モンテッソーリ子どもの家アイアイ

愛知県刈谷市モンテッソーリ教室です。
子どもたちの主体的な活動を大切にしています。
(since 2009)

手はしっかり洗えているかな?

2020年03月27日 | 日常生活の練習
0歳からの子どもの主体性を育てる
モンテッソーリ子どもの家アイアイです。
※現在、コロナ対策でお休みしております。
 
「手の洗い方」は、報道もされていますが
お子さんが基本の「手の洗い方」ができているか、確認してみましょう。
 
1~2歳は、手を洗うのが好きなお子さんが多いですが、
お水が好き、石鹸の感触が楽しいんです。
大人が洗ってあげてしまうと、自分でやりたがって怒ったり、
繰り返しいつまでも洗いたがるのは「敏感期」ですね
その時期を上手に使って、洗い方を提示しましょう。
生活習慣を身につける絶好のチャンスですよ。
オススメ
田中昌子先生の子育て相談モンテッソーリで考えよう!
「第18回 手を洗う習慣づけは、どのようにしたらよいでしょうか?」
を参考にしてください。
 
他のことに興味が出てくると、
ゃちゃっと洗って「洗った」と言ったりします。
トイレの後、指先しか洗わない子もいます。
洗っているつもりでも、しっかり洗えていないこともあるかもしれません。
殺菌のためには、石鹸をつけて20秒洗うのがいいそうですよ。
 
絵の具でフィンガーペインティングや手形を取ったりした後、
石鹸で洗ってみてください。
落ちていないところがよく分かるので、しっかり洗おうとしますよ~。
大人もやってみてくださいね。
 
手を洗うのが、なかなかやめられないお子さんもいます。
「汚れがなくなったら終わり」「石鹸ぬるぬるが取れたら終わり」と
「終わり」が分かるように伝えてみてくださいね。
石鹸のついた手で蛇口を触ったら、蛇口を流すことも教えてあげてくださいね。
そうすることで、「終わり」が分かりやすくなります。
 
 
こちらの動画は、石鹸ではなく色をつけていますが、
これくらいやらないと隅々まで洗えないということがよくわかります。
指の付け根は、残りやすいのでしっかりと。
14ヶ月のお子さんの動画。
 
 
心穏やかに過ごせる日々が戻りますように。
 
 
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子どもが自分で服を着る工夫

2020年03月06日 | 日常生活の練習

0歳からの子どもの主体性を育てる
モンテッソーリ子どもの家アイアイです。
※現在、コロナ対策でお休みしております。

※2011年11月の記事を加筆修正しました。


先日、息子のお古のパジャマをあげたお子さんが、

「ママ、ズボンに『うしろ』って書いてある!」
と喜んでいたという話を聞いて、
すっかり忘れていたのですが、思い出しました。
忘れないうちに書いておきます。

息子が小さいころ、自分で服が着られるように工夫していました。
写真が残っていないのが残念です。

パジャマのズボンは、ポケットなどがないので、
前後がわかりにくいですね。
ズボンのタグに、「まえ」「うしろ」などと書いていました。

白い下着には、後ろにタグがついていないので、
胸のあたりにマジックで、小さな絵を描いていました。
文字が読めないお子さんには、
刺繍やワッペンなどで目印にしてあげるとよいと思います。

また、手を洗うとき、袖をまくりあげますね。
パジャマの袖にゴムがないタイプだったので、ゴムを通せるように
ひとつ折り曲げて縫い、ゴムを通しました。
これで、自分で腕まくりができました。

靴のかかとが、なかなか入らなくて、自分で靴が履けなかったとき。
かかとについているベロのところに短いヒモを付けました。
ひもの輪に、指を入れて、ひっぱって履けるようになりました。
足の甲にマジックテープのベルトがついているタイプは必要ないのですが、
上靴のようなタイプの靴には、よいと思います。

靴の左右がわからなかったときは、
左右あっていると、りんごの絵が完成するように
中敷きに半分のりんごの絵を描いたりしました。
中敷きに絵がかけなくても、大丈夫です。
左右が向き合ってないと、そっぽを向いているように見えるし、
左右があっていると、靴が向き合っているように見えるので、
「仲良しだよ。」と教えました。

↓こちらにも、服の工夫が少し掲載されています。
月刊クーヨン増刊 モンテッソーリの子育て 2010年 03月号 [雑誌]

↓こちらは、型紙と作り方が掲載されています。
モンテッソーリ教室から学んだ 自立を助ける子ども服
年少~年中:エプロン、スモック、ボタンかけ練習パジャマなど
年中~年長:お弁当袋、ひも結びエプロン、リュック、靴入れなど
モンテッソーリ園園長のお話も参考になります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

動きを獲得しようとしている幼児期の普段着は、
体に合っているサイズ、動きやすい服がベスト。

ピチピチな小さい服は、自分で脱ぎ着も難しい、
腕まくりもきつくてできません。

大きすぎる服は、ずるずる肩や袖が落ちてきて、
手を動かしたい子にはジャマです。

ぶかぶかすぎるズボンも、
ずるずる踏んで歩くのでは、しっかり歩けません。

ポッチャリ型、ガッチリ型のお子さんは、
身長のサイズで選ぶとキツイことがあります。
大きめサイズの袖や裾にゴムを通すなど、工夫してみてください。

小さな子どもたちにとって、
衣類の着脱は、毎日のりっぱなお仕事。
自立の一歩です。

ぜひ、お子さんが「一人でできる」ような工夫、
いろいろしてみてくださいね。

先日、3歳のお子さんが、
上着を脱いだ後、自分でたたんでかばんのところに置いていました。
ご家庭でも、自分の服をたたんで片づけるそうです。
【参考記事】
洋服をたたむ


自立というと、自分でやらせなきゃと、
「自分でやりなさい」となってしまうことがありますが、
お子さんにとっては難しいところがあって、
困っているのかもしれません。

お子さんが甘えているときもありますが、
甘えてる、やる気がないと一言で終わらせないで、
できないのはどうしてかな?
どこを手伝ったら、何を工夫したら一人でできるかな?
という視点を持って、見てみてください。
実は、やりたいのにうまくできずに困っているということがあります。

着やすいものに変更するだけで一人でできることもたくさんあります。
「できた!」の喜びを共有してほしいです。

「お子さんがどこで困っているのか、ポイントがわからない」
「具体的に知りたい」という方は、聞きに来てくださいね。

 

クラスの詳細はこちら。
モンテッソーリ子どもの家アイアイ クラスのご案内

Instagramはこちらへ。
モンテッソーリ子どもの家アイアイ(@kodomonoie_aiai)

 

ぜひ、こちらもお読みください。
モンテッソーリ教育を初めて知る方へ
マリア・モンテッソーリ
モンテッソーリに関する書籍



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おうちでの過ごし方のご参考に

2020年03月04日 | モンテッソーリの書籍

0歳からの子どもの主体性を育てる
モンテッソーリ子どもの家アイアイです。
※現在、コロナ対策でお休みしております。

子どもたちが来ない日々は寂しいですが、
じっくり本を読んだり、教材づくりをしようと思っています

外に遊びにも行けないし、
おうちで何しようかなと思われる方も多いかもしれませんので、
参考図書を少しピックアップしてみます。

私がいつもおすすめしているのは、家事を一緒にすることですが、
お料理やパン作りなどもいいですね。


坂本廣子の台所育児―一歳から包丁を


子どもがつくるほんものごはん


こどもキッチン、はじまります。: 2歳からのとっておき台所しごと

サンクラフト 子ども用 キッチンツール スターター 3点 セット 日本製 子どものための調理道具 台所育児 DIG-103

こちらもオススメ

親子で楽しんで、驚くほど身につく! こどもせいかつ百科 (えほん百科シリーズ)



折り紙や工作が好きなお子さんには、こちら。



「自分でできる子」が育つモンテッソーリの紙あそび

「集中できる子」が育つモンテッソーリの紙あそび

私がお世話になった百枝先生ご夫妻のご著書です。

かわいい図案だけでなく、乗り物や恐竜、生き物も。
切るだけでなく、折ったり貼ったり縫ったり。
簡単なものから少し難しいものまでたくさんあるので、
お子さんのレベルに合わせるといいですね。

私も切ってみました
イースターエッグとか、難易度高いです。

用意するの大変!という方は、
コラムだけでも参考になると思いますよ

子どもの「やりたい」という気持ちが大切です。
「やらせ」は禁物ですよ~

【百枝先生インタビュー記事】
第1回:子どもは「自分の伸ばすべきところ」を知っている――タイミングはその子次第

第2回:「おしごと」と「集中現象」とは? “親にしかできない”もっとも重要なこと
第3回:はさみを上手に使うには、背中と腰の運動が重要? 器用な子どもにするために親ができること
第4回:親が待つことができれば、子どもの「考える力」は育つ。理想の家庭教育は追い求めない!

 

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