登子の山ある記

唯一の趣味であるハイキングの記録。登山道に咲く花々、山頂からの展望写真を添えて。

南アルプス: 上河内岳~茶臼岳~易老岳

2007-06-09 | 南アルプス
2007年6月5日(火)~7日(木)

《往路》 6月5日(火)JR新横浜18:53 ⇒ 名古屋20:22 ・・ ⇒ 易老渡23:30(泊)

《歩行》 6月6日(水) 
易老渡04:32~便ヶ島5:00~西沢渡5:45~薊畑9:38~聖平9:54~上河内岳13:26~茶臼小屋16:00(泊)=行動時間11時間28分


《歩行》 6月7日(木) 
茶臼小屋5:49~茶臼岳6:34~易老岳9:05~面平10:58~易老渡11:53=行動時間6時間04分


《帰路》 6月7日(木) 易老渡 12:00・・ ⇒ 高速バス・飯田16:19 ⇒ 新宿 19:45



6月6日(水)
朝、易老渡で出発の用意をしていると、『光岳への登山口はどこですか』ともう1台停まっていた車の人が聞きにくる。
日帰りで、光岳をピストンするそうだ。

山岳週報を見ると、どの山も例年より残雪が多いようだ。
12本爪アイゼンを持ってきて、正解だった。

上河内岳手前の雪渓は見上げるだけで、びびった。
登り始める前に気合を入れ、我とわが身を励ます。
木1本とて生えていないから、滑落したら途中で止まらない。
途中2度、小休止を入れて無事登りきる。

それだけで、終わらない。
コース中、最難所が待ち受けていた。
雪壁がルートを遮って、屹立している。
リーダーの判断で、雪面を下らず、草付き崖に取り付く。
徐々に高度を下げ、ルートに降りる。
冷や汗、マジこわかったっす。 

茶臼小屋に着くなり、水場で乾ききった喉をうるおす。
夕食時には、味噌汁・スープ・コーヒーと水分を存分に摂取する。

【荷揚用ケーブルで川を渡る】 動力源は腕力のみ、ロープを引っ張ると進む。


【薊畑】 聖岳が見え隠れしている


【上河内ガレの横を通る】


【長大な雪渓を最上部まで登る】 途中で気が付くと、カモシカが岩に立ち止まって高みの見物をしている。
こちらは命がけで、カモシカの写真どころじゃない。


【上河内岳の山容】 右の雪渓がルート


【一番の難所を振り返る】 雪壁でルートが途切れている。
雪壁の上をわたり、草付き崖をソロソロ降りた。


【左から聖・赤石・荒川】 左端に小さく見える聖平小屋横を通って、ここまで到達。上河内岳から


【左、笊ヶ岳】 右は布引。上河内岳から


【最奥、池口岳】 手前はこれから行く茶臼小屋へのルート。上河内岳から


【上河内岳】 やったね 


【光岳】 上河内岳から


6月7日(木)
朝、目覚めると降っている。
ガスもたちこめ、あたりは真っ白で視界がない。
雨具を着込んで出発する。
雨で雪は緩んでいるので、アイゼンは不要である。

ガスでまわりの山が見えない。
雪に隠れてルートが判りにくい箇所がある。
夏道に出て安心する。

易老岳からは、急な下りが易老渡まで続く。
濡れた木の根で滑る。

晴れてきて、気分がよい。
原生林や新緑をめでる。

膝の疲れは極限に達し、チンタラ歩く。
沢音が聞こえはじめてから、九十九折を何度も繰り返す。

吊橋にゴールインする。

【茶臼岳】


【雪渓で雷鳥が鳴いている】


【ガスの中、雪渓を易老岳へ向かう】


【易老岳】


【原生林を行く】 面平付近


【鮮やか新緑】 面平付近


【ゴールの吊橋】


【ヒメイチゲ】


【行者ニンニクの群生】


【ショウジョウバカマ、左は行者ニンニク】


【キバナシャクナゲ】まだ蕾


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2 コメント

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来年も行けるといいね~~~ (而青)
2007-06-18 17:34:37
4年前は、これを、10時間31分で日帰り!
去年は、14時間避難小屋泊まり!
今年は、実に16時間。
それでもまだ、コースタイムの18時間には2時間の余裕。

老いの足音は、ヒタヒタと迫り来る!
果たして来年もこれが出来るか否か?

日々の精進は怠りなくも、如何せん加齢に勝つ術を見いだせず!グスグス((o(T^T)o))バタバタ
返信する
トレーニングが過激 (登子)
2007-06-20 19:59:42
過ぎたるは及ばざるが如し。

すこーし控えめにがよろしいようで・・
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