堕落と墜落という文字は似てるね

息抜きの合間に人生を

Wizardryというゲーム

2013-04-02 23:35:14 | ゲーム
こんばんわ、Ekdahlです。
まだ春休み中の娘が羨ましいデス。


1981年にApple IIでリリースされたWizardryって、
コンピュータRPGの原点の一つだったりする。
日本で大ヒットしたドラゴンクエストだって、
ウィザードリィとウルティマが無ければ生まれなかっただろうって位、
ウィザードリィはRPGの古典だ。
ドラクエは見た目ウルティマ、戦闘はウィザードリィな作りだった。
だけれども、オリジナルシリーズの俗にいう新Wizの#6以降は何とも迷走した感じだったりする。
まずは6の画面を見て、俺は「もうダメだなぁ」なんて思ったものだ。
そう思ったのは俺だけではなく、旧Wizをベースとした外伝が日本ではSFCやGB等数多く作られてきた。
それがまた、妙にいいデキだったりする。
さらにリスペクト作品や、Wizの名を冠した新作等、日本人はホントにWizが大好きなんである(多分)。

実は今、Wizの版権はちとややこしい事に。
現在、IPM(元アエリア子会社)とその親会社Gamepotが、
#6~#8と商標権”Wizardry”の所有者となっている(2006年11月取得)。
Wizardryを冠した新規作品の制作権も持っているワケであるが、
では一般に旧Wizと呼ばれる#1~#5はどうなっているかと言えば、
原作者の一人であるAndrew GreenbergとSir-Techの間で裁判が続いていて、
かなーり曖昧な模様。
だもんで、最近のWizの魔法名って旧(1~5)じゃなく新(6~)に準拠している。
多分、Wizardryのロゴで、Wの文字を剣が突き抜けていないのは、
旧Wizに準拠、突き抜けているのは新Wizに準拠した魔法名になっている、と思うんだが。
New Age of Llylgamyn(旧Wizの#4と#5収録)は剣が突き抜けていないので、魔法は馴染みある名前のまま。



戦闘の監獄は剣が突き抜けているので、新Wizの魔法名になっている。



実は新の方が、効果が分かりやすい名前になってるんだけれども。


そして、IPMは2009年、あるプロジェクトを立ち上げる。
Wizardry Renaissanceである。
最初は期待していたんですよね・・・。
サイトには、

Wizardryから27年・・・
非常に残念なことに世界からWizardryは忘れられています。
そこでWizardry30周年となる2011年までに、
全世界のプレイヤーに再びWizardryという"ブランド"を広く認知頂けるよう、
立ち上げたのが【Wizardry Renaissance】です。

なんて書かれています。
プレイしたのはDS版2作とオンラインだけですけど、
どーにもコレじゃない感が、ねぇ?
まぁ、志は買いますけど。
でもなー、おっさんゲーマー以外、Wizって需要あるのかなぁ?
新規開拓したくて、見た目的にキャラ絵使ったり、ストーリー付けてみたり。
でも、中身はWizで新参には取っ付きが悪く、
しかもなんかバランスも悪くって、古参にも新参にも総スカン。

旧Wizの雰囲気のまま新作出ないですかね、おっさん向けに。
まぁ、アレですよ、2005年3月にIRI-CTよりリリースされた原点回帰を謳った外伝「戦闘の監獄」や、
IPMが版権取得直前の2006年6月に同じくIRI-CTよりリリースされた外伝の「五つの試練」は、
原点回帰を謳っているだけあって、概ね旧Wiz然としていて、おっさん達には好評だった。
さらに五つの試練はシナリオクリエイトが出来るんで、
ある意味一般シナリオクリエイターがシナリオを追加してくれる限り、
新作で遊べるという考え方もありますけども。
ただ、コレってネット認証必須なんで、メーカーがサポート打ち切ったら、終わりですよね~。
旧き良きWizを再現しているだけに、ずっとサポートしてくれりゃいーんですが。
2006年リリースで、2013年2月にver20アップデートしてるのも十分凄いことなんですが。
ver20も不具合があるらしく、近日中にver21が出るようです。
ま、俺は前作「戦闘の監獄」しか持ってないんですけどねw
監獄も試練も、この旧Wiz然とした雰囲気は、
ターゲットを30代後半~40過ぎくらいの人を狙っているからですかね。
でも、版権がIPMにある以上、IRI-CTがRenaissanceに参加しない限り、
この古き良き雰囲気を持ったWizの新作は出ないんだろうなぁ・・・。


Wizardryの魅力とは何か?
忍者増田は言う。
「キャラクタ育成、レアアイテム探し、緊張感あふれる生死ギリギリの戦闘、シンプルさゆえに膨らむ無限の想像力」と。
全く同感である。


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