とりあえず一所懸命

鉄道の旅や季節の花、古い街並みなどを紹介するブログに変更しました。今までの映画や障害児教育にも触れられたらと思います。

「サンザシの樹の下で」を観ました

2012-07-31 21:02:57 | 映画

最近、とみにブログの更新をしなくなっています。

映画を観ていないわけでもないのですが、感想をつぶやくには張り合いがないというか…なかなか気分が乗らなかったのです。

写真日記も反応もなく、まあいいかとパソコンの中に眠っている画像がたくさんあります。

でも、また始めてみるかということで久しぶりに映画の話をしようと思います。

WOWWOWが3チャンネルになってから、映画があまりに多くあふれていて、片っ端から観ている関係で感想も書くヒマがないほどです。

今回はちょっと気になった映画ということで「サンザシの樹の下で」という中国の映画を紹介します。

2010年制作で日本での公開は2011年になっています。

この映画は「初恋のきた道」のチャン・イーモウ監督が、文化大革命真っ只中の中国を舞台に描く切ないラブストーリーということになっています。

主演の女優は、今回の映画がデビューになったチョウ・ドンユィです。

舞台は文化大革命の嵐の吹き荒れる1970年代初頭の中国です。

農村から学べということで、都会の高校生は農村で住み込みの労働体験をさせられます。ジンチュウ(チョウ・ドンユィ)もそんな女子高生の1人です。

ジンチュウの家族は、父親が走資派というレッテルを貼られて、遠く労働学習と称した思想改造の弾圧を受けています。母親も走資派の妻と言うことで職場で労働教育という過酷な労働棚圧を受けています。

ジンチュウの派遣された村には伝説のサンザシの樹があります。その伝説とは、樹の下で亡くなった抗日戦争の兵士の血が染み込み、白い花が赤く咲くという、革命精神を象徴するものでした。

村長(リー・シュエチェン)の家で暮らすジンチュウは、年上の青年スン(ショーン・ドウ)と出会います。

ジンチュウは家族と離れて暮らす中、自分への好意を隠さず、何かと気に掛けてくれるスンに次第に恋心を抱いていきます。

でも、それは彼女にとって許されぬ恋でした。スンの父親は共産党の指導者です。反革命分子と見なされた自分とは相容れません。

このあたりはよくあるラブストーリーなのですが、文化大革命をバックに描きながらの展開なので、なかなか複雑な構成になっていると思います。

その中でチャン・イーモウ監督の描くプラトニック・ラブは胸キュンの描き方なのです。

反革命分子として迫害されている絶望的な状況にある一家を救う希望は、ジンチュウが学校に残り教師として採用されることでした。

少しでも革命精神に反するとみなされる行為は一家にとっては致命的です。そのためにもジンチュウは一生懸命に思想改造政策に取り組みます。

ジンチュウとスンの恋愛のスタイルがなかなかいいのです。

手もつなごうとしないジンチュウに対して川を渡るのを助けるために木ぎれを通して手をつなぎます。

川を渡ってから二人の手の距離がだんだん近くなって木ぎれを捨てて手をつなぐまでの映像だったり、人知られず密会を重ねる二人の距離感だったり

憎いまでの二人の心の機微を描いていきます。

母親に見つかってしまい、無理やり引き離される時の足の包帯を巻き替えてあげるシーンは唯一のラブシーンかもしれません。

いろいろあって再開してからの二人は、川をはさんで抱擁するシーンは何とも切ないものです。

これ以上書くと全部ストーリーを語ってしまうのでここらへんで。

非常によくできた映画だと思います。




 

 

 

 

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「7・29脱原発 国会大包囲」行動に参加してきました。3

2012-07-31 00:27:08 | 写真日記

デモが終わって日比谷公園に帰ってからもまだまだスタートしていない人たちがたくさんいるような状況でした。

早いけど国会包囲網の場所に移動し始めました。

国会前はすでに人々の列で埋まっています。

座り込めるような場所を求めて歩いて行きますが、なかなかスペースがありません。

国会正門前は何十もの輪ができている状態です。

 

もうゴール近くにやっと座る場所を確保しましたが、キャンドル開始までまだだいぶ時間があります。

座り込んで水分補給をしながら途切れない人の波をじっと眺めていました。

本当に多種多様な人たちがあふれているのです。

時代は一歩ずつ確実に変化しようとしています。

子の声を聞こうとしないで、官邸にこもって密室政治をしようとしていると必ずしっぺ返しを受けると思います。

 

  

 

 

 

ろうそくやペンライトで国会を何重にも囲む抗議活動ができました。

首相は反応しないけど、国会からは各政党からスピーチが行われました。

中でも、民主党議員は数名が参加し、川内博史衆院議員は、「何したんだ!帰れ!」のヤジと怒号に対して

「帰れという意見は間違っている。民主党の中に残って、再稼働を止めるために闘っているんだ!再稼働を止めるためにここに来た!」とポーズのようなことを言っていましたが、

参加者からはさらに批判の声があがっていました。

原子力政策を強く進めてきたのは歴代自民党政府だし、再稼働を決めたのは民主党政府なのです。

国民の目は決して曇っていないと思います。

 

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「7・29脱原発 国会大包囲」行動に参加してきました。2

2012-07-31 00:12:47 | 週末は山にでも

いよいよデモがスタートしていく時間になってもなかなかスタートできません。

交通規制もあるので途中で切られます。人…人…人の波です。なかなか全員がスタートできるような状況ではありません。

 

その場でシュピレヒコールを連呼します。

ここでは、太鼓のリズムに合わせて「原発いらない!」「暮らしを守れ!」など短いことばを連呼していきます。

 

言ってる言葉は短いし、メッセージ性もあるので、誰がリーダーでもすぐに始めることができます。

これは新しい動きとして取り入れていくべきだと思いました。

 

参加している人たちは実に多様でいろんな年齢、いろんな服装などが見られます。

外国の方で、モデルさんかと思われるような方もいました。

 

やっとデモがスタートして調子があがってきたかな?と思っていると右翼の挑発が見られます。

右翼も街宣車で乗り入れるのではなく、手作り口汚くののしって挑発してきます。

 

東電前ではすでに陣取っている人たちが、「福島を返せ!」と抗議しています。

いろんな人たちが集まって運動を作っているので統一性がないのも今回の特徴です。

 

 

若者が目立つ今回の行動ですが、お年を召した方もたくさん行動されています。

この日は大変暑かったのでとても心配でしたが、頭が下がる思いです。

 

 

  

 

 

 

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