宮美庵

幸せはいつだって、わたしの中に。

母に異変・・・?

2016-06-11 21:18:14 | 家族・親戚

一昨日実家へ行ったときは、母に特に変わったことはなかった。

物忘れのひどさは、もういつものことだけれど、自覚もしているし、

会話は全く普通にできて、母は普通の母に変わりないし、

私が風邪を引いていたときは、ちゃんと覚えていて毎日電話をくれたし。

 

けれども今日、母がいないところで父が話してくれたことは、

新たな心配の始まりか・・・という内容だった。

 

一昨日の夜中、いつまでもお手洗いから戻らぬ母を、

父が心配して見に行くと、母の姿はどこにもなかったのだそう。

家中探しても見つからず、

玄関をみると鍵もチェーンも開いていて、

外の階段の下に、母が裸足で座り込んでいたのだと。

「そんなところでいったいどうしたんだ?」と父が声をかけると母は、

「自分の家がどこにあるのかわからなくなったの」と言ったのだと・・・。

家の中に連れて戻り、お布団に寝かせると、

朝には家の記憶はちゃんと普通に戻っていたけれど、

昨日は半日体調が悪くて伏せっていたとか・・・。

 

今日は全く普通に戻っていて、

私と二人で、皮膚科に行ったり買い物をしたり、お料理を作ったり、

梅干し作りの相談をしたりした。

近くの公園へお散歩に行って、おしゃべりしながら一緒にゆっくり1キロ以上歩いた。

30年前、家を建てるときに、近くに公園ができることを知って嬉しかったことや、

大きくなった白樺の木の美しさや、気持ちの良い今日の公園の空気のことや・・・

いろんなおしゃべりを楽しくしながら、元気いっぱいだった。

だからそんなできごとが信じられないほどだった。

 

でも、夜中の記憶喪失と行動は、決して無視できはしない。 

父も不安だろうなぁ・・・

安眠できなくなるのではないだろうか・・・

また私にも、毎日泊まり込む日々がやってくるのだろうか・・・

 

認知症の悪化なのか、

薬の副作用なのか、

一時的なものなのか、

始まり・・・なのか・・・

 

そうして、

久しぶりに計画し、とても楽しみにしている友人との夏の旅が、

ダメになってしまうのではと、

心配している自分に、

情けない思いとともに、私は気づいてしまう・・・・

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