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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

我が家のジャングル

2009年12月06日 | 日記
今日は快晴である。
素晴らしい天気である。

昨日から友人のK氏と打ち合わせつつ、資料作りに精だしている。
写真を撮り、その写真を調整し・・・である。

玄関から外に出たら、鉢植えの小宇宙がパッと目に飛び込んできた。



これは宇宙であり、小さなジャングルである。
苔から伸びているのだ。

あの宮崎駿氏描く「風の谷のナウシカ」の腐海(ふかい)である。




            苔の世界


        鉢植えの土に
        人知れず
        はびこってくれた苔の限りない生命よ
        誰にも知らせず
        天に向かって伸ばしている触手に
        日差しが落ちかかり
        やがて日が陰っても
        緑を淡く保ち続けて飽きない

        その生命の営みに感動する
        感動してあこがれる
        あこがれて
        やがて埋没したいとの願望に支配される

        小さな宇宙のジャングルに
        生命の炎を燃やし続けて
        あらゆる生きとし生けるものを
        吸い込んでしまおう

        苔の宇宙からの啓示は
        誰も否定できない生命の炎である
        のだから




今日のあまりの晴れにぼくは楽しくなっている。



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杜鵑(ホトトギス)が咲いている

2009年12月06日 | 日記
ホトトギス属(—ぞく、杜鵑草属、学名 Tricyrtis)は、ユリ科植物の属のひとつである。
ユリ科というけれど、その花弁の紋様はまるでランである。

花の時期からずれているけれど、咲いているのである。



これがホトトギスの花である。
開花時期はおおむね秋である。

それなのにぼくの家の近くで咲いているのだ。
季節を間違えたのだろうか。
哀れを思うのである。



この名前は花びらにある紫色の斑紋がホトトギス(小鳥)の胸の斑紋と似ていることから付けられたとされているのである。
因みに、ホトトギス(小鳥)のは横縞模様である。

それにしたって、季節を勘違いするのは悲劇である。
さらに、こうした自然の摂理の乱れにぼくは驚愕するのだ。

奇形タンポポの話があった。
これは、在来種が外来種によって淘汰されるなどといったレベルの問題ではない。

いま、本州から北海道に渡っていく小鳥たちに嘴(くちばし)の奇形が確認されているという。
恐ろしい予感がする。

チッチッと鳴くことも出来ず、小虫も捕らえられず自然淘汰されていく小鳥たち。
それも、キビタキやヒワといった小鳥たちである。

やはり地球が狂っているのであろうか。



ホトトギス・・・美しい響きの花である。

いま、種の起源のページがバラバラに解かれている。
進化の過程が乱れ始めているのかもしれないのである。

ぼくはいまその恐ろしさに慄(おのの)いているのである。



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