モンテッソーリ子どもの家アイアイ

愛知県刈谷市モンテッソーリ教室です。
子どもたちの主体的な活動を大切にしています。
(since 2009)

モンテっ子だなぁと思うとき(息子小2)

2011年10月31日 | 子育て記録

モンテッソーリ幼稚園を卒園したあとですが、
残念ながら、まだ、日本にはモンテッソーリ小学校がないので、
公立小学校に行く子も多いのではないでしょうか。

アメリカ在住のおゆうさんの記事
日本でもモンテ小学部を・・・によりますと、
アメリカでモンテが広まったのは、お母さんたちの力なのだそうです。
日本も、お母さんたちががんばれば、夢ではないかもしれませんね!


でも、今すぐにというわけにもいかないので・・・
モンテ幼稚園から公立小学校に行き始めて、しばらく(特に1年生)は、

・しずかな環境に慣れているので、うるさくてびっくりする
・そうじばかり一生懸命する
・授業が終わっても、納得するまでやり続ける

など、その子によって違うようですが、
「モンテらしいな」というようなことが、何かしらあるようです。

息子の場合も、それらしいかなと思うことがありました。
並べるのが好きというのは、以前書いた通りですが、
その他のことも思い出しながら、記録しておきます。
もしかしたら、ただの個性なのかもしれませんが、
個人的に、モンテっ子だなぁと思ったことです。

【小学校入学前】
 年長時、入学前に、学校で健康診断と知能検査がありました。
 公立幼稚園と大手私立幼稚園では、知能検査をすませているのですが、
 息子ともう一人の子、二人で受けることになりました。
 普通は、親は入室できないと思うのですが、2人だったからか、
 離れたところに座って待ってくださいと言われ、入室できました。
 テストという形式は、初めての息子。
 理解できるのかな?と思いながら、見ていますと、
 先生も、幼稚園児にわかりやすいように、問題を説明してくださるので、
 それは、OKでした。
 いくつか問題があるのですが、時間を測って、ストップです。
 テストも終わりに近づき、息子は、やりたいと思った問題が、
 時間内にできなかったことが、くやしかったらしく、
 先生に、
 「持って帰ってやってもいいですか?」と聞きました(驚!)
 持って帰れないことがわかると、かなりくやしがっていて、
 先生も、びっくりされていましたが、
 「くやしいと思うことは、いいことだよ!」とフォローしてくださいました。
 私は、冷や汗ものでした(苦笑)

【小1】
 1.普通は、朝、学校について、ランドセルの中身を出して、
  机の中にしまうのですが、息子は、
  ランドセルの中身を出しっぱなしで、教科書を読みふけっていたそうです。
  いつも、先生が教室に来てから、先生に促されて、
  片づけていたそうで、一学期の懇談会で、
  「毎日、そうなんですが・・・」と困り顔で話されました(汗)
  一学期中そうだったなんて!!
  もっと、早く教えてほしかった(T_T)
  帰ってから、「朝、学校についたら、すぐにランドセルから出して、
  教科書はしまうんだよ」と話しました。
  二学期になってからは、まったくありませんと言われました。
  このマイペースさは、たぶん息子の個性だと思われますが、
  ある程度、自由が認められていた幼稚園と違うので、
  息子の場合、そのあたりに、とまどいがあったようです。

 2.ある日、学校から帰ってきて、満足そうな笑顔で一言。
  「今日の休み時間、すごくよかった~~」
  「どうして?」
  「みんな外に遊びに行って、静かだったから、
   本が読みやすかったんだ~」

 3.同級生に嫌がらせをされても、
  トラブルがあっても、「同じクラスの仲間だから」と、
  仲良くしようとしていました。
  当初、一部の子たちに、毎日のように嫌がらせを受けたようです。
  休み時間に廊下でよくやられていたようで、
  他のクラスの子がお母さんに話して、私に教えてくれたので、
  かなり目立っていたようです。
  夏休み前には、嫌がらせもされなくなったようです。
  
  友達がいないのかと心配しましたが、今は、
  友達と遊びに行ったり、友達が遊びに来たりしています。

 4.2学期には、
  「係の仕事を責任を持って、一生懸命やってくれます」と
  先生から言っていただきました。
  うちでは、お手伝いを忘れたり、嫌がったりするんですけどね(><)

 5.モンテ幼稚園を卒園した同級生は、違う学校なのですが、
  最初の頃は、息子も含めて、「お仕事したい」と言っていました。 


【小2】
 1.生活科で、野菜を育てるとき、
  自分は、なすを選んだのに、トマトを育てている子のために、
  「脇芽を取った方がいい」とアドバイスしたらしい。
  さらに、家に帰ってきてから、
  「みんながわかりやすいように」と、
  「脇芽の取り方」のポスター(?)を描いて、
  次の日に、持って行ったらしく、先生から、お礼を言われました。

 2.公園で、サッカーボールで遊んでいるとき。
  1歳くらいのヨチヨチの男の子がボールに寄って来たので、
  ボールを軽く転がしてあげたりして、遊んであげていました。
  「自分も小さいころ好きだったから
  きっと好きだろうなと思った」と言っていました。
  意外に、小さい子に優しく話しかけたりできるので、
  一人っ子だけど、縦割りクラスだったのがよかったのかもしれません。
  小さい子に接するときは、モンテの先生っぽい言い方してます。

 3.友達とケンカしたとき、
  自分で先生に言ったり、自分で解決しようとしているようです。
  母は、ケンカするたびに、内心オロオロしてるのですが・・・(苦笑)

 4.夏休みや冬休みの宿題の計画を立てて、実行していました。
  1年生のときもそうだったのですが、途中で変更しながらも、
  せっぱつまるということは、今のところ、ありませんでした。
  ただ、すべての宿題をやる気満々でやっているわけではなく、
  嫌いな宿題は、イヤイヤやっているので、
  あまりにいいかげんにやっていて、やり直しさせたこともあります(汗)

 5.昨年の持久走(800m走)の順位より速くなりたいからと、
  突然、「日曜日の朝、お父さんと一緒に走る」と言って、
  自分で計画を立てて、夫に頼んでました。
  「家を6時に出発して、○○公園まで行って、
   公園のランニングコースを走って、帰りに□□神社に寄って、
   7時に帰ってくる。たぶん2kmくらいあるよ。」と。
  出発したのは、6時20分くらいになりましたが、一応、
  本人いわく、予定したコースを走ってきたらしいです。
  夫に「ずっと走ってたの?」と聞いたら、
  「歩いたりもしたよ」とのことでしたけど、
  一応、計画を実行したということになるかな。

1,2年とも、先生に、
「普段、ぼーっとしていることもあり、
みんなが動き出してから、動き出すということがありますが、
やり始めると集中力がすごいですね。(特に好きな科目ですが)」
と言われました。
幼稚園でも、同級生の中で一番ゆっくりでした(><)
から、ぼーっとしているのは、息子の個性ですが、
集中するというのは、モンテッソーリの特徴かなと思います。

母親として見ると、
「まだまだ」「困ったな」と思うような課題がある息子ですが、
少しずつ成長しているのでしょうねー。
ついつい口が出てしまう母なのですが(汗)、
15年、20年先を見越して、子育てしなければいけないですね。

 

モンテッソーリ子どもの家アイアイ クラスのご案内

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の作品(小2息子)~スペースシャトル、ヘッドライト付きの車~

2011年10月14日 | 子育て記録

最近、ますます工作に夢中の息子(小2)の作品です。
興味ある方は、見てやってください。

↓紙粘土で作ったスペースシャトルです。
裏に磁石を貼って、マグネットを作りたかったようですが、
一袋使ってしまったので、重くて、くっつきません(苦笑)
置物になっております。絵の具で色付けし、ニスをぬりました。


↓夫とともにつくったパチンコ。
パチンコの玉は、ビー玉を使っています。
息子が突然「こういうのを作りたい」と設計図を描いてきたので、
夫が材料を一緒に買いに行き、一緒に作っていました。
息子は、のこぎりで切ったり、釘をうったりしてました。


↓なぜか紙袋。
お菓子を入れていた袋を見て、つくりたくなったらしいです。
一応、定規で大きさを測って、のりしろもつくっていました。
今まで、フリーハンドだった息子にしては、進歩。
そして、なぜか、すべての面に花の絵。
ちょうど、15cm角の折紙が入ります。


↓ヘッドライトがつく自動車。(突然思いついたらしい)
このスイッチは、以前、サイクロンクリーナーから光る万華鏡に使われていたものです。
ヘッドライトは、「はやぶさ27」をつくったときのものです。
今度は、車にリサイクルされています。
一応、走るのですが、ペットボトルを切ったものに載せているので、
重みで沈んでしまい、速く走れません。


↓そして、木の板へ変更したものです。
息子が、木に大きさを描き(定規使ってました!)、
夫に切ってもらっていました。
できるところまで、息子にやらせているので、ゆがんだりしてますが。
結構走るので、動いている写真は撮れませんが、
ヘッドライトもつきます。


↓ちなみに、現在の「はやぶさ27」です。
 今は、ライトがなくなり、少しシンプルになりましたが、
 土星(紙皿2つを合わせたもの)に着陸した「はやぶさ27」になりました(笑)
バックの旗は、なぜかオーストラリア。(微妙に☆の位置が違いますが)
中央のオオカブトは、木製です。
息子が書いた通りに夫がのこぎりで切ってあげたりして、
息子が色を付けてました。
はやぶさと人工衛星のプラモデルは、夫作ですが、
手前の飛行機は、息子が一人で作ったプラモデル。


↓こちらは、牛乳パックで作った船です。
図書館で借りた本を見て、作りたくなったらしいです。
後ろのスクリューは、プラスチックトレイを切ったものです。
ゴムにひっかけてあり、くるくる回しておいてから、
水に浮かべると、走ります。
これは、割と簡単にできて、遊べるかもしれませんね。

 

モンテッソーリ子どもの家アイアイ クラスのご案内

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

繰り下がりの計算カード(小2息子)

2011年10月10日 | 子育て記録

最近、小2の息子の算数の宿題に出されるのは、
筆算の繰り下がりの引き算なのですが、やるのを嫌がります。
 351
- 65
---------
というような問題が20問くらいある1枚のプリントです。

繰り下がりの計算で、つまずくという話を聞いていたので、
繰り下がりの計算を、しっかりやっておかないといけなかったのかなと
思い、作りました。計算カード。
(モンテの算数教育とは、違うと思いますが・・・)
問題と答をバラバラにしておいて、問題の隣に答を置いていきます。
↓なんだか、楽しげに並べ始め・・・・


そのうち、「順番にきれいにならべよう」と言って、
↓このように、ずら~~っと並べていました。



この様子を見ていたら、1年生のときのことを思い出しました。

----------------------------------------------------
1年生の1学期。

足し算、引き算が始まってしばらくすると、
計算カードというのが宿題になりました。
私が作ったようなものではなく、
リングでとめてあって、表に問題、裏に答が書いてあり、
「3+5=」「8」と言って、めくっていくというものです。
問題の順番はバラバラに並べなおしておきます。
そして、毎日時間を計って、記録をしていくというものでした。
2分以内だったら、金メダル、
3分以内だったら、銀メダル、
3分以上だったら、銅メダル。
子どもに目標を持たせ、やる気を出させるものだったようですが、

息子の場合・・・
結構、計算早いな~と思っていたら、
「あれ?前の答は、なんだったけ?」と何度か言うのです。

「??前の答が、どうして関係あるの??」
と、おかしいなと思って、カードを見てみたら、
問題は、バラバラになっているのに、
答が、0、1、2、3、4・・・・8、9と並んでました(T_T)

モンテ園のママ友には、「そこに頭使ったのね」と爆笑されました。
でも、ちょっとモンテらしいのかもしれません。
モンテの幼稚園から小学校に入ったばかりのころだったし、
順番に並べるのが、気持ちよく感じたのかもしれません。

それに、
2分以内って、結構ハイレベルで、
息子は、初めのころは、金メダル取りたいと頑張っていましたが、
どうしても、タイムをあげることができず、
タイムを計ること自体が嫌いになってしまいました。
モンテの幼稚園では、計算が好きだったけれど、
速くしなければならないこともなかったし、
走ることも、自分の今までの記録と比べてどうかというだけで、
評価もなかったので、小学校のやり方になじむまでには、
ちょっと苦労しました。
------------------------------------------

そして、今回のこの繰り下がりの計算カードも、
並べてましたから、何か落ち着くのでしょうか。

宿題の時間がかかりすぎると思っていたけれど、
この間は、「友達が『宿題やってから、遊びに来いよ』と言ったから」
と言って、大急ぎで算数の宿題をやって、遊びに出かけて行ったのです。
いつもダラダラと1時間くらいかけているのに、この差は何??
単に、やる気の問題だったってことでしょうか。
それにしても、少しずつ親から離れて、
友達の比重が大きくなってきているようです。

 

モンテッソーリ子どもの家アイアイ クラスのご案内

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする