水彩とかじゃなくて、油絵とかで、色がきれいでもなんか足りないな、っていうとき、土台の色が塗られていないことに気づいたりします。(大きな美術展にくるような画家の絵じゃなくて、なんかのついでに見かける趣味の展示とかの話)
油絵を専攻していたとき、先生が気さくですごいすてきな先生だったのでよく覚えているのだけど、「まず下絵を描いたら必ず、黄土色と茶色で全体を下塗りして印影をつけておくのよ〜」「それが乾いたらね、見えてる色と関係ない色を塗っていくの、ピンクとか黄色とか、なんでも感じるままに好きな色でいいのよ〜」と明るく軽〜い感じで話してたのですが、実際に塗ってみると土台の色があると重ねていく色に深みが生まれて、あっサラッと言ってたけど大事なんだなー!って思った覚えがあります。
例えば空の青でも土台の色の上にピンクや黄色などを重ねて、その上から青を塗ると下から少し透けて光のように見えたり、時間帯を表現できたり、色に表情が生まれていくのが面白いな〜と思いました。どんな描き方でもいいし自由だと思うけど。
どんどん買ったものがすぐ手元に届いて、情報がすぐ手に入ってっていうスピード感に慣れて、目に見える結果もすぐに求めたくなるけれど、目立ったり注目を浴びなくても、こつこつと続けていることは、土台の色のように地味でもその人の深みを感じさせるのだろうなって思います。
何が言いたかったのかっていうと、ヨガに続けて参加してくださってる人すごいなってことです笑 ヨガ以外でもなにか継続してこつこつと続けていることでも。
ヨガって何か目に見えるものじゃないし、すぐ何かドラマチックな結果が見えるものでもないから。ただ、続けていると、体の変化や心の持ち方の変化、肌のつやとか呼吸や睡眠の深さなど、感じられるものがあると思います。
わたしはお習字2週間で、太極拳は半年でやめたのでなんともいえないですが(笑)
ヒマラヤからの日の出
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