年末にTSUTAYAに行って5本セット1050円で借りてきたDVDの中の1本です。
必ずしも、お勧めしているわけではないのでご注意ください。
こんなことを書くと好きな人から苦情がくるかもしれません。
あくまでも個人的な感想なので、読む際はご配慮をお願いします。
なぜ借りたかというとキャストに注目したからです。
興味が沸くような個性的な女優がたくさん出ていたので借りてきました。
そもそも非女子とは何を意味するのか?そこらへんからついていけない映画なのです。
HPを探していると、ありました。「あなたの非女子度を測る!」というページが…。
そこにはこう書いてありました。
『「非女子」って、なに????
「女はこうあるべき!」
そんなワクから飛び出した女子たち。
ただ自分に正直に生き方を貫いているだけなのに
他人から理解されないとわかっていても止められない!
もう突っ走るしかない!
そんなわたしは「非・女・子」それって、happy♪』
よくわかったような、わからないようなうたい文句が並んでいます。
平塚らいてふの頃からの永遠のテーマである女性問題ですか…。
そこは兎に角(うさぎ年だけに)
映画の話ですが、オムニバス形式なのですが、終止わけがわからないというストーリーと展開になっています。
サブカルチャーの流れなのかもしれません。
どうもついていけないジャンルが増えているようです。
オープニングでは、ベッドの上に並んで座る西洋人の母娘。母は語ります。
「昔々、ずーっと昔、エデンというところにね・・・アダムという男の子と、イブという“非女子”がいたの」。
そして、そのイブが鳥居みゆきで、狂気の顔でむさぼるように禁断の実を食べるという話。
1つ目の話『占い依存の女“占いタマエ!”』は、
高校生のタマエ(足立梨花)は、毎日学校へ行く前に神社に行き、
そこに設置されているガチャガチャ占いをして、一日中、それに書かれた通りの行動をしています。
理由は簡単で、タマエは占いを作っている神社の神主(スネオヘアー)に恋をしています。という話
だから、何なの?何が言いたいの?何が非女子なの?誰に尋ねたら答えてくれるの?
2つめの話『ただ闘う女“魁!!みっちゃん”』は通称みっちゃん(山崎真実)は日々体を鍛えることしか考えない。
ケータリングの店で見かけた店員がただ者ではないと気づき、ただ闘いを挑むという話。
ただ、闘う女、しかも闘いのシーンは香港三流映画のぱくり?それともTVの戦隊物?そんな感じです。
3つめの話『ノーブラの女“ビー”』
遺跡発掘現場で、現場責任者として働く菅山美帆(月船さらら)の秘密はノーブラです。
若手調査員の好青年の背中にブラジャーの痕跡を見つけた彼女の取った行動とは…・という話。
ブラジャーをつけたことのない私にとっては、それがどれほどのものか理解できない。
4つめの話『男を演りたい女“男の証明”』
映画『昭和残侠伝男の証明』の主役オーディション会場に片桐はいり演じる女が乱入。
「女に飽きたので」怒った男優たちが女優に詰め寄ります。
しかし女優も「男を極めてこの役を演じたい」と一歩も退く様子はありません。
片桐はいりが演じる男は、スーツに雪駄をはいて肩をいからせて歩きます。
片岡鶴太郎が、まじめな演技をするときのそのままの姿です。
あれが、男の中の男のイメージなのでしょうか?
第5作『混浴好きの女“混浴heaven"』
太平洋を臨む小さな温泉旅館に一人の女性千晶(江口のりこ)が現れます。
鞄の中には七輪が入っています。
それを目にした仲居は自殺志願者だと勘違いします。
千晶はかまわず手馴れた所作で浴衣に着替え、お目当ての混浴露天風呂へ。
持って来た七輪で魚を焼きつつ、居合わせた客(綾田俊樹)と混浴ならではのす会話を交わします。
そこで知り合った人たちとの混浴ならではのおつきあいが始まるという話。
裸どうしでも変なことを考えずに純粋にお風呂を楽しめ!というメッセージでしょうか。
「どこ見てんのよ!」と一喝されるような映画です。
第6話『自殺にはしる女"死ねない女"』
中谷涼子(仲里依紗)は東京の片隅で独り暮らしをする25歳のOLです。
失恋の痛手から「死ぬか」と決意します。
そこから自分の死後についての妄想が始まります。
自分の死後に現場検証に来た刑事たちの会話が頭を支配します。
足の踏み場もない部屋ではいやだ→掃除機を買い、カーテンを買い、掃除を始めます。
錆だらけの包丁ではいやだ→包丁を買いに走ります。
中里依紗が主演で演じているのですが、ジャージ姿でスーパーに走る姿は正直ださい。
しかもどこか太めに映っています。
ゼブラーマンの時のゼブラウーマンとも『喫茶磯辺』の時の高校生の感じとも違う何ともださいOLなのです。
妄想の中の刑事たちの辛辣な会話がまた面白く、だんだん魅力的になっていくOLとの対比がとても面白く見ることができます。
このDVDの6本の中で唯一評価できる作品かもしれません。
この1本が観られただけでも良かったと思いました。
借りてきてこの1本だけでも観ることをお勧めします。