23(祝)深澤楽団の午後。
こんな土砂降りの彼岸中日があったか?と思うほどの悪天候の中、
普段は夜の銀座にお越しにならないお客様で満員のエムズ。
かつては晴天率100%を誇った芳美さんの神通力も、今年はなぜか
ひな祭りも含め惨敗状態。(本人は「より強力な雨男?がいるに違いない!」
とおっしゃっています。)
ちょうど前日22日が「中秋の名月」だったこともあり、(実際の満月は
23日当日)『月のスペシャル』と銘打って、月と秋にまつわる曲を揃えたものの、
リハの時には
深「今日はSeptember In The RainよりもStormy Weatherのほうがピッタリかも」
と泣きが入っていましたが・・・。
中藤さんのバイオリンで聴くポピュラー・ナンバーの数々は、普段のジャズバーとは
一味違うシックなカフェの雰囲気満載。
「何かソロを」と言われたベースの菊池さんも
「んじゃ、ボクはアラバマで」と、弓の妙技を披露。
「もしもし、それは星なんですけど」との突っ込みもありましたが、
まあいいんじゃない?ということで、アンコールは“星に願いを”でした。
もうひとつのスペシャルは初登場の“覆面”バーテンダー。
季節のフルーツを担いで、8丁目からやって来てくれました。
『月』洋ナシ、『秋』岡山産ピオーネ、『星』ピオーネ(ノンアルコール)
の3種のカクテルは飛ぶように売れ、せっせとフルーツをつぶしてシェイクし続けてくれた彼も、
「いいですねえ、音楽のある銀座の午後」と、仕事しながらエムズの雰囲気を満喫。
エムズの理想とする形のひとつを演出できたひとときでした。
あんなに暑かった夏にも終わりがあって、この日を境にほんとうに
クールな秋になってしまいましたね。
秋雨の続くのはあんまりうれしいものじゃないけれど、でも、ご存じですか?
'September In The Rain'は、実は九月の、ある落ち葉散り敷く雨の日に、
とてもロマンチックで幸せなひと時があって、春になってもそのことを
うれしく思いだしている、という歌なんですよ。
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