モンテッソーリ子どもの家アイアイ

愛知県刈谷市モンテッソーリ教室です。
子どもたちの主体的な活動を大切にしています。
(since 2009)

エコなそうじ(ほうきとちりとり)

2010年06月30日 | 日常生活の練習

2歳くらいのお子さんは、お母さんの真似をしたがりませんか?
そうじきをかけたがったり、洗濯物を干したがったり。
そんなときに、丁寧に教えてあげるとよいですね。

これは、わが家のほうきとちりとりですが、
息子が2歳くらいのときに、よく一緒に掃除しました。



子ども用のものを用意してあげるとよいと思いますが、
わが家の場合、「同じものが使いたい」というので、
これを使っていました。

そして、エコな掃除の仕方です。
1.要らない新聞紙を水にぬらし、しぼる
2.ぬれた新聞紙をビリビリにやぶる
3.掃除したい部屋にばらまく
4.集める場所を決めて、ほうきで掃く
5.ちりとりで集める

息子は、好きでよくやりました。
散らかしてるだけってこともありましたけど、
適当なところを見計らって、終わりにします。

これは、ぬれた新聞紙がほこりを集めてくれて、
舞い上がりません。
フローリングも畳の部屋も掃除ができます。

※息子ではありませんが、
使いやすいほうきとちりとり。
[REDECKER/レデッカー]ミニダストパンセット (白)


小さい子ほどやりたがります。
そんなときは「敏感期」です。

当然最初はうまくできないのですが、
教えるのが面倒、散らかすだけ、時間がかかる、
大きくなってから教えればいいと思っていると、

敏感期は過ぎて興味がなくなってしまうかもしれません。

事実、息子が大きくなってからと思っていたことって、
今になると、
「お母さんがやって」「めんどくさい」「時間がない」って。

「時間がない」
ホントにそうなんです。

小学生ともなると、家にいる時間が極端に少なくなるし、
夕方、学校の宿題やるだけで時間が過ぎ去っていきます。
通学時間が長いこともありますが。

幼稚園に入る前の親子の時間って、貴重だったんだなぁと
しみじみ思います。今更なんですけどね。

入園前のお子さんって、自己主張も強くなってきて、
大変だと思いますが、親子の時間、満喫してくださいね。


ぜひ、こちらもお読みください。
モンテッソーリ教育を初めて知る方へ
マリア・モンテッソーリ
モンテッソーリに関する書籍

モンテッソーリ子どもの家アイアイ クラスのご案

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こすずめピーちゃんの旅立ち(小1息子)

2010年06月27日 | 子育て記録

以前、息子が拾ってきたすずめ(息子命名:ピーちゃん)は、
アイアイに来ている子どもたちにも人気でした。
「息子の拾得物2(小1)」

さて、その後どうなったかというと・・・

天気がよければ、ダイニング前のウッドデッキに
鳥かごをさげて、外に出していました。
そして、ヒマさえあれば、ピーちゃんを観察していたところ、
小さな鳥かごの中で、毎日、羽ばたく練習をしていました。




最初はぎこちなく、何度も失敗するのですが、
(失敗すると、びっくりしたり、あわてていました)
上手になるまで、繰り返し、繰り返し、
同じ場所から下りて、同じ場所へ飛び上がっていました。

それが納得できるようになると、
さらに遠くへ、さらに難しい場所へ飛ぶ練習をしていました。

誰からも教えられていないのに、
自分で、これから習得しなければならない動きを知っているのか、
と思うほどでした。

毛虫がやわらかい葉っぱを食べるために、明るい光を探したり、
子どもが環境の中から自分に必要な「お仕事」を見つけたりするのと同じ
「自然の法則」ということでしょうか。

ピーピー鳴いていたのが、チュンチュンっぽく鳴くようになっていたのに、
今度は、他のすずめが遊びに来ても、鳴かなくなってきてしまい、
そろそろ、自然に帰さなければと、いろいろ調べまして、
「ヒナのレスキュー&育て方」(↓)を参考にすることにしました。
http://www.asterisk-web.com/sparrow_club/resq/3.htm

部屋の中で自由に飛ぶ練習をさせてから・・・と
あったのですが、部屋の中は抵抗があったので、
ウッドデッキにアミを張ることにしました。
そして、夫が5時間かけて簡易鳥小屋作りました。
(私も手伝いましたよ)

小屋の中に放してあげても、パタパタとぎこちなく、
まだ遠くまで飛んでいけないかな
という感じでしたが、暗くなってきても、
上の方にとまったままだったのが、もぞもぞしているうちに、
アミとアミの隙間にもぐりこんで・・・
「あっ!!!」
という間に、前のお宅の屋根を越えて、
バタバタと飛んでいってしまいました
簡易鳥小屋が完成してから、2時間後のことでした。

あまりに急な出来事で、がっかりしましたが、
一番がっかりしたのは、夫かもしれません。

子どもの巣立ちって、こんなものなのかもしれません。
親がまだまだと思って、いろいろ準備してあげても、
その子自身の巣立ちの時期が来れば、
きっと自分で巣立っていくのでしょうね。

無事でいるといいね、と願っていたのですが、
数日後、ぎこちないピーとチュンが混じったような
聞き覚えのある鳴き声が聞こえたので、外を見ると、
家の前の木の枝にピーちゃんらしき、すずめが!
飛び方も、まだぎこちなく、パタパタして、
しばらく、枝から枝に飛び移って、遊んでいました。
元気でやっているようで、よかったです。

簡易小屋・・・外そうと思っていたのですが、
雨続きの週末で、まだ当分、このままの状態が続きそうです(涙)

 

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息子の拾得物3(小1)

2010年06月17日 | 子育て記録

この間、座っている息子のズボンのポケットから
ポロッと落ちたもの・・・。


ダンゴムシ


たまたま、夫が見つけて、
他にも入っていないか確認してくれましたが。

息子いわく、
「石はいいのに、どうしてダンゴムシはダメなの?」と。

「ダンゴムシ、知らずに洗濯したらどうなるの?」

「あー。そっかぁ」とのんきな息子。

息子を持った母親の定めでしょうか

それ以来、洗濯するズボンのポケットを
息子に確認させているのは、言うまでもありません・・・


ちなみに、
私の従兄は、小学生の頃、
ひきだしにカマキリの卵を入れておいて、
たまたま掃除したおばが、ふ化した小さいカマキリの大群を見つけて、
悲鳴をあげたという逸話が残っています。

男の子のお母さん、がんばりましょうね

 

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「いのちのひみつ」【モンテッソーリ関連書】

2010年06月15日 | モンテッソーリの書籍

新しいいのちを授かったあなたへ
 いのちの誕生から最初の3年間に注目!
いのちのひみつ
  医学博士 シルバーナQ.モンタナーロ
  訳・監修 マリア・モンテッソーリ教育研究所
  KTC中央出版

妊娠されている方、3歳未満のお子さんがいらっしゃる方におすすめです。
脳や発達の仕方など、医学的に書かれていて、
論理的に説明された方が納得できる男性にもいいかもしれません。

胎児期からすでに脳は、ものすごい発達をしています。
準備することや大切なことなど書かれています。
生後2ヶ月までは母子共生期であるため、大切にされなければならないこと、
父親の役割、離乳、ことばの発達、3歳の反抗期についてなど・・・。

もっと前から、知っていればよかったなと思うこともあったので、
ぜひ、これからの方には、おすすめします。

でも、理想は、あくまでも理想であり、
理想どおりできなかったとしても、子どもは成長します。
現に、理想どおりできなかったけれど、息子は日々成長しています。

幼児期には2度チャンスがある
―復活する子どもたち!(相良 敦子著/講談社)

 という本もあります。
 3歳すぎても、大丈夫!
 大きくなっても、環境次第で子どもは変わります。

今でも、うまく行かないこといっぱいあります(汗)
ほんとに、子育ては、自分育てです。
過去のことは、いつまでも後悔してないで、
今後どうすれば、よりよい環境を用意できるか考えていきたいです。

↓書籍の一覧はこちらを参考にしてください。
モンテッソーリに関する書籍

 

2013.12追記
いのちのひみつ
第1部 「生命への援助」としての教育
 第1章 誕生までの日々
     はじめに
     神経組織の発達
     胎児の感覚的な豊かさ
     胎児の自分の存在を実感する感覚
     妊娠中の母子関係
     胎児の意識
     誕生への準備
 第2章 誕生-分離と愛着
     誕生しても変わらない母子関係
     新生児のよりどころとなる胎内記憶
     分離と愛着
     誕生後に始まるもう一つの胎児期
     新生児が無力であることの意味
     新生児が基本的に必要とすること
 第3章 生後6~8週までは母子共生期
     母子共生期の重要な意義
     健康なからだを育む食べ物
     人間関係を育む食べ物
     いのちの持つ知恵
     基本的信頼
 第4章 父親の存在
     「父親」とは何でしょう?
     両親がいることの重要性
     妊娠中の父親の役割
     出産時の父親の役割
     母子共生期を守る「防壁」
     自主性と自立への導き手としての父親
第2部 おとなが子どもに対してすることすべてが「教育」
 第5章 母親が子どもの世話をすることの意味
     母親としての世話とは何でしょう?
     「抱く」ということ-授乳と親密さ-
     赤ちゃんに「触れる」ということ-お世話と社会的なかかわり合い
     「こころ」と「からだ」との結びつき
 第6章 子どもとの交わり
     はじめに
     新生児のことばのない交わり
     母と子の間に見られる特別な交流
     交流を通して得られる知識
 第7章 脳の潜在力と吸収する心
     驚くべき脳
     人間コンピューター
     ふたつの脳半球
     吸収する心
     人間の精神を構成する要素
 第8章 離乳
     食べ物と自立への関係
     環境と新しい関係を築く
     離乳への準備
     混合栄養と人工栄養
第3部 統合された人格の発達に向けて
 第9章 調和ある動きの発達
     はじめに
     運動の発達の諸段階
     動くための環境
     動くことと知識との関係
     運動の発達から見た衣服の重要性
 第10章 ことばの発達
     話しことばの神秘
     言語発達の段階
     母国語以外の言語を学ぶことについて
 第11章 最初の3年間に見られる発達の危機
     はじめに
     誕生という危機
     離乳という危機
     反抗という危機
 第12章 幼児教育と人類の未来
     終わりに 

 

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子どもがストッキングを触るのは?【触覚】

2010年06月08日 | 感覚教育

息子が行っていた園の2歳の女の子(プレクラス)で、
私の服を必ず触りに来る子がいました。

モヘアの服の時は、
「ふわふわ~」

ポリエステルの服の時は、
「ツルツル~」
「きれ~い」(服のことですよ)

今、【触覚の敏感期】(さまざまな感触を楽しむ時期)
なんだなぁと思いながら、触らせてあげていました。

少し前ですが、
入学式でスーツを着て、玄関に立ったところ、
座っていた息子が私のストッキングをはいた脚をみて、
「ツルツル~」「きれい~」と触ってきました。
一瞬「えぇーっ!」と思いましたが、
まだまだ、敏感期ってことでしょうか?

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相良先生の著書
親子が輝くモンテッソーリのメッセージ―子育ち・子育てのカギ
(河出書房新社)
で、スリップやストッキングを触ってくる男の子の話が
載っていましたが、エッチだからじゃないんです。

この本の中で、モンテッソーリの言葉が紹介されています。
「発生学的にみると、手と脳は同じ外胚葉からできているので、
子どもが手で触りながらさまざまな抵抗度の違いを確かめている
ときは、脳も刺激されている。だから、そのときの子どもは
小さな科学者なのだ」と。

続けて、相良先生は、こう書いています。
 子どもが熱心に触る姿を見て、「小さな科学者だ」と感心するか、
 「触っちゃダメ」と叱るか、その相違は「感覚の敏感期」を
 知っているか知らないかにかかっています。
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子どもの感覚、大事にしてあげたいですね。

 

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