モンテッソーリ子どもの家アイアイ

愛知県西三河(刈谷市)にある少人数制のモンテッソーリ教室です。
子どもたちの主体的な活動を大切にしています。

「言葉を教えるのって楽しい」【言語教育】

2015年02月05日 | 言語教育

先日のインファントクラスでのこと。
この日は、2歳の男の子が二人、お母さまたちは廊下で見ています。

最近、二人とも果物や野菜が入っているかごを持ってきます。

精巧にできていますが、本物とは違うことはわかっている様子で、
名前がわかるものは言葉に出して言っています。

「これは、りんご」「バナナ」…と言語のお仕事をします。
知らない食べ物もありますし、そういうときは、あまりピンと来ない様子です。

この日は、一人の男の子が、この野菜や果物を投げようとしました。
瞬時に止めましたが、何度も投げようとします。
最終的には、投げずに、片づけることができました。

でも、やっぱり、本物じゃないからかなぁ…

「おうちで本物を触らせてあげてください」とお願いしていますが、
なかなか機会がないとのこと。

それなら…と、うちにあるものを急遽、用意することにしました。

かごに、りんご、レモン、ブロッコリー、たまねぎ、にんじんを入れて、
お部屋に持っていきました。

それを見たとたん、子どもたちの目が真ん丸になり、キラキラとしていました

投げようとしていた子は、大きなブロッコリーの株をおそるおそる触ったり、
りんごやレモンの香りをかいだり、そっと触ったりしていました。
投げようとはしませんでした。

横から見ていたもう一人の子は、りんごを私の手から取ると、廊下に走っていきました。
どこに行くかのかと思ったら、洗面所。

「洗うの?」
「うん」
「食べるの?」
「うん」

おやつ食べた後だけど、食べさせても大丈夫かな?とお昼を心配したのですが、
お母さまたちのOKが得られたので、またまた急遽用意しました。


↓当日の写真は撮れなかったので、雰囲気だけでも…


研修で教えていただいてから、いつか使いたいと思っていたりんごカッター
初登場です。
こどもの道具やさんで購入しました。

丸いりんごを包丁で切るところも見せました。
二人とも横に座って、真剣に見ていて、
切れた瞬間、「わぁ!!!」と喜びの声が。
りんごの甘い香りが漂います。

初めてなので、一緒にりんごカッターを使ってみました。
薄く輪切りにしたりんごをまな板において、リンゴカッターを当てて、
上からサクっと押すと、あっという間に8等分に切れます。

息子モデルですが、こんな感じです。


息子は、りんごの皮むきに挑戦。くし切りにしたものより、むきやすいみたいです。


りんごを食べた二人のお子さんは、おなかもいっぱい。
満足した様子でした。

やっぱり、本物は違いますよね。

大きさもですけど、触ったら冷たいし、重いし、香りもするし、
食べれるし、五感フル活動ですね!!

モンテッソーリ教育の5分野で言うなら、
「日常生活の練習」でもあり、
「言語教育」でもあるのです。

この体験をしたお子さんたちは、
「りんご」という言葉を聞いたら、りんごのおもちゃや切ったりんごだけでなく、
りんごを持った感触、りんごの匂い、切ったときの香り、感覚…
いろんなことをイメージできるでしょう。

お母さまたちも、お子さんたちの様子を見て、
「本物を…」と言っていることに納得していただけたのではないでしょうか。
早速、りんごカッター注文されていました

他の食べ物でも同じですよね。
これこそ、家庭でしかできないことだと思います。
毎日、食事はするのですから。

今日のご飯の材料は…から始まって、材料を洗ったり、
皮をむくのをやってもらったり、混ぜたり、切ることも用意次第でできます。


子どもに教えたいけど、どうやったらいいのか分からないという方は、
こちらを参考にしてみてください。
坂本廣子の台所育児―一歳から包丁を
子どもがつくるほんものごはん―生きる力がつく「食育」レシピ


「一緒に料理してみて全然知らないことに気づきました」の記事でも書いていますが、
物の名前が一致していないお子さんは、幼稚園のお子さんでも結構いらっしゃいます。
「うちの子は、知っていると思ってた」という方がほとんどです。

特に、野菜の名前は、料理されているものはわかるけど、
本物は見たことないから分からないのですね。


最近、他のお母様からもメールいただきました。

「メールありがとうございました。
 あれから早速、じゃがいも・さつまいもを見せて教えました。
 発音して言葉を伝えるように気をつけるようになりました。

 そうしてみると、今までホントにしっかり教えるということをしてなかったな…と感じました。
 そして、言葉を教えるのって楽しいなと感じました。新しい発見です

 先生の言われたように、一緒にいる時間が長い今の時期に色々教えたり、
 一緒に体験させてあげれたらなと思ます。
 春になったらベランダ菜園をやりたいなと思いました。」


言葉を話したい時期に突入されたお子さん。
たくさん、お話ししてあげてくださいね。

ベランダ菜園も、いいですね♪
自分が植えて育てて、それを調理して、食べる。
食べることは基本ですから。


先日も研修がありましたが、
「便利になりすぎて、人間、退化してしまいますね…」と話していたら、
先生が「子どもは、退化どころか、進化しないですよ」と。

気をつけておかないと、子どもは最初からこの便利な環境にいるので、
自分の力を使わないで過ごせてしまいます。
動かずして、何でも知ることができてしまいます。
自分で環境を選べない小さい頃だからこそ、
大人は意識して、たくさん動ける環境を用意してあげたいものです。


余談ですが…
息子が小さい頃に一緒に見た映画です。
ウォーリー [DVD]
息子は、ロボットのウォーリーとイヴが好きだったようですが、
私は、このまま便利な環境を追求していったら…と考えさせられた映画です。
機会があったら、ご覧ください。

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持ち運べないものの名前【言語教育】

2013年07月08日 | 言語教育

言語教育のひとつに、
持ち運べないものの名前(例えば、ゆか、まど、かべ)
などを紙に書いたものを、セロテープで貼るお仕事があるのですが、
慣れたお子さんは、自分で書いて貼ったりしています。

先日は、こんなふうに貼っていました

最後は、手も足も体中ペタペタ紙が貼られてました。

私が、「こうしたら?」と言ったわけではなく、
お子さんが思いついて、楽しそうに、やっていました。
全身の写真は、ご紹介できませんが、満足そうなお顔をしてました
この日は、書いた紙を、どっさりお持ち帰りしましたよ。

 

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ひらがなスタンプ【言語教育】

2012年12月19日 | 言語教育

ひらがなスタンプを使ったお仕事です。

50音を押したり、絵に合わせた文字を押していくお仕事もしますが、
先日、年少の男の子が、しりとりを言い始めたので、
「しりとり、スタンプでしてみる?」というと、
「やる!!」と乗り気。


「あひる るり りす すいか かき」と順調。

「きりん」あれ?終わっちゃったな。どうするかな?と見ていると、

「『ん』・・・んって難しい。何がある?」

「『ん』になったらおわりだから、また違うのから始めたら?」というと

「あ、そうだ。りんご」と続けていました。

「『ご』・・・ごおばすたあず!!」うれしそう^^


ちょうど、お母さんのお迎えで終了となりました。
男の子は、戦隊ものが好きなので、こういうこともあります。
実際にあるものが理想なのですけど、否定しないでいきたいなと思っています。

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ひらがなに興味をもったら【幼児期】

2011年03月07日 | 言語教育

モンテッソーリ教育では、幼児も、文字に興味を持つと考えますから、
言語教育も、幼児期から導入します。
言語教育といっても、1歳児からカードは使いません。
実物を見て、触って、においをかいで、話し言葉から・・・です。
これは、意識すれば、ご家庭でも十分できると思います。
語彙を豊かにするためには、絵本なども有効ですね。
(情緒的にもよいと思いますが)

だんだん、ミニチュアと絵カードを使ったりしながら、
絵カードと絵カードになり、ひらがなのカードへと移行していきますから、
子どもにムリさせることなく、自然と興味を持っていきます。

園によっても、絵カードを多く使うところと
使わないところがあるようです。
息子が行っていた園のプレクラスは、絵カード使っていませんでした。

さて、今日は、その段階を過ぎた、
ひらがな自体に興味がある場合について。

モンテッソーリ園には、「砂文字板」などがあります。
(ひらがなを指でなぞるものです。)
敏感期は、園だけでなく、ご家庭でもやりたがります。
ご家庭で、砂文字板が用意できなくても、
ひらがな表などは、用意されることが多いと思います。

ご家庭で用意する際、注意することは、その「字体」です。
ハネと、トメなどがしっかりしているもの。
ゴシック体やポップ字は、おすすめしません。
(絵本や50音表でポップ字など見かけたことがあります。)

幼児期は、写真を写し取るように覚えます。
ですから、環境としては、
「正しい書体の文字」を用意することが大切です。

正しい書体というのは、
市販のドリルとかでも、大丈夫だと思います。


息子が幼稚園のときに、
家で、私がパソコンで50音表を作ったものが気に入って、
トレーシングペーパーで書き写していました。
他のドリルとかも買ってあったのですが、
シンプルなものが一番よかったようです。

しかし・・・。
小学校に入って、1学期の国語は、ひらがなばかりでしたが、
「もう全部書けるから」と安心していたら、
「ふ」「せ」など、パソコンの字体とハネが違ったりしていて、
書き直しさせられていました。
息子に、「お母さんが用意したものが悪い!」
と怒られてしまいました(T_T)
さらに、
「アイアイに来ている子たちには、
ちゃんとしたの用意してあげてよね!」と。
(思いやりは育っているということでしょうか・・・)

ご家庭で用意するときは、
きちんとした字体のものを用意してあげましょう。
あとは、書き順を自分で確認できるようにしてあげるとよいですよ。

書き順は、
間違える前に、教えてあげるのがいいのですが、
間違えたまま、覚えてしまった場合もありますね。

以前、園で見学したとき、
書き順が違うまま何度も書いている子がいたので、
先生に「あのままでいいのですか?」と聞いてみたら、
そのお子さんに、なんと言われたのかまでは、聞こえませんでしたが、
先生がそのお子さんに何かを言われて、お子さんが気づいた様子でした。
そのあとは、正しい書き順で書いていました。
「あからさまに訂正しない」ように、自分で気づけるように
お話されたのだと思います。

息子もいくつか間違えたまま、覚えてしまいました。
親だと、書いているときに言うと嫌がるので、
なんでもないときに、突然、
「問題です。「か」の書き順はなんでしょう?」
とか、クイズ形式で出していました。
それで、書き順は、治りました。

息子の場合、カタカナは、
ひらがなよりも先に、地図とカブトムシの図鑑で覚えてしまいました。
さらに、カタカナは、角ばっているので、書きやすかったようです。
ポケモンやウルトラマン、恐竜で覚えたという話も聞きますから、
好きなものから覚えるのが一番早そうですね^^

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小さいころからできる言語教育

2011年01月24日 | 言語教育

子どもは、おなかにいる7か月から耳が発達しているということです。
ですから、言語教育といえば、胎児期からできるということになりますね。

よく話しかけてあげることが大事です、とよく言われますよね。
それが大切なことはわかるんだけど、
子どもはすぐに言葉は出せないし、
聞こえてるんだか、わかっているんだか・・・
なんだか独り言みたいと思ったりもしました。

話しかけてはいましたが、
出産祝いでいただいた絵本があるし、
見せてみようと思ったのが、生後3か月。
息子のブックスタートでした。

保育士資格取得のときに、勉強したこと。

追視(動くものを目で追う)が、3か月くらいから、
180度可能となり、遠近調節も可能になる。
赤黄青緑の識別ができるようになってくる。


横になっている息子に、絵本を見せると、
目が絵を追っていて、喜んでいるのがわかりました。
本は読むものと自然に理解していったような気がします。
もちろん、膝に乗せて、読んであげることの方が多かったです。

そのときは、モンテッソーリは知らなくて、
ただ本好きな子になってほしいなーという思いで読んでいました。
対象年齢より少し上の本もよく聞いてくれたので、
どんどん読んであげていました。

その後、モンテッソーリを勉強して知ったこと。

実体験が先にあることが大切だということでした。

先に絵本で、知識を詰め込んでしまうと(そのつもりがなくても)
頭でっかちな子になってしまいます。
息子は、ちょっとその傾向だったと思います。
できないのに「知ってる」ということで、できたような感覚になっていたり、
頭で考えて、できないと思ってしまったり。
そのバランスについて、モンテッソーリ園で教えていただきました。

息子は、絵本や本は、今も、大好きですし、想像力も豊かになったと思うし、
本では、普段使わない言葉も知ることができたりして、大変よいものだと思います。
好きな絵本の紹介もしていきたいと思っています。

でも、大切なのは。
目で見て、手で触って、耳で聞いて、においをかいで、味わって。
五感をフルに使って知ったことと、絵本で知ったこととは大違いです。

小さいときほど、丁寧に大人が言葉を教えてあげることが一番大切だと思います。
その際、正しい言葉をゆっくりと発声してあげるといいです。

もし、猫を見て、「にゃーにゃー」と言ったとき。

「にゃーにゃーだね。」と言ってしまうと、
「にゃーにゃー」と覚えてしまいます。

「ちがうよ。猫だよ。」と言ってしまうと、
にゃーにゃーって聞こえるのに・・・と子どもが否定された気持ちに。

「にゃーにゃーって鳴いてるね。猫がいるね。」などと、
子どもが言ったことを否定しないで、認めてあげてから、
正しい言葉を教えるといいそうですよ。


P.S.昨日の夕食作り、息子(小1)がじゃがいもを短冊切りにしました。
  大きくて固めのじゃがいもだったので、スライスは私がしましたが、
  細く切るのは息子がやりました。
  ちょっと手持ちぶさたそうだなと思って、やる?と声をかけたら、
  すぐにやってくれました。声をかけるタイミングも大切ですね。

 

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