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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

謎のペルー人飛来す!

2009年12月11日 | 日記
ぼくの友人でありビジネス上の仲間である「謎のペルー人」が再び来襲した。
ぼくは彼を成田に迎え、直ちに岩盤浴に連れて行ったのである。

間違いなく疲れが取れるからである。

ところが時間の問題でもあったのだけれど、この日岩盤浴では「ヨガ」の講習会であった。
彼は一日以上空を飛んでいたのにも関わらず、ヨガ体験を申し出たのである。

彼は間違いなくタフガイである。

今回彼が招来したペルーのお土産は手芸用雑貨とクリスマス・ツリーの飾りグッズであった。

取り急ぎこのようなアイテムである。



多面体カットで輝きがまるでスワロフスキーのようである。
知り合いの女性・・・この女性は魅力的で、年齢よりもはるかに若いイメージを保持しているのである。
またこうしたパーツを組み合わせて、可愛らしいアクセサリーを作り出すのである。
したがって、この女性の手に渡そうと思っているのである。



これもペルーのマーケットで売られているのだと言う。
石である。
日本で購入するよりもかなり廉価であるらしいのである。

きっと、件の女性が美しいアクセサリーに生まれ変わらせるに違いない。



これは完成品のブレスレットである。
あのミサンガをしていただいた手の持ち主に合うのではないだろうか、と思っている。

取り急ぎ、謎のペルー人の飛来を紹介したのである。




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                     荒野人

輝く山のたそがれ

2009年12月11日 | 日記
昨日の山の夕景は、東山画伯を偲べるたたずまいであった。
今日はその山へと思いを伝えよう。



 

         輝く山のたそがれ


       そのあまりの輝度は
       山肌を一層輝かせて
       落日を讃える
       やがて闇を迎える序章に備える周辺の色彩へ
       薄墨を徐々に流し込む神々の意匠よ
       一つの層が色彩を失う刹那
       湧き上がるかのような情念が
       天空を染めていくのだ

       輝く山のたそがれこそが
       その輝く闇が
       あらゆる装飾を拒否する自負の遺産であるのか
       あるいはまた
       美への凄まじき嫉妬であるのか
       羽衣をやがて墨で被(おお)い尽くすとき
       天空は静かに
       帳(とばり)を下ろすのである

       輝く山のたそがれが
       一連のドラマを演じ終えるその時こそ
       逢魔ヶ時(おうまがどき)が怒涛となって襲来する
       やり過ごし身を潜め
       払い捨て潜伏する
       たそがれの残照に祈れ
       敬虔なる祈りよ
       美しき女の全霊を照らし出し
       約束された刻印が浮かび上がるまで

       時間という刹那の魔術が滅びるのを見届けるな
       山のたそがれは
       あまねく快感の予感
       一個の多層的情念のほむろ
       なのだから



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                     荒野人

冬の山なみ

2009年12月11日 | 日記
冬は山が綺麗に見える。
澄んだ空気を切り裂いて「網膜」にシャープに飛び込んでくるのである。
昼の鮮明な山襞(やまひだ)も良いけれど、夕景の中の連なる山なみは更に素晴らしい。




色調といい霞み具合といい、あたかも日本画家・東山魁夷描く山のようである。
こうした気配は、雲すら山の一つになり得る深さの中にあるのだ。



この日、富士山が遠くに霞んで見えた。
頭に被った雲が、帽子のようにたなびいていた。

こんな日は、美味いものを食うに限るのである。
ぼくは、かの但馬家で特上カルビとタン塩、それにハラミの壷づけを焼いた。



特上カルビである。
刺しが素晴らしいし、肉が輝いている。

塩で食べる・・・これが最高であってタレではいけない!と言っても良い。
ぼくは一枚だけタレで食べてがっかりした。
損をしてしまったような感覚であった。

柔らかく、口中で溶けていくのだけれど塩の旨みと甘みが渾然一体となって肉の個性を引き出すのである。

マイ塩を早く持ち歩かなければ・・・と強く思った一瞬である。



タン塩である。
これはレモンを絞って食すのである。
一回だけひっくり返し、ミディアム程度の焼き具合が食べごろである。

小皿に取り、少量の塩をふりかけ髭葱(ひげねぎ)を巻いて急いで口に放り込む。
肉汁がジュワーと沁(し)みだして来る。
塩と葱の個性がタンに良く合うのである。



ハラミの壷づけである。
この壷から取り出すと、骨付きカルビのようにクルクル巻いてあって、大判のハラミが焼き網いっぱいに広がるのである。

残念ながら、あまりの感動に写真を撮るのを忘れていた。
このハラミはタレで食べた。
タレに沁み出しているフルーティな爽やかさが、ハラミに合っている。

焼肉と夕景のハーモニーはベストである。

デザートに甘い和菓子を食べたいと思ったけれど、我慢したのである。
和菓子はデザートではなく、お茶するときのメインでありたと思うからである。





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