モンテッソーリ子どもの家アイアイ

愛知県刈谷市モンテッソーリ教室です。
子どもたちの主体的な活動を大切にしています。
(since 2009)

子どものありのままを認める。子どもを評価しない。

2011年06月13日 | モンテッソーリのこと

週末、モンテッソーリの研修に行ってきました。

大人の態度はどうあるべきか?
子どもが次のステップへ移行しようとしているとき、
どんな対応すればいいのか?

など、自分の子育ても振り返りつつ、
受講してきました。

大事なことはたくさんありましたが、
特に私が、気に留めておきたいと思ったのが
これです。↓

「子どものありのままを認める」
子どもが親の思い通りにしていなくても、
それはそれと子どもを認めること。

「子どもを評価しない」
子どものありのままを認めるとつながっていると思うのですが、
できているか、できていないかで評価しない。
子どもが自分でよかったと思っていることを
「よかったね」と、一緒に喜ぶ。

頭では、分かっていても、
自分の思い通りにしようとしている自分がいるなぁ・・・
と耳が痛かったです(><)
どうしても母親は、一心同体になりやすいんですよね。
別の人格をもつ人間であるにもかかわらず。
見えないへその緒が、まだつながっているかのように。

「評価しない」
モンテッソーリ園ではなかった評価ですが、
小学校に入ると、評価の世界に突入です。

※小学校の先生も読んでいらっしゃると思うので、
 以下、お気に召さない内容でしたら、ごめんなさい。
 私個人の思いですので、読み流してください。

小学校に入学してからびっくりしたのが、
日記や作文に、先生が書いてくださる
大きな「ぐるぐる花丸」です。
赤ペン先生のようにコメントも書いてあります。
日記も作文も評価対象なんですね。

自分の子ども時代を思い出せば、普通のことですし、
子どももうれしいのだと思いますが、
モンテ園では、作品はもちろん、日記や作文などにも、
○もコメントも書いてありません。
(まだ文字が書けないときの絵日記には、
先生に説明して、先生が文を書いてくださっていました)
ひらがなが見本通り書けたかどうか、
○をつけたりしませんし、なおしたりもしません。
切手あそびで足し算や引き算をやっても、
自分で答え合わせをして、間違っていたら、
やり直すだけで、先生は○をつけたりしません。
本人の書いた文字だけが残っています。

「子どものやる気を引き出すために、
花丸やカタツムリの○など、○のつけ方をいろいろ工夫するとよい」
と何かで読みましたが、モンテッソーリ園で○をつけてもらわなくても、
子どもは自分がやりたいと思えば、どんどんやっていきます。

私も子どもたちに評価しない言葉がけをしようと気を付けています。

ところが、自分の子どもとなると、失敗だらけです。

五重の花丸か、三重の花丸かを見てしまうし、
テストで、点数や×(レ点)の数を見てしまうとか。
赤ペンで目立つからなんでしょうか?
自分が評価社会で生きてきたからなのでしょうか?
○に惑わされてしまいます。

○の数だけでなく、
その○の中に、子どもが、がんばって書いた文字を
ちゃんと見ているだろうか?
と、ふと、考えてしまいました。

○に惑わされないで、中身を見てあげようと
気づいた日でした。

 

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チョウの種類から地球温暖化を知る(小2息子)

2011年06月03日 | 子育て記録

1ヶ月くらい前のことですが。

鉢植えのパンジーに、黒とオレンジの幼虫が何匹も。
「アゲハかシジミチョウの幼虫かな?」と
育ててみることにしました。

祖父母の家でも、パンジーにたくさんつくと言っていましたが、
とげみたいなものがついてるから、毛虫で、ガになるんじゃないかという。

うちにある図鑑には、載っていないけど、
息子が虫好きだからと、
いただいた小冊子「いきものみっけ手帖2010」を
見ていたら、この幼虫が載っていました。

ツマグロヒョウモンチョウ

実は、地球温暖化などの影響を受けて、
すんでいる地域がひろがっていると言われている
生き物のひとつだったのです。
どこまで分布に変化があるか調べる対象になっているそうです。
確かに私の子ども時代には見かけなかったチョウでした。

↓(チョウになった瞬間は見れませんでしたが、息子撮影)


↓よかったら、こちらをご覧ください。
いきものみっけ

幼稚園時代から、地球温暖化については、息子と話していました。

どうして、そんな話を園児に?
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
身近な話からです。

幼稚園のころ、
「電気のつけっぱなしはよくない。もったいない」
と話しても、なかなか理解してもらえなかったので、
ツバルの話や北極のシロクマの話など、息子と話したりして、
地球温暖化の話をわかりやすく話したりました。
以前、放映された映画アースも観ました。
「電気代がもったいない」という話より、納得したようです。

今回は、「ただの虫好き」から
さらに「地球温暖化」について知ることができました。

身近なところから、
世界、地球につながっていることに気づくこと。
これからも、意識していたいと思います。

↓私は、こちらの活動も応援しています。
日本熊森協会
会長の一言
元中学教師だった会長森山まり子さん。
殺されていくツキノワグマを救いたいという中学生たちと
自然保護団体を立ち上げたそうです。
私自身、森山会長講演録「クマともりとひと」をいただき、初めて知りました。
その活動の経緯には感動しつつ、危機感を覚えました。
↓よろしかったら、ご覧ください。
書籍案内

****************
モンテッソーリ教育は、
お受験のイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれませんが、
最終目的は、
「勉強のできる子、いい大学に入る子を育てること」
ではありません。

親、大人たちの意識によって、子どもは変わる、世界は変わる。

子どもたちに、将来どんな世界に生きていってほしいですか?

毎日の生活は、忙しく過ぎていきますが、
頭の片隅にあるだけでも、違うのではないかなと思っています。

 

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最近の息子(小2)の作品~あやめと金魚の絵・太陽光発電の設計図?~

2011年06月01日 | 子育て記録

息子の作品アップしてほしいと嬉しいコメントをいただいたので、
調子にのってがんばって、アップします。
自分で考えた折り紙や、海賊船(息子いわく)などもあったのですが、
作品にいろいろ追加していくうちに巨大化して、
わけのわからないものになってしまっています(苦笑)ので、
分かりやすいものを載せます。
(巨大化した作品?の置き場に困るのですが…)

↓祖父母の家の庭に咲いていたあやめの絵


↓うちで飼っている金魚の絵
(かえるのモデルがないので、マンガちっくですが)


↓絵のモデルとなった金魚


↓太陽光発電の設計図(息子にとっては設計図なんだそうです)

最近、息子(小2)が見たテレビ番組「サハラ砂漠に太陽光発電基地をつくれ!」
で、見た内容が印象的だったらしく、ずっとその話をしています。
将来の夢が「虫博士」から変わって、世界に送電する電気の発明をすると言ってます。
「どうやってやるの?」といろいろ聞くと、
子どもの発想って面白くて、話が展開していくので盛り上がります。
将来、どうなるかはわかりませんが、夢が大きいことはいいことかなと。
それにしても、モンテ幼稚園時代に地図のお仕事をいっぱいして、
世界的視野は培われたのかなぁ。
↓息子の棚の一部です。地球儀は、入学祝で祖父母に買ってもらったもの。
旗付の大きめの地球儀です。
(地球儀に抱き着いて離れなかったので、決定しました。)


↓電池の実験(だそうです)
自分のお小遣い(定期的ではなく時々祖父母からもらうお金)で
買ってました。全部で500円くらい。お小遣い帳もつけてます。
太陽光の発明をするための実験だそうです。
とにかく電球が付いたのがうれしくて、飾りまでつけてました。


毎日、こんなことをしていたいそうなのですが、
最近は、学校から帰ってきてから、疲れるのと宿題がやりたくないので、
ダラダラ過ごし、寝る間際まで、あせってやることになり、
結局遊ぶ時間はまとまって取れず・・・。

授業時間が長くなって、疲れているようで、だんだんズルズルと・・・
やりたくない気持ちもわかるのですが、
ついつい叱ってしまって、反省する私でした。
これでは、いけないなぁと、いい方法がないかと思案しておりました。

2年生になってから時間の計算も勉強しているので、
「計画立ててみたらどうかな?」と聞いてみると・・・
「自分で書く」と言って書いたものがこれ。
   ↓

「あそび」はどうしても必要なんだそうで、
あそぶ時間を捻出するために、計算してました。
この日は、自分で立てた計画通りになるようにがんばってました。
夕食前に予定よりたくさん遊べてうれしかったみたいです。
この「できた!」をたくさん積み重ねていって、
自信につながるといいなぁと思います。
これが、いつまで続くかわかりませんが、
年齢が上がっても、モンテッソーリの基本は、普遍ですね。

子どもを観察する。
どんな手助けが必要か?(指示ではなく、手伝いでもなく)

私自身、失敗も多々ありますが、成長していきたいと思います。

 

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