ドルチェ=優美に
グラツィオーソ=優雅に
こう覚えて試験対策を整え、あとは何となく過ごす。
だが優美、を調べてみると(ふつう見ないね。意味はきちんと理解しているから今さらね)上品で美しいこと、派手でない美しさ、とある。
優雅、を調べると、上品でみやびやかであること、やさしい美しさがあること、である。
まことにごもっとも、としか言いようがない。説明の方が難しいような気さえする。
辞書によっては優雅の意味に優美であること、と載っている。
ではドルチェとグラツィオーソはほぼ同じことなのだろうか?
だがそんな詮索をする人は少ない。ドルチェだろうとグラツィオーソだろうと、何となく横目で追って弾いてしまう。
ショパンにはアダージョはほとんど無い。ラルゴは多い。ラルゴならヘンデルにも見かけるのにベートーヴェンやブラームスでは数えるほどしか見かけない。
テンペストの冒頭がラルゴだが、次にゆっくりになるとアダージョになっている。
楽典的な「知識」はほとんど役に立たない。あらゆる楽語は発想記号と見なしておいて間違いない。
プレストとヴィヴァーチェとどちらが速いのか、という話ではない。
グラツィオーソ=優雅に
こう覚えて試験対策を整え、あとは何となく過ごす。
だが優美、を調べてみると(ふつう見ないね。意味はきちんと理解しているから今さらね)上品で美しいこと、派手でない美しさ、とある。
優雅、を調べると、上品でみやびやかであること、やさしい美しさがあること、である。
まことにごもっとも、としか言いようがない。説明の方が難しいような気さえする。
辞書によっては優雅の意味に優美であること、と載っている。
ではドルチェとグラツィオーソはほぼ同じことなのだろうか?
だがそんな詮索をする人は少ない。ドルチェだろうとグラツィオーソだろうと、何となく横目で追って弾いてしまう。
ショパンにはアダージョはほとんど無い。ラルゴは多い。ラルゴならヘンデルにも見かけるのにベートーヴェンやブラームスでは数えるほどしか見かけない。
テンペストの冒頭がラルゴだが、次にゆっくりになるとアダージョになっている。
楽典的な「知識」はほとんど役に立たない。あらゆる楽語は発想記号と見なしておいて間違いない。
プレストとヴィヴァーチェとどちらが速いのか、という話ではない。