プロメテウスの政治経済コラム

プロメテウスは人間存在について深く洞察し、最高神ゼウスに逆らってまで人間に生きる知恵と技能を授けました。

偽装請負 指導が強化されても救われない労働者 根源に大資本の搾取の自由化を容認する政治

2006-11-11 18:43:50 | 政治経済
キヤノン、東芝、日立、松下プラズマディスプレイ、トヨタ関連企業の光洋シーリングテクノ―。日本を代表する大企業の工場で、違法な「偽装請負」が労働者の勇気ある告発で発覚し、社会的な大問題になっている。これまで「偽装請負」を取り締まる姿勢をとってこなかった厚生労働省も動きだし、労働基準局と職業安定局は9月4日、都道府県の労働局長あてに、製造業を中心とした「偽装請負」の防止・解消を図るため、監督・指導の強化を指示する通達を出した。ところが、ここにきて労働者を違法派遣し、マスコミで問題になった派遣(請負)会社を受け入れ大企業が調達先企業から外しはじめた。こうして派遣(請負)会社所属の労働者が路頭に迷う事態が起こりはじめている。 . . . 本文を読む