とりあえず一所懸命

鉄道の旅や季節の花、古い街並みなどを紹介するブログに変更しました。今までの映画や障害児教育にも触れられたらと思います。

「7・29脱原発 国会大包囲」行動に参加してきました。1

2012-07-30 22:57:47 | 写真日記

7月29日の脱原発国会大包囲抗議行動に参加してきました。

当日は午後3時半に集会が始まるということで、少しゆっくりめに家を出て、新幹線で東京に向かいました。

今回はできるだけ写真を撮って来ようということとデモ行進も参加するということでデイパック型のカメラバッグで行くことにしました。

まさに山登りをするといういでたちで我が家を出発して、在来線の駅まで歩いていると、近所のうるさいおばさんたちが「山に登るんかね-。夏山は安全だから大丈夫よね」と聞こえるような大きな声で噂話をしていました。

この町のこの雰囲気が子どもの頃から大嫌いです。

高校生の時に、下校途中に雨が降り、駅から途中まで同級生の女の子の傘に入れてもらって帰ったことがあります。

家に帰るとすぐに母親から「今日、相合い傘で帰って来たんだったね」と言われました。

自分が帰るより噂が先に家までたどり着いていることに吐き気がするほど、嫌悪感を覚えました。

高校卒業するとすぐに田舎を捨てて都会に出たものでした。

でも、またこうして嫌いな田舎に住んでいる自分はどうなんだろうと疑問に思います。

余計な話に逸れてしまいました。

もう一つ余計な話をすると、新幹線の冷房ってどうしてあんなに強いのでしょうか?うっかり忘れていました。

すごい混んでいる状態を想定しているのかTシャツ1枚ではとても耐えられるものではありません。

さて、東京に着いて、少し早いとは思ったのですが、日比谷公園近くで昼食を取り、会場に向かいました。

います。います。そんな雰囲気の方たち。

いつもは、私たちが属している労働組合の旗を目指していくのですが、脱原発の抗議行動は所属団体の旗をあげないことが約束になっています。

団体の旗が林立するような集会には一般の人が入りにくいのが理由の一つだそうです。

   

いきなり目に飛び込んだのは、チエ・ゲバラの絵が入った大きな旗です。

ちょっとパフォーマンスな感じもしましたが、それでも気持ちは買いたいと思いました。

福島からは団体で女性たちが参加していました。

今回の原発事故の当事者たちだけに参加者に与えるインパクトも大きいものがあります。

集会が始まる30分前には「NO NUKES」と書かれたTシャツは缶バッジの袋や帽子を被った人たちがあふれてきました。

今回の参加者に外国の人が多いのも特徴です。環境問題は特にデリケートなのかも知れません。

集会が始まるのをじいっと静かに待ってる女性の目が印象的でした。

参加者はそれぞれいろんなパフォーマンスで参加していました。

ロックバンドで参加する人もいるのは、今風なのかな?

 

集会が始まりましたが、集会の中央ステージはプラスチックのミカン箱が置いていあるだけの場所で、中央はマスコミが陣取っているのでなかなか見られません。

それでも、何とか撮影しました。

作家で活動家の雨宮さんの司会で集会が始まりました。

首都圏反原発連合のリーダーたちが1分間ずつスピーチをしました。

最後の一人がシュピレヒコールをするということでマイクを持ちました。

そのシュピレヒコールが変わっていてびっくりしました。

私たちの知っているシュピレヒコールはリーダーが文章を読み上げ、最後の部分だけを連呼するパターンです。

しかし、彼が行ったのは、「原発反対!」「原発やめろ!」「再稼働やめろ!」「命を守れ!」など7文字か、8文字のことばをリフレインするパターンです。

太鼓のリズムに合わせて行うかけ声なのです。

そして最後に「廃炉!」「廃炉!」と連呼していきます。「HIGH LO」とロックの会場のようなかけ声です。若者ならではの文化なのかもしれません。

俳優の山本太郎さんは「この国のやり方にみなさんの怒りが爆発して、今の事態を変えようと集まっている。選挙の時を見てろ!絶対に変えられる!」と訴えました。

青学の小島さんは原子力委員会のメンバーが原子力村の人間だけで構成されていることを強く批判しました。

パブリックコメントを百万単位で動かそうと訴えました。

民医連の長瀬さんは戦後一貫として、放射能の汚染と闘ってきたことを語り、子どもたちに負の遺産を残さないために2012年を国民の力で原発をなくしたという歴史的な年にしようと訴えました。

脱原発世界会議の実行委員長でピースボート代表の吉岡さんは、ベネズエラの友人はこのデモこそが日本の良心だと言っていると紹介しました。

落合恵子さんはたくさんの参加者に響けと声を枯らしながら「本当の民主主義を見せてやりましょう」大きな声を出していました。

 

コメント (1)
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