局があれば応答してくれる事になるはずです。英語でのQSOになりますので、実際のQSOまでは試していません。
その後、このノードにDTMFを出してもそのIDは存在しないとアナウンスが返ってきます。
https://status.irlp.net/index.php?PSTART=5&country=121で調べるとこのノードはIDLEになっています。IRLPは日本でのノード局は7局でそのほとんどがIDLEで休止状態の様です。
暫く日を置いてノードが再び９１００にlink状態になりましたので、再トライして見ましたがDTMFでIDを送信しても全く応答はありません。でも、時々英語のQSOは聞こえてきます。ノード局への接続は何回か試してみましたが出来ませんでした。ノード局と９１００の間はつながっている様ですので、試しに偶々聞こえてきたコールサイン（イギリスの様でした）をこちらからコールしてみましたが、応答はありませんでした。恐らく、私の信号はノード局で受信出来ているはずですから９１００に届く可能性を期待したのですが結果はＮＧ．
「私の推測」
ノード局への接続はTone,DTMFを使います。ノード局は兎に角この信号が来たら接続状態になりDTMFを送ってきた局のIDは識別できません。接続した局がQSOを終了したらDTMFで７３を送り切断しないと接続状態はそのままになり、別の今日がToneを含んだ音声を送信すれば９１００から声が出ることになります。八重洲のWiresーXはデジタルでID（コールサイン）を認識します。アナログ信号ではIDの認識は出来ませんね。
IRLPはIDの認識が出来ないために、私のアクセス（正確にはただ受信しているだけ）したノード局はサーバー（９１００）からの下り信号はそのまま流して私からの信号は恐らくブロックしているのではないかと思われます。
430.960MHzを聞いていても日本の局との交信は全く聞こえてきません。いたずらのDTMF等を防止する為でしょうかね。
ノード局のオーナーに聞いてみようかとも思ったのです、どうもWell Comeでもなさそうですので、止めました。
インターネットを利用した通話は、Peanut、Echolink、CQ100（有償、ただし日曜日は使えます）等が有ります。わたしの様なアパマンハムはアンテナが立てられず、ネットによる無線もどきを楽しむしか方法が有りません。V,Uは小型のアンテナで何とか電波が出せますがそれなりの制約があります。
八重洲のWiresーXは音があまり良くありません。兎に角、マイクに息を吹きかける様な状況ではかなり音質が劣化します。A/D変換器への入力が飽和しないようにAFレベルを管理するか、インジケータでレベル表示が必用ではないかと思っています。マイクの正面で喋らすマイク表面を横にして直接息が掛からないように喋る必要がが有ります。（私はWiresーXもノード局にアクセスして何局かとQSOを楽しみました。）
今回は残念ですが、ノード局につなげない（他人のふんどしで相撲をとる状態）状況では、どうしようも有りませんね。それから、日本に7局あるノードが2局を除いて休止状態と言うのもこのIRLPはあまり活発ではないのかもです。
