以前、息子が拾ってきたすずめ(息子命名:ピーちゃん)は、
アイアイに来ている子どもたちにも人気でした。
「息子の拾得物2(小1)」
さて、その後どうなったかというと・・・
天気がよければ、ダイニング前のウッドデッキに
鳥かごをさげて、外に出していました。
そして、ヒマさえあれば、ピーちゃんを観察していたところ、
小さな鳥かごの中で、毎日、羽ばたく練習をしていました。
最初はぎこちなく、何度も失敗するのですが、
(失敗すると、びっくりしたり、あわてていました)
上手になるまで、繰り返し、繰り返し、
同じ場所から下りて、同じ場所へ飛び上がっていました。
それが納得できるようになると、
さらに遠くへ、さらに難しい場所へ飛ぶ練習をしていました。
誰からも教えられていないのに、
自分で、これから習得しなければならない動きを知っているのか、
と思うほどでした。
毛虫がやわらかい葉っぱを食べるために、明るい光を探したり、
子どもが環境の中から自分に必要な「お仕事」を見つけたりするのと同じ
「自然の法則」ということでしょうか。
ピーピー鳴いていたのが、チュンチュンっぽく鳴くようになっていたのに、
今度は、他のすずめが遊びに来ても、鳴かなくなってきてしまい、
そろそろ、自然に帰さなければと、いろいろ調べまして、
「ヒナのレスキュー&育て方」(↓)を参考にすることにしました。
http://www.asterisk-web.com/sparrow_club/resq/3.htm
部屋の中で自由に飛ぶ練習をさせてから・・・と
あったのですが、部屋の中は抵抗があったので、
ウッドデッキにアミを張ることにしました。
そして、夫が5時間かけて簡易鳥小屋作りました。
(私も手伝いましたよ)
小屋の中に放してあげても、パタパタとぎこちなく、
まだ遠くまで飛んでいけないかな
という感じでしたが、暗くなってきても、
上の方にとまったままだったのが、もぞもぞしているうちに、
アミとアミの隙間にもぐりこんで・・・
「あっ!!!」
という間に、前のお宅の屋根を越えて、
バタバタと飛んでいってしまいました
簡易鳥小屋が完成してから、2時間後のことでした。
あまりに急な出来事で、がっかりしましたが、
一番がっかりしたのは、夫かもしれません。
子どもの巣立ちって、こんなものなのかもしれません。
親がまだまだと思って、いろいろ準備してあげても、
その子自身の巣立ちの時期が来れば、
きっと自分で巣立っていくのでしょうね。
無事でいるといいね、と願っていたのですが、
数日後、ぎこちないピーとチュンが混じったような
聞き覚えのある鳴き声が聞こえたので、外を見ると、
家の前の木の枝にピーちゃんらしき、すずめが!
飛び方も、まだぎこちなく、パタパタして、
しばらく、枝から枝に飛び移って、遊んでいました。
元気でやっているようで、よかったです。
簡易小屋・・・外そうと思っていたのですが、
雨続きの週末で、まだ当分、このままの状態が続きそうです(涙)