モンテッソーリ子どもの家アイアイ

愛知県西三河(刈谷市)にある少人数制のモンテッソーリ教室です。
子どもたちの主体的な活動を大切にしています。

母乳はいつまで?指しゃぶりの弊害は?

2013年12月10日 | 卒乳・おしゃぶり・指しゃぶり

モンテッソーリの名古屋研修での話題。

「1歳すぎても、母乳をあげ続けることがよいのかどうか」


口の動きとして、母乳を吸う動きと物を噛む動きとは違うものであるということ。
母乳を吸う動きは、上あごの骨を押し付けて吸う。
いつまでも母乳(または哺乳瓶)を吸っていると、
上あごの骨(吸啜窩)がいつまでも下に降りてこない。
(ストローで吸う動きとは違う)
話すためには、上あごの骨は、降りていないといけないので、
話し始めるころには卒乳(断乳)した方がよい。
また、精神的な自立にもかかわってくるということです。

確かに母乳が誕生直後の子どもによいことはわかっています。
私も息子が1歳まで母乳育児でした。
子どもがいらないというまで母乳をあげるという方もいらっしゃると思います。
母乳を3歳まであげても話すことには問題なかったという方もいらっしゃるでしょう。
母乳の与え方には、さまざまな考え方があると思いますが、
子どもが自分で離れていくのを待っていると言いつつも、
お母さん自身が寂しい気持ちやぐずるからという理由で続けていないでしょうか。
私自身は、子どもやお母さんたちと関わる中で、卒乳の適齢期があることを感じます。

0~3歳モンテッソーリ教師のテキストとも言われる

いのちのひみつ 「離乳」(p153~176)「離乳という危機」(p252~262)をご参照ください。


↓こちらの記事もご参考に…
「いのちのひみつ」【モンテッソーリ関連書】

 

また、指しゃぶりについても話題になりました。
というのも、息子が指しゃぶりがなかなか治らず、開咬(かいこう)だったからです。
奥歯は合わさっていても、上下の前歯の間に隙間があく状態で、
年少のときは、麺類など細いものを前歯でかみ切ることができませんでした。
指しゃぶりが左手親指だったため、右手で何かをできれば、口に入れたままでした。
また、寝入りばなや朝眠りが浅くなったときに、よくしていましたので、指にタコができていました。
気になって、2歳頃、2軒の小児科で相談しましたが、
「小さいので、気にする必要ない。好きなだけさせればよい」と言われました。
「おしゃぶりは歯並びに影響するけど、指はくわえっぱなしにならないからいい」と。
その言葉を信じて、そのままにしておいたら、年少の歯科検診で指摘されてしまいました

幸い、自分のかかりつけの歯科医に相談したところ、
「まだ小さいので、定期的に健診しながら、
指しゃぶりを少なくしていけば矯正しなくても済むのではないか」
と言われ、定期的に健診を受けました。
毎回、先生にお話してもらいながら、
少しずつ昼間の指しゃぶりはなくなっていきました。
モンテッソーリ園に転園してから、
お仕事で両手を使うことが多くなったこともよかったのかもしれません。
でも、小学校1年生になっても、寝入りばなと眠りが浅くなった頃がやめられなかったので、
かわいそうでしたが、苦いマニキュアも使いました。マヴァラ バイターストップ/10ml 【HTRC3】
歯科医からは、「かわいそうだからできるだけ使わない方が…」と言われたのですが、
知り合いの方が自分のお子さんに使ってやめられたからと
譲ってくださったので、使ってみました。
相当苦いらしく、かわいそうでしたが、やめられました。
息子は、今では指しゃぶりしませんし、歯並びもよい方です。

セミナーで伺ったのは、
眠りが浅くなるときに指しゃぶりする場合は、
「昼間徹底的に疲れさせると指しゃぶりしないですよ。その代り、おねしょはするかもしれません」
ということでした
↓おねしょについては、こちら。
子どもの夜尿症(おねしょ)のこと
子どもの夜尿症(おねしょ)のこと2


ご存じの方も多いと思いますが、
以下に、「小児科と小児歯科の保健検討委員会」の記事を載せておきますので、
ご参考になさってください。
「ゆびしゃぶりについて」の考え方
「おしゃぶりについての考え方」
「母乳とむし歯-現在」の考え方
子どもたちの口と歯の質問箱
日本小児歯科学会より

おしゃぶりやその代わりになるものも、
口の中にいれっぱなしになるものはやめましょう。
顎と歯の成長を阻害しますよ。
気になる方は、歯科医や小児科など専門家に相談してみてくださいね。

↓誤飲については、こちらを参考にしてください。
「自由」は、「放任」とは違います


上記の「ゆびしゃぶりについての考え方」のおわりに、こんなことが書いてあります。

「全体として指しゃぶりについては3歳頃までは、特に禁止する必要がないものであることを保護者に話すようにすることが大切である。それと同時に保護者は子どもの生活のリズムを整え、外遊びや運動をさせてエネルギーを十分に発散させたり、手や口を使う機会を増やすようにする。
スキンシップを図るために、例えば寝つくまでの間、子どもの手を握ったり、絵本を読んであげたりして、子どもを安心させるようにする。
絵本を読むときは一冊だけといわないで、好きなだけ読んであげるというと、子どもは眠りながら夢の中でも読んでもらっている気がして親の無限の愛情に包まれる。」

外に連れ出しても、スキンシップをとっても、絵本を10冊以上読んでも、一緒に寝ても、
母親が、いくらがんばっても、治らないものは治らない…という場合もあります。
息子もその一人でしたから…。

理想通りに行かないことも多いのが子育てだと思います。
そうした母親が追いつめられることのないよう、
よきサポートをしてくださる方と出会えることを願います。

また、私もよきサポートができる人になりたいと思います。

入会ご希望の方はこちらへ。

モンテッソーリ子どもの家アイアイ クラスのご案内

 

 

2019.3追記

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「お口の育て方」