Fleur de sel 塩の華

フランス ボルドー コニャックも近いラロシェル海辺の家でオーガニック素材 新鮮な海と土地の幸の健康料理ご紹介致します。

初めて作ったイースターエッグ

2008-03-24 18:02:06 | 私の住む街とフランスの紹介
今日は復活際(イースター)の翌日の月曜日 祭日。お天気が悪くてとても寒いのので皆さん家族団欒家の中でなのでしょう とっても静かな一日でした。
卵の形のチョコレート何週間も前から 沢山お店に出回っていました。庭に隠してそれを子供達が走り回って探す行事はもう成人した娘と楽しむ事はないけれど 初めてイースターエッグ作ってみました。



昨年の復活祭の時ベルグラードに住んでいた娘からお友達のお母さんが作ったという
綺麗なイースターエッグの写真を見せてもらい(昨年この記事でご紹介)昨日急に思い立って作って見たくなったのです。私の作ったものは本当に単純なモチーフで恥ずかしいのだけれど。

作り方もあまりよく判らないので(娘は詳しい事は聞いていないと言うし)
(フランスのネットにはチョコレートで作るものが大半。中味を抜いてチョコレートを流したり 殻に色つけ絵を描いて楽しんだりのものが多いです。)

その後卵食べる食べるのだから 毒ではない植物 たんぽぽやクローバー 若い小さな楓の葉 パセリにフェンネルに小さな野の花を摘んで色々試してみたけれど これ以外と難しいです!!!

2回に渡り作成。初めは卵白(米をつぶして糊にしよしようかとも思ったけれど)を塗って卵に貼り付け 痛んだストッキングに包んで見たけれど ずれてしまったり フェンネルのような細かい柔らかい葉は煮ているうちに解けて模様出ず。楓のような葉は厚みがあるので葉がぴったり貼りつかず卵の間に液が入りモチーフがよく出なかったり。花と一緒の凝った模様は何だか解らないようなものになってしまったり。

2度目にはパセリやクローバー シンプルな形な素材をさった湯がき貼り付けたら(初心者なのだから欲張ってはいけないのですよね。笑)これは割りとうまくいきました。薄い葉のものがぴたっとくっ付いて鮮明なイメージが出ます。

色付けは玉葱の皮にパプリカを加えたもの 卵を入れる前に何分か色がでるまで煮て卵がかけないように塩を入れ(色が冴えるのではと思い お酢もちょっぴり入れてみました)15分ほど煮て一夜そのままに。

2度目は前回残りの同じ汁を使用 玉葱の皮を追加して30分位煮てから5時間ほど後で試してみたら1度目より濃くがついていました。





ビーツの皮でも試してみたけれど何時間経ってもあまり色がつきません。最後にあせって玉葱の皮の煮汁の中に入れて放って置いたら ほら上の写真の真ん中のように茶色く色付きました。



ストッキングに入れる代わりに(これ筒状を切らないと素材が動いてしまいます)このようにガーゼに包んでしっかり紐を結び動かないようにすると簡単です。




ところで2回目に作る時 白い殻の卵で作りたいと思い探したのだけれど何処のスーパーに行っても置いてないのです。赤玉のみ。日本でもそうなのでしょうか?
市場に行っても同様。(小型種の雌鶏の卵は白いもの多く時折見かけるのだけれど)

やっと見つけた白い卵はアヒル(雌鴨)の卵。
卵黄 こんなに艶があるのですよ。殻も薄くて光が通ると透き通ってみえるのですよ。お値段 鶏卵の2倍以上するので勿体無いので使用しないことに決めました。(笑)



卵だらけ。皆で朝食に一つずつ。今夜はビーツとじゃがいものサラダに入れようと。 明日は卵のココナッツカレーにしようかとも。20個試しに作ってしまったので翌々日も卵料理続くでしょうね。あひるの卵もあるし。お友達にプレゼントとも内心。(苦笑)

昨夜はオニオングラタンスープでした。何しろ玉葱皮の量わからないからかなりの量剥いてしまいました。でも我が家皆玉葱大好きだからそれは好いのだけれど。

もう一度まだ少し残っている野性のすみれで挑戦したかったのだけれど娘に卵ばかりは体によくないわと睨まれたので来年に持ち越します。今から宣言してよいのかしら?


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じゃが芋のガレットに魚の塩釜焼き

2008-03-20 17:49:58 | 献立 menus
スイスのロスティに似ているじゃが芋のガレット(ポテトケーキとでも言ってもよいのでしょうか?) 私の好み。料理のアイディアに欠ける時に出てくる私のクラッシック版レシピです。



今日のガレットは昨夜作ろうと準備 都合で作れず一日冷蔵庫で置いたので水気が出て少量小麦粉を入れたら 家族の皆に固いよ、いつものガレットじゃないとブーブー批判されたものです。

いつも作るガレットは此処にレシピが。このレシピは美味しいと思います。パセリなど好みのハーブを入れてもね。

今日は小さ目に 2枚焼いてデコレーションケーキのように重ねてみました。娘が友達を連れてくると言ったのでいつもより分量は多いです。



後はシンプルな豚肉のローストにキャベツのソテー。
豚肉生姜焼きにしてもいいなと思ったけれど大蒜のすりおろし ローズマリー 塩 こしょう 白ワインで1時間程マリネしたものをフライパンの中でオリーブオイルで焼きました。
キャベツはいつもの我が家風。一度熱湯で湯がいてから 千切り バター オリーブ油半々で 大蒜 玉葱 クミンと炒めました。湯がくの とクミン はお腹の中でガスが醗酵しないよう 消化のため。ことに主人必要みたい。




ところで先日メーグルと言う魚について書きました。前にご紹介しようと思い 写真が寂しいのでボツにしていたもの見つけたので今日。




メーグル 800Gほど



鯛 鱸 に似た味と前に書きました。というわけで鯛 鱸等の魚にこの調理法はとても合います。

新鮮な一匹のままの魚(洗って水をペーパーでよく取り除いておく)のはらわたを取り除き洗った後好みで大蒜タイムローリエを入れ うろこはとらずに
まず荒塩を敷き魚を載せ 残り半分の荒塩を載せ しっかり形を整えてオーブン220度で 下段に湯を張ったボールを入れ この大きさの魚なら30分ほど焼くだけです。(1Cほどの厚みの塩上下に必要)100G増えるごとに3分追加。




塩を除くとうろこのついた皮も一緒につるんと剥けて(写真では剥かなかったけれど 苦笑)本当の新鮮な魚の味、塩釜かな?
フランスではオランデーズソースのようなものを添えます。(オイルの代わりに溶けバターで作るマヨネーズのようなソース)

魚と同量++の荒塩を使います。私の住んでいる土地は塩の生産で有名な土地だから 新鮮な魚も豊富だからローカルレシピに挙げられています。お塩の高価な土地では贅沢なのかも知れませんね。


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バターの少ない素朴な林檎ケーキ

2008-03-18 09:12:01 | デサート desserts
最近になってコンフィチュールが美味しい物だと思うようになった。と 午後の紅茶や夜の菩提樹(Tilleul)のハーブティーにマーマレード等入れて楽しんでいる主人。
あらっ、これは最近御菓子を焼いていないかしら と 解釈する私。



スタイルのためにバターの少ないお菓子を と 決めたのがこの御菓子。
今年もう最後だよ と土地のお百姓さんに言われた ベルシャールと言う種の林檎もあることだし。
このベルシャール 酸味と甘味が程よく調和 歯ごたえもあり ジューシーなのでそのまま食べるにもぴったりの林檎 で ことに娘のおやつに買い置き。

失敗しました。写真を見れば皆さんすぐお解かりになると思うけれど。
答えは最後にして まず材料から始めましょう。

 材量 (小さめの18cm 5cmの深さの型)
A
*林檎大 3
*バター 20g
*バニラ入り砂糖 20g

B
*卵 3
*砂糖 60g
*バニラエッセンス
*小麦粉 90g
*シナモン 茶匙1
*バター 20g 溶かして少々冷ます



 作り方

1 林檎2個皮を剥き 2つ切り 芯を除き 半径のいちょう切りにする。

2 フライパンに A のバターと砂糖を入れ バターが溶けカラメル化したら林檎を入れ1分ほど林檎に綺麗な色がつくまで絡める。

3 残りの1個の林檎は皮を剥き サイコロ切り。2のフライパンに残っている汁の中でさっとフライパンを洗うような感じで炒める。(焦げるようだったら水を少し加える

4 底にクッキングぺパーを敷き高さの部分にはバターを塗り小麦粉を軽くはたいておく。

 底に2の林檎を綺麗に飾り並べる。

 B の卵 砂糖 バニラをボールに入れ 湯煎にかけ3倍(弱)程までボリュームが増すまで泡立て器で攪拌する。(下の鍋には半量ほどの湯を張り ボールの底が湯に触れないような小さな鍋を選ぶ)

 ボリュームが増したら湯煎からおろし冷めるまで更に攪拌し続ける。

 6に振るっておいた小麦粉とシナモンを加え 更に溶かして荒熱のとれたバターをたらたら少しずつ加え ボリュームを落とさないようにデリケートに混ぜる。

9 底の綺麗に並べた林檎 の上に 7を半量流しサイコロ切りの林檎を載せ 更に半量を流す。

10 180度のオーブンで30分ほど焼く(竹串で焼け具合をテストしてください)
 5-10分 荒熱を取ってからグリルの上に型抜きして冷ます。



私のエラーみえみえ。クイズにもなりませんよね。

綺麗に並べた林檎の上に液を流し始め。あっ。小麦粉とバターを入れるのを忘れたわ。あわててスプーンですくってみたけれど下の林檎すでに動いてしまって。もう全部林檎とふわふわの生地を壊さないようにさっと混ぜ焼いてしまいました。

しょっちゅうです。お菓子つくる時何故か他の事を考える悪い癖。小麦粉や砂糖の入れ忘れ。まあいつも途中で気がつく幸せには恵まれ何となくごまかしてはいるけれど。
砂糖と塩の間違いはまだないのは自慢。(昔祖母がお客様のコーヒーに塩を間違って添え 驚愕の声を聞いた事が在り忘れないためかな?甘いものの好きな方で山盛り3杯くらい入れたみたい)(笑)

混ぜないで焼いたら林檎の味がもっとアクセントになったのではないかと思います。次回にでも。

紅茶にマーマレード入れなくてもいいわよのティータイム。

とても軽いね。

ということはもっとリッチなお菓子が欲しかったのだわ とまたまた理解した私。



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メーグル(白身魚)のラビゴットソース的ハーブソース

2008-03-16 17:32:07 | 魚貝料理 poissons
今日は前にご紹介したこともあるメーグル(Maigre)の切り身を使ったあっという間に出来てしまう料理です。



メーグルと言うとフランスの形容詞で痩せっぽちと言うことなのですが 1メール程まで大きく成長する魚です。味は鯛と鱸の間のよう。ボルドーを流れるジロンド河の河口近くの海を中心に私の住む大西洋岸の海で取れる土地の魚 水揚げされたものは新鮮当地では割と手頃な魚です。

一匹のまま塩焼きが一番好き。でも今日は切り身を買ったのでこのように。

魚があまり見えない写真ですね。(苦笑)ご免なさい。
作り方は簡単です。

魚両面に塩こしょう。小麦粉を軽くはたきオリーブオイルにバターを少々入れてムニエルに。

ラビゴットソース的ハーブソースの準備。

 ラビゴットソースはケーパーやピクルスやエシャロットハーブを入れた(ゆで卵の入るときも)酸味と香料の効いたビネグレッとソース。
バターを使い暖かいラビゴットソースもあります。
ゼラチン質の多い煮こんだお肉 豚の足 とか子牛の頭とかを食べるときに使うソースです。(気分悪くしないでくださいね。美味しいものですよ)

さて今日のソースは ケーパーやピクルスの代わりに固めの酸味のあるトマトのみじん切りを入れました(ラビゴットソースから逸れてしまったけれど。次回正式なもの利用のお料理ご紹介致しますので。。。)

2-4人分

 レモン汁 大2
 オリーブオイル 大4
 エシャロット 1 微塵切り
 ニンニク 1片 すりおろしたもの
 マスタード 大1
 塩 胡椒
 トマト 小 1 皮むき微塵切り水気を絞った物
 パセリ 大 1
 シブレット(万能ねぎ、あさつき) 大 1
 フェンネル
 他の好みの新鮮なハーブもどうぞ

を入れてかき回せ熱々のムニエルの上に庭の芥子の若葉のサラダを載せただけです。



春に入り ぼうぼうの庭 雑草を除きながら沢山新しいハーブの若芽や野生のふだんそう 野生のアサツキ(ポワロー ド ヴィーニュ) 沢山収穫しました。
我家除草剤も肥料も撒かないのでやせて入るけれど生えているものは安心して食べることができます。笑
でこの料理 サラダに香料は全部庭産です。

上の写真はふだんそうにあさつき。



これはふだんそう。
若い葉を摘んでさっとゆでただけでほうれん草より少し歯ごたえもしてとても美味しいのですよ。ちょっとほろ苦さにつるんと言うのどごし。私好みです。野に育つものは精が強いから健康には良いのではと思っているのだけれど。(後で調べてみます)

今日のお魚の付け合わせにこのふだんそうと浅葱 ニンニク とでさっとオリーブオイルとバター半々の中でソテーしたものを添えました。
キャベツの湯がいたものを同様にソテーしたものこれには消化のためにクミンを少量加えて。




あっ。これは今日のオードブルでした。
ブッシュ ア ラ レンヌ (Bouche à la Reine)
昨夜食べたクネルのワインソース煮が半端に残っていたのでそして年末忙しかったら楽をしてこれを使おうと思って買った市販のパイケースに詰めてオーブンで温めました。

付け合わせのサラダは芥子の若葉にフェンネル そして本当に小さいふだんそうの
若葉。味がするサラダです。ふだんあまりサラダもりもり食べる主人ではないのに私の倍程。私が遠慮しているの知らないで食べないの?と全部きれいに食べていました。(写真の他にも もっとサラダ用意したのだけれど。)



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春日和に御寿司が食べたい

2008-03-14 19:27:05 | 日本料理 惣菜料理 Japonais
二月中暖かい日が続いたのに下旬から3月の上旬にかけて天候の悪かったフランス。霙どころではなくヨーローッパ ドイツ ベルギー 北フランス 等など 嵐の被害多かったです。暗い気候の中お雛祭り気分なく御寿司作り損ねてしまいました。



今日は朝からぽかぽか。暖房 止めようという夫。でも朝晩は寒いからと頑張る私。
三月四月のフランスの気候は気紛れ、シャンソンにもずいぶん歌われているけれど。

朝から家族の会話の中で何か御寿司の話題が出ています。娘の友達が食べて美味しくなかったとか何処で美味しい日本料理は食べられるの?などの会話から始まったのだけれど。
今 フランスあまり大都市でもないラシェルだけれど 大手の流行スーパーで寿司セットだいぶ前から売っています。
正直言って美味しくないです。試食させてくれるので色々食べてみたけれど。
赤ピーマンなど色付けに巻き寿司に入っているし。その他の組み合わせも色の組み合わせだけ味考えず。割合高い値段で売っていて私は少し恥ずかしい想いで売り場の前見ないようにとおり過ごします。



作ろうと準備した御寿司ではなく冷蔵庫掻き合わせ。今朝 家族との会話で何となく今日のお買い得品の鮪の切り身200gの物買ったのもきっかけになったかも。

タルタルの御寿司もハプニングで あまり褒められるような出来栄えではないけれど(御寿司あまり作らないので下手です)こんな感じ。
久々です。私は食べたかったから一人で満足。皆残したっていいよ。ママが食べるから!!!



ほうれん草の胡麻和え風に見える物は庭の野生のふだんそうの胡麻和えです。

野生のふだんそうとその御料理については又翌日にでも。

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