とりあえず一所懸命

鉄道の旅や季節の花、古い街並みなどを紹介するブログに変更しました。今までの映画や障害児教育にも触れられたらと思います。

“天国と地獄”ツアーin宮城 2

2011-01-12 14:01:44 | 写真日記

松島海岸に降りると、すぐに遊覧船の勧誘をしているおじさんにつかまりました。
この寒い時に遊覧船もどうかと思いながら、もう2度と来ることもないからせっかくだしと思い、結局乗ってみることにしました。

遊覧船の出発は1時間後の2時です。
それまで、松島の名所を散策しようとまずは、「まつしま~の~さ~よ~瑞巌寺」だろうと思い、向かいました。
本堂は2016年まで修理中ということで見ることができませんでした。
るるぶにもちゃんと書いてあったのですが、そこまで真剣に読んでいませんでした。
参道は、古木の杉並木でなかなか名刹という雰囲気をかもしだしていただけに残念です。

 

 

そこで、すぐ近くの円通院に向かいました。
伊達政宗の孫の光宗の菩提寺だそうです。
正面にある三慧殿は国の重要文化財に指定されている建物のようです。
このお寺は三慧殿の中にある厨子に支倉常長が持ち帰った西洋文化の文化と文様があるということで、徳川時代には開けることがなかったそうです。
外からはよく見ることができませんでした。

 

 

 

このお寺は庭園が有名なようで、江戸時代を代表する庭師の小堀遠州の作とされています。冬なので花は咲いていませんが、苔むした庭は何ともいい感じでした。

  

 

また、洞窟もなかなか迫力があるものでした。700年前のものだそうです。

円通院の近くで、着物姿のカップルを見つけました。渋い柄の着物で興味をもちました。

 


円通院で時間をかけすぎてしまい、昼食の時間がほとんどなくなってきました。
食事なしで2時から40分のクルージングも疲れるので何かないかと物色していると、牛タンのつくね焼きと牛タンまんじゅうというのを見つけました。
店のストーブの近くで缶ビールと一緒に食べさせてもらいました。
牛タンのつくね焼きは思いの外おいしかったです。

 

船の時間までまだ微妙にあったので、橋を渡って五大堂に行きました。
古くは坂上田村麻呂(日本史でしか知らない)の創建とされ、伊達政宗が再建したとされ、東北最古の桃山建築だと言われています。
海風に当てられてぼろぼろになっていることが残念です。

 

 

さて、松島クルージングですが、雪が舞い始めて視界はきわめて悪い条件での出航になってしまいました。
船は2階建てになっていて、景色のいい2階はグリーン席としてさらに料金上乗せというシステムになっていました。
撮影が目的なだけなので、もちろん2階に乗り込みました。
ここでも、売店で缶ビールとつまみを買ってカメラを構えてバチバチと撮影しました。

 

 

上の右端の画像は仁王島という名前だそうです。

でも私の目にはアヒルにしか見えませんでした。

船の後ろでは、かっぱえびせんを使ったカモメの餌付けをしているということで、船の周りにはカモメが群がっていました。
人間をほとんど恐れない習性には、ヒッチコックの『鳥』の映画を思い出してしまいました。
なかなかいい画像が撮れたように思います。
でもここまで近くにくるなら、もっといいカメラとちゃんとしたレンズを持ってきていたらいい画像が撮れたので少し残念でした。

 

 

 

島自体は面白いのだろうけど、天気が悪いのでそこまで感動しませんでした。
島は大小合わせて260あまりあるそうです。
私は瀬戸内ののんびりした島の風景の方が好きでした。
島には全部名前がつけられていましたが、どれがその島かよくわからなくなってしまいました。
まあ、どれがどれでもいいですけどね。(宮城の人に怒られそう…)

 

 

 

上の右端は小学校だそうです。ここに通う子どもたちは、各島から渡し船を使って登下校するそうです。

明日からの仕事を考えるとここらへんで切り上げなくては…という思いでホテルに帰りました。

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“天国と地獄”ツアーin宮城

2011-01-12 09:45:41 | 写真日記

今回の旅行は、表題にもあるように文字通りの“天国と地獄”のツアーでした。

今年度3回目の仙台です。
“るるぶ”を見てももう行きたい所はあまりなく、
どうやって過ごそうかと考えながらの出発です。
研究会そのものは、土曜日から月曜日までの日程です。
実行委員会が金曜日の午後1時ということで、当日出発では不安なので早めに入っています。

木曜日から翌日の午後1時までフリータイムだけど、今年度3回目ということで何して過ごそうかと策を練っていました。
せっかくの仙台なので何かブログネタを見つけなくてはと思いました。
また閉所恐怖症の傾向があるので、ホテルでゆっくりも苦手です。
とにかく移動中に考えようということにしました。

今回も福岡空港経由で仙台に行きました。
飛行機の座席が決まっていなかったので、カウンターに立ち寄りました。
「非常口でもよろしいでしょうか?」と聞かれて、
「いいですよ」と簡単に引き受けたのですが、
これが後から少し後悔することになります。

朝食をどうしようかと考えながら、空港を歩いてみました。
ごってりしたものばかりであまり食べたいという欲求が出てきません。
飛行機の中でぐっすり眠りたいので、ビールだけは飲みたいと考えていました。

結局、保安通路を通り過ぎて待合室で改めて考えようと思い、待合室に向かいました。
結局売店で生ビールとサンドイッチを買い、待合室のベンチで過ごすことにしました。

テレビがすぐ近くで2カ所鳴っていましたが、デジタル放送の特徴か、2台のテレビが微妙な時間差で音が鳴っています。
こういう情報の混乱がもっとも苦手です。
職員室にいて、いろんな声が同時にしてきていらいらしてしまうのと似ているかもしれません。
しかも同じ情報がわずかな違いでリフレインされるので気になって仕方ありません。
できるだけ音が聞こえない場所に移動して、時間をやり過ごしていました。

今回も古本コーナーで買い集めた村上春樹の文庫本を数冊持って行きました。
後から考えるとこれも良くなかったかもしれません。

飛行機は、“バスで案内”ということで、小さい飛行機を予想していました。
バスから見ると、プロペラ機が数機止まっていたので、
「まさかこれか?」という一瞬の不安感がよぎりました。


結局、少し離れたところにあるジェット機のところに案内されました。
ずんぐりしたボディーが何ともJALらしいという気にさせます。

 

仙台に到着すると福岡のどんよりした空気とは全く違い、青空が広がっていました。

これからの旅の楽しさを予見させるような展開です。

空港から仙台駅までJRで移動します。
仙台に着いてからホテルにいったん荷物を置いて、再び仙台駅に帰りました。
天気もいいので松島を一度見てみるのもいいかと思いました。
あまりにも通俗的な感じがしたのですが、
自分を振り返ると“通俗の極み”というところもあるのでいいかと自問自答していました。

松島行きの電車にいったん乗ったのですが、
頭の片隅に松島海岸だったのではないかと思い、
るるぶを引っ張り出すと、松島と松島海岸まではかなり距離があることがわかりました。
慌てて、電車から降りて仙石線の乗り場に向かいました。

エスカレーターでかなり下がっていくようなホームです。
電車を待っているとなんとサイボーグ009のイラストが書かれている車両が到着しました。
石巻正太郎のふるさとと言うことでこういうことになっているのだと思いますが、さすがですね。

 

高知にはアンパンマンのイラストの特急があるし、岩国には課長島工作のイラストのバスがあるというところですか。
とりあえず、009の写真だけを撮りました。
私の乗る車両は反対方向で普通の車両でした。

乗った車両は、乗る時に開閉扉のスイッチを押さないといけない車両でした。
仙台からでもスイッチを押さなければいけないというのちょっびっくりでした。
乗っているとさっき見た石巻正太郎の電車のことが気になって仕方ありません。
持ってきたるるぶで調べると「マンガッタンライナー」という名前だそうです。
ちょっと石巻まで足を伸ばそうかという気になっていました。
車内のアナウンスを聞いていると、ずいぶん時間がかかるようなので、
今回は松島海岸にとどめることにしました。

 

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