平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

デート~恋とはどんなものかしら? 第7話 基本的に家事全般は乙がするものとする。性交渉は週21時間!

2015年03月03日 | 恋愛ドラマ
 依子(杏)がつくった結婚契約書(笑)

・基本的に家事全般は乙がするものとする。←乙は巧(長谷川博己)www
・朝食のメニューは以下のとおりとする。
 月曜日 米飯 豆腐とわかめの味噌汁、鮭の塩焼き、納豆
 火曜日 トースト、サラダ、ヨーグルト
 ※第二火曜日は野菜しか食べない日   ←健康志向www
性交渉のペース 週21時間 性交渉は週2回、21時から ←規則正しい生活!

 さて、今回はこのせりふ。
 巧は、母・留美(風吹ジュン)の死(←実は勘違い)を前にして、機械的に物事をすすめる依子にこう叫ぶ。

「悲しくて、呆然として、やるべきことも出来なくて、ただただ途方に暮れてばかり!
 それが人間だよ!
 大切な人の死って、そうやって迎えるものだろう!」

 確かに巧の言うとおり。

 世間一般では、合理的に物事をすすめたり、白黒はっきりさせることが良いこととされているが、そもそも人間とは不合理なものであり、迷うもの。
 立ち止まり、逡巡し、ああでもない、こうでもない、と考える。
 むしろ、こういうことの方が大切ではないか、と最近、僕は思うようになった。
 生きるうえで正解はひとつではありませんしね。
 人生を山登りに例えると、立ちどまって荷物を下ろして景色を眺めるのも大切だし、時に道に迷ってウロウロするのも一興。

 一方、依子も前回、母のお雑煮を食べた時に号泣したように、心の奥底には<感情の渦>のようなものがあるんだろうな。
 それを理性や合理性という堤防で堰き止めている。
 その堤防が決壊したとき、感情が表れてくる。
 巧が以前指摘したように、感情のない人間なんていませんから。
 今回の別れた夫(平田満)を死を迎える留美(←実は勘違い)に合わせたいというのも感情の表れですし。

 だから、依子が、理性や合理性という鎧を脱ぎ捨てて、燃えるような恋愛ができるといいですね。

 そう言えば、恋愛こそ、なぜ相手をこんなに好きになったかわからないし、好きになったらなったで告白するか否かで迷ったりする、<不合理で迷うこと>の代表選手ですね。

コメント (2)
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