桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2010・10・2

2010年10月03日 | Weblog
ふと「哲学的問題」。店のお客さんと店のマスターとでは、どちらが偉いか?普通に考えれば「お客様は神様です」のフレーズがある様に答えはお客さんだろうが、傲慢不遜な桃井章は店のマスターだと考える。何故こんな自問自答をするかと云うと、最近ちょっと考えさせられることがあったのだ。数日前、あるわがままなお客さんから、今から8人で行くけど、俺はファドが嫌いだから、他の音楽に変えておいてくれ。変えてくれないならその場で帰るからと電話があったのだ。俺はハハハッと笑って誤魔化す。そうはいかないとも音楽を変えるともいわずに電話を切る。それでお客さんが来て、何故音楽を変えてないんだ?と文句を云ったら、気に入らないなら帰ってくれと俺は云うつもりだった。幸いそのお客さんはファドが流れているのを知ってブツブツ文句を云うだけだったので大事にならなかったが、どんな常連でもこの種のことに関してワガママをきかす気持ちは微塵もない。お客さんは一人じゃないんだし、きいていたらキリがない。その店の雰囲気や内装が気に入らないなら、お客さんは来なければいいだけの話だ。そう云う人が大勢いたら店は潰れるだろうけど、その位の覚悟がなくては店はやっていけない。その意味でお客さんより店のマスターの方が偉いのだと居直ったものの、土曜日と云うこともあってイベントが夕方終わった後は10時近くまでてお客さんは一人もいなくて、傲慢一変臆病なマスターになる。幸いその後脚本家のIちゃんがシナリオ学校の生徒たちを連れてきてくれ、映画監督兼教育評論家のHさんがMに誕生日祝いにシャンパンを持ってきてくれたりしたから、またまた傲慢なマスターに戻って12時に閉店。
★コレド演劇フェスティバル2010最優秀賞発表!
審査員の投票及び合議の結果、演劇ユニット「おおのの」の『怪談八雲噺』(作演出・大野裕明)が最優秀賞として選ばれました。「おおのの」には来年当シアターで三日間の使用料無料の上演権が与えられます。
★ポルトガル風居酒屋『COREDO』誕生!
9月1日からコレドが生まれ変わりました。いわしやバカリャウ(干し鱈)のコロッケを初めとするポルトガル風料理、そして「CORETO」なんて店の名前と一字しか違わない名前のワインを初めとするポルトガルのお酒を中心に、ジャズの代わりにファドが聞こえてくるポルトガル風居酒屋に変身です。勿論、焼酎、ウイスキーなど今までのお酒、更にすき焼を初めとするコレド名物料理はそのまま新メニューに移行。それに伴って営業時間も土曜平日共に6時から12時までになります。どうぞよろしくお願いいたします。
コレドのホームページのアドレスイベントスケジュールなどご参照ください。