モンテッソーリ子どもの家アイアイ

愛知県刈谷市モンテッソーリ教室です。
子どもたちの主体的な活動を大切にしています。
(since 2009)

モンテッソーリ関連書新刊のお知らせ

2016年09月23日 | モンテッソーリの書籍

モンテッソーリ関連書新刊のお知らせです。

現代に生きるマリア・モンテッソーリの教育思想と実践 -空想的想像力から科学的創造力へ-
↓クリックして拡大してください。



↓クリックして拡大してください。








↓国際モンテッソーリ協会(AMI)公認シリーズ 第1弾!

人間の傾向性とモンテッソーリ教育 (国際モンテッソーリ協会(AMI)公認シリーズ)

↓こちらは、国際モンテッソーリ協会(AMI)公認シリーズ 第2弾!!

1946年ロンドン講義録 (国際モンテッソーリ協会公認シリーズ)


↓研修報告はこちら。
AMI(国際モンテッソーリ協会)ジュディ・オライオン先生 名古屋特別講演 報告


ぜひ、こちらもお読みください。
モンテッソーリ教育を初めて知る方へ
マリア・モンテッソーリ
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AMI(国際モンテッソーリ協会)ジュディ・オライオン先生 名古屋特別講演 報告

2016年09月23日 | モンテッソーリのこと

昨日は、AMI0~3歳教師養成コース開催&名古屋特別講演
に行ってきました。

ジュディ・オライオン先生にお会いすることができました。
感激です

午前は、国際モンテッソーリ0~3歳教師養成コースの説明、
午後は、「社会にもっとモンテッソーリを」というテーマでした。

個人的には、思春期のプログラムに興味がありましたが、
今は、教育だけでなく、社会にもモンテッソーリ教育が生かされています。
ボーンインサイド(刑務所で生まれた子ども)とその母親、
ルミン教育(戸籍のない家族)、認知症プログラム、
トレス諸島での活動、アフリカでの活動などの紹介がありました。

モンテッソーリ教育は、幼児教育で有名になっていますが、
幼児だけの教育ではありません。
日本は、海外に比べて10年遅れているそうですが、
海外では、小学校、中学校、高校までありますし、
このように、人類すべてに共通する哲学があります。

「(保守的な)名古屋でモンテッソーリを広めることができたら、
日本中に広がる」というお話もありましたが、
もっと、日本にも広まってほしいと思います。

海外で活躍されている先生方のお話に刺激を受けました。
今、自分ができることは何か、考えていきたいと思います。

モンテッソーリ関連書も販売されました。ぜひご覧ください。

モンテッソーリ関連書新刊のお知らせ


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子どもとゲーム

2016年09月11日 | 子どもとゲーム

今は、「ポケモンGO」が大流行のようですね。
親子で遊んだり、今まで引きこもっていた人が外に出るきっかけになった
という話も聞きますが、
交通事故もあるようですし、気を付けて使っていただきたいですね。

さて。
小学生にもなれば、スマホは持っていなくても、
ゲームを持っている子の方が大半でしょうから、
このブログを読んでくださっている方たちも、
今は、お子さんが小さくても、いずれ与える日が来るかもしれませんね。

ゲームを始めてしまうと、なかなかやめられない、
約束した時間で終われない、ベッドの中で隠れてやっている、
宿題ができない、などという話も聞きますし、
ゲームを買う前に、ご家庭で、しっかりルールを決めておくとよいでしょう。

最近、こんな記事を見つけましたので、ご紹介しておきますね。
子どものゲーム依存症を軽く見てはいけない 将来に禍根を残すかもしれない

賛成派の意見もあるようですが…
武井壮『ポケモンGO』否定派に「真っ向反論」で、称賛の声!!



最近は、退屈している小さなお子さんにスマホを渡していたりする方も見かけます。
触れば動くので、面白いし、簡単に操作できますので、小さなお子さんでも遊べます。
一度与えてしまえば、今度は制限するのが難しくなってきます。
与える時期やルールを明確にしておくことが大事だと思います。

反対に、お母さんがスマホに一生懸命で、
お子さんがつまらなさそうにしているのも見かけますが…。

時代の変化なのでしょうが、息子が小さいときは、ガラケーでしたが、
「これは大人のもの」と触らせることはしませんでした。
お出かけするときは、小さな絵本やおもちゃ、
少し大きくなったら折り紙やお絵かきノートなどを持ち歩いていました。

それでも飽きてしまうこともあるし、なかなか大変ですが、
一緒に過ごせる時間は、一生のうちでほんの少しです。
その短い数年が、お子さんの土台を作っていきますから、
工夫して、大事に過ごしていただきたいですね。

【追記】
2016.11.12(土)NHK「たすけてきわめびと」で、
「ゲームはまりからの脱出」
を放映していました。
お子さんがゲームにはまってしまって困っている方、
参考になるかもしれません。

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第49回 モンテッソーリ全国大会(in広島)報告

2016年09月07日 | モンテッソーリ学会(全国大会)

遅ればせながら、広島でのモンテッソーリ全国大会の報告です。

今回の大会テーマは、「子どもと平和」であり、
平和に関するお話が多く、改めて考える機会となりました。
世界平和記念聖堂、平和記念公園では、世界の平和のためにお祈りしてきました。


私なりの解釈で、簡単にですが、記録しておきます。

◆汐見稔幸先生の講演会
「平和」とは、何か。
戦争の終わりが、本当の平和ではなく、
平和とは、人間の心の中に調和を作り出すこと。
それは、教育が作り出す。

人間には2面性があり、凶暴であるが、共感能力がある。
共感スイッチは共感されることによって強化され、
攻撃的になると攻撃性スイッチが入ってしまう。
ヒトラーや池田小、秋葉原の事件も体罰を受けていたとのこと。

人間の攻撃性はなくならないが、
もっと大きなもの、きれいなものを作りたいというような
文化的な攻撃性を育てるようにしていくこと。
そのためには、共感する、愛する大人が必要である。
子どもには、いいものに出会わせてあげることが必要である。
子どもは、自分で育ちたいと思っている。

人間には、ある方向に向かおうとする傾向(人類史的な傾向)があり、
それを、モンテッソーリは「人間の傾向性」と言っている。
大人は、子どもにその傾向性があることを理解し、共感してあげることが大切。

モンテッソーリの時代は、具体的なものと常にふれあっていた時代だが、
今は、具体的な世界と離脱している時代になっている。
みんなが共生し、生物が多様であることが大事。
無駄なものはない。

文明とは、融合していくことが大事であり、
消してしまうことは、平和ではない。
モンテッソーリと日本の良さを融合していくことが大切である。

※マリア・モンテッソーリのご子息マリオ・M・モンテッソーリによって書かれた
人間の傾向性とモンテッソーリ教育 (国際モンテッソーリ協会(AMI)公認シリーズ)を紹介をされました。

訳者は、深津高子先生で、解説もついており、
モンテッソーリ関連書を初めて読む方にも読みやすい本になっています。

◆リリアン・ブライアン先生 講演会
平和な心は外から教えられるものではなく、心と精神が作り上げるもの、
内からくるものであり、一度その精神を持ったものは、生涯持ち続けるということ、
そして、平和を愛する子どもたちが平和な世界を築きあげる。
その子どもたちを教えるということはとても重要な仕事であり、
平和をもたらすために大きな貢献である

◆片柳弘史イエズス会司祭 応用講座
マザー・テレサに会うためにインドに旅立ち、
マザー・テレサの深い言葉やインドでの学びも含め、
私たちに「人を愛するためのヒント」をお話ししてくださいました。
とってもパワフルな、またとても優しいお話でした。
↓こちらは、講演会の内容がつまっている本です。
世界で一番たいせつなあなたへ マザー・テレサからの贈り物
あなたのままで輝いて マザー・テレサが教えてくれたこと
マザー・テレサと片柳神父さまの優しい言葉は、
宗教を超えて、癒しを与えていただけます。
また、イラストレーターのRIEさんの絵も癒されます。


百枝先生の研究発表では、
ガルトゥングが提唱する「積極的平和主義」といじめの問題との共通点、
モンテッソーリの平和教育の土台についてお話されました。
また、吉祥寺子どもの家で、子どもたちが自分たちで話し合って、
自分たちの問題を解決していったというお話を紹介されました。
先生が子どもたちに敬意をもって接する姿が、
力の強いものが力の弱いものに接する姿の模範になっているということです。
優しくされた人は人に優しくできるのです。

加賀谷由美子先生の研究発表では、
植物を育てることによって、総合的な発達を援助するというお話をされました。
例えば、田んぼで米を育てれば、そこに住む生き物にも出会える、
草取りをすることにより手や体を使い、その米でもちつきをし、
わらでしめなわを作り、文化を学ぶ…
視野を広げ、自分以外のものを受け入れ、
それが平和へつながっていくというお話でした。
加賀谷先生は、私の通信教育時代、教えていただいた先生で、
常盤平子どもの家巣鴨子どもの家 の園長先生です。
モンテッソーリ教師実践センターでは、学ぶこともできます。
モンテッソーリのTUDOI後援です。

モンテッソーリ教育と言っても、園の規模や環境、先生方のお考えによって、
いろんな取り組み方があります。
エミール保育園は、1,2歳児の表現活動の取り入れ方、
聖ヨゼフ幼稚園は、縫う活動によって子どもが獲得する精神活動について発表されました。

3日目のシンポジウムでは、
4人の先生方の平和に対するお考えを聞くことができました。

日本モンテッソーリ協会 中部支部では、9月の定例研究会にて全国大会の報告会があります。
9月10日(土) 13:30~ 野並保育園にて
興味がある方は、日本モンテッソーリ協会 中部支部へお問い合わせください。

来年は、50周年記念大会が東京で行われます。
昨年の第48号学会誌は、日本モンテッソーリ協会(学会)よりダウンロードできます。

余談ですが…
全国大会中は、オリンピックで盛り上がっている最中でしたが、
柔道で優勝した大野選手がモンテッソーリ園卒とのことで、
会場でも盛り上がりました。おめでとうございます


ぜひ、こちらもお読みください。
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