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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

月が欠けていく

2009年12月04日 | 日記
今日は雲の切れ間から欠け始めた月が覗(のぞ)いている。
満ちているのではない・・・欠けているとはっきり分かるのである。

ただ、右上弦なのか、左下弦なのか・・・どこから欠けているのか判然としないのである。



今日の薄暮(はくぼ)は綺麗であった。
ピンクに染まった空は、雲を従えているのである。
雲の点景はピンクを際立たせて鮮やかである。



この空の下、人は睦み合い、争い、そして自我を発散させている。
迷惑も、喜びも、不幸も、幸せも、全て呑み込んでしまう空である。

空に願いを・・・願かけて明日を迎えようと思うのだ。



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                     荒野人

お茶目なお月さま

2009年12月04日 | 日記
いまの空は見上げる価値がある。
それは本当である。

ここのところお月様は、雲に隠れたり現れたり・・・お茶目である。

今日は昨日と打って変わって、晴れである。
こんな夜はお月様を見るに限る。

今日はもうお月様は欠け始めているかもしれない。
一昨日で満月かと思った。

昨夜は雨が降っていたので確認は出来なかった。





            月に雲

        むら雲が月を隠すとき
        ぼくは雲になって
        きみの内部におし入ってしまおう
        月はなだらかなまろみを惜しげもなく
        ぼくに開いてくれるだろう

        月が雲を装うとき
        月は恥じらいをこめてぼくと対峙する
        その月の面立ちは惜しみなくぼくを受け入れ
        抱擁する女神となって降臨する

        月は全てをさらけ出す
        女神である
        何ものをも隠すことなく
        何ものをも拒絶することなく
        おおらかな母として降臨し
        女神となるのだ

        その前で
        ぼくは号泣し
        時に嗚咽し
        そしてある時は哄笑し
        落涙して
        全てを曝け出さざるをえないのだ

        月に合うのはきみの豊かな肢体と
        優しさである

        暖かな抱擁である

        ぼくはそれに憧れる
        憧れ
        捉えられてしまうのである
        そこからは逃げ出せず
        ぼくの精神世界はそこで散華してしまうのだ

        ああ
        悲しくも美しき森羅万象
        ぼくの心象風景よ

        心あらば
        断固として伝えよ

        ぼくの袖の温もりを





今日の空である。
暖色系の雲が浮かんでいるのである。





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                     荒野人


空を見上げよ!

2009年12月04日 | 日記
今日は晴れである。




      空を


   空を見上げよ
   あくまでも高く
   あくまでも澄んでいる空を見上げよ

   澄んだ夜空も見上げよ
   星が瞬(またた)くのである

   きみは瞬く星空を見たことがあるか

   きみは高い空を飛翔したことがあるか
   空を飛べ
   澄んだ空を飛べ
   瞬く星空を飛べ

   空を見上げよ
   見上げたら
   そのあまりの美しさに驚愕せよ

   きみの美しき瞳から
   涙がこぼれるのを拭きもせず
   君は空を見上げ
   その空を飛べ
   瞬く星空を飛べ

   まるできみは飛天になって
   空を翔(かけ)るのだ

   白く長い羽衣を翻し
   飛天となって
   空を飛べ
   瞬く星空を飛べ

   きみこそ飛天にふさわしい
   誰もがきみが飛天となって
   翔る姿に夢を見るのだ

   きみの舞い踊る姿は美しく
   神々(こうごう)しい
   天平の女人となって
   飛天に変化(へんげ)せよ
   豊満で豊かな天平の飛天と化せよ

   飛天は空を翔け
   瞬く星空に昇華する

   きみが連れて行く夢は
   散華し
   飛翔する

   空を見上げよ
   きみよ
   空を見上げ
   空を翔け抜けよ

   瞬く星空に散華せよ
   空を見上げ
   星空を見上げ

   そして涙せよ




空を切り取り、そして羽を休める。
蓮花の咲かない季節。



寒椿である。
ここに羽衣を休めよ。




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