いよいよ、天国編を終了して地獄編にさしかかります。
夕方少しだけ食事を取ろうと思い、街に出ました。
牛タン以外で一人で入ってちょっとだけ食事をできる店というのはあまりありません。
適当に見つけた店でちょっとだけ酒を飲んで、ホテルに帰りました。
うとうとしたのかもしれませんが、目がさめてしまい、それからなかなか眠ることができませんでした。
これが、これかの悪夢の前兆だったのかもしれません。
眠れないということで、パソコンを取り出し、その日の松島漫遊紀を書くことにしました。
その後も目がさえてなかなか眠ることができませんでした。
こういう時は必ず、頭の中に“過去の失敗シリーズ”が次々に押し寄せてきて、絶望的になってしまいます。
この日の負の連鎖はとても長く感じてしまいました。
2日目は、雪が舞っていました。
この日から集会の本番です。
ゴロゴロと鞄を転がして、地下鉄に向かうのもおっくうだったのでタクシーで会場に向かいました。
昨日から遊んでいたので、少しまじめに手伝おうかと思い会場に向かいました。
参加者に配る封筒の中に入れる書類の準備をしているところでした。
プリントをある程度まとめるための丁合という作業をしてもらえないだろうかと頼まれたので、
階上にある事務局でページセッターという機械に向かい合いました。
紙をセットしたら勝手にどんどんやってくれる機械です。楽なものだとたかをくくっていたら、
これがなかなかやっかいで、印刷とばしの白紙が何枚か混じっていて、これが機械が検知してそのつど止まるのです。
相当な枚数だっただけにその作業の面倒くさいこと。
近所で昼食を簡単にとりました。
地元の人のお勧めでそばやのかつどんを食べました。
出汁のよく少し甘めで濃い味付けでした。
一度ならおいしいけど、2回目からはないなと思いました。
午後1時から紙取りの作業を開始しました。
人数が多かったので、1時間くらいで終了してしまいました。
4時から実行委員会をするということで、ホテルに荷物を持っていくことにしました。
ホテルは実行委員会が準備してくれた会場にもっとも近いホテルです。
これが、絵に描いたようなビジネスホテルです。
空調の音はうるさいし、直接風が当たってくるような部屋でした。
4時から1時間半くらい実行委員会をして、懇親会が始まりました。
この人たちは本当によく飲みます。
私は以前はこの人たちの中にあっても飲兵衛として有名だったのですが、この頃はほとんど飲めなくなっているので、ゆっくり飲んでいました。
本当にこの人たちはお酒が好きです。
体調を壊して以来、酒量がめっきり減っている私としては、つきあうのも大変です。
以前は先頭を切っていたのですが…。
懇親会も解散してホテルに帰ってきました。
煎餅布団1枚だけで、空調はあの調子ということで、途中で目をさましてしまいました。
ホテルの薄いパジャマではなく、フリースの部屋着を持っていて、それで眠ったのですが、どうも空調にやられたらしく、朝起きるとのどに違和感を感じていました。
次の日は本番です。会場準備が終われば主たる任務は受付です。
12時くらいから参加者が集まってくるので早めに弁当を食べてくださいといいうことです。
11時すぎくらいから弁当を食べ始める人たちを横目に
食欲がないことに気づきました。
のども変だし、風邪かな?ということで、
早めに薬を飲むのが一番ということで薬屋まで歩いて行き、
葛根湯のドリンクタイプを勧められた通りに買いました。
食後となっているので無理しておむすびを1個買って飲みました。
受付業務も何とか無事に終わり、記念講演を外のTVで見ながらどうも調子が変だということが気になっていました。
この基調講演が気に入りません。
「なんでこんな人を連れてきたの?」「誰が連れてきたの?」とぼうっとした頭で怒っていました。
でも何とかやり過ごしながら、6時から全体の懇親会に向かいました。
300人の立食パーティーです。
最初は山口県から来ている人たちと歓談しながら過ごし、
各ブロック順番の発表では、「あのつくものなあに?」のバカ踊りをしていたのですが、「もう立っていられない」という感じになっていました。
ホテルに帰ろうかと思っていたのですが、パーティーの最後に歌うことになっている「あなたが夜明けをつげる子どもたち」のギター伴奏を頼まれていたので帰るわけにもいきません。
何とか盛り上げてから2次会の誘いも断ってホテルに帰りました。
ホテルで体温計を借りて、部屋に帰りました。
体温計は昔からある振るタイプのものです。
液晶は高めに出るけど、この体温計の方が正確に出ると言われています。
時計を置いて部屋で計りました。
予想的中で39度5分を示しています。
最悪です…。
フロントに電話をかけて、「解熱剤はないか?」尋ねました。
「バファリンくらい置いとけよ」と思いながら、パブロンを2包もらいました。
パブロンを飲んで眠ると、全身汗だくになって目をさましました。
上から下まで全部着替えて、体温を計ると38度6分くらいまで下がっていました。
また、眠りについてもう一度起きた時に検温するとまた39度6分まであがっていました。
残りのパブロンを飲んでしまってまた眠りにつくと全身汗で目をさまします。
大汗をかいて体温を下げているだけなんでしょうね。