ルイガノ旅日記

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ランス美術館展 ~ 山口県立美術館

2017年08月05日 | 山口
山口県立美術館で、『ランス美術館展 ~ 華麗なるフランス絵画』が開催されています。ランスは、シャンパンの産地として名高いシャンパーニュ地方の中心都市。かつては、歴代フランス国王の戴冠式が行われた歴史を持つフランスの古都で、ノートルダム大聖堂やサン・レミ聖堂など3つの建築物がユネスコの世界遺産に登録される文化都市でもあります。


入口に置かれているのは、19世紀後半のフランスの画家、アンリ=ジェルヴェックスの『期待はずれ』。何に向けられているのか、不機嫌そうで鋭い視線が印象的です。


ここから先は撮影は禁止なので、ポスターやパンフレットからいくつか紹介します。


左:フランス革命の急進的な活動家であるジャン=ポール・マラーが暗殺されたときの様子を描いた『マラーの死(ジャック=ルイ・ダヴィッド)』
右:ルイ15世の6女ソフィーをモデルに描かれたと言われる『ソフィー夫人の肖像(リエ=ルイ・ペラン=サルブルー)』


左:衣服の透明感がリアルで、オリエンタルな雰囲気の『タンジールのユダヤ人の女(シャルル・ランデル)』
右:『ディアナに扮した女の肖像(作者不詳)』


1階ロビーにあるカフェ、La Plume Bleue(ラ・プリュム・ブルー)。フランス語で「青い羽根」という意味だそうです。


こんなパンフレットをもらって帰りました (^-^)ゞ


広くとられた歩道にゆたかな緑。県立美術館の前を南北に走るパークロードは、日本の道路百選に選ばれています。新緑や紅葉の季節はとりわけ美しい、癒しの散策路です。


並木を囲む八角形のベンチ。風雪に晒されて老朽化が進んでいますが、木陰が気持ちよさそうです〜


ランス美術館は、シャンパン醸造で財を成したアンリ・ヴァニエの死後、ランス市に寄贈された600点を越えるコレクションをベースとして、1913年に開館しました。今回の展示は、17世紀から20世紀を網羅するランス美術館選りすぐりの絵画や、ランス市にゆかりのある日本出身の画家レオナール・フジタ(藤田嗣治)の作品など、約70点が展示されています。印象的な絵もたくさんあって、見応えのある展示でしたが、写真に残せなかったのが残念。日本の美術館も、写真撮影にもう少し寛容になってくれるといいのですが・・・・。でも、こうした特別展は混みあうことが多いので、撮影を許可したらなおのこと混雑を助長するのかもしれませんね。山口県立美術館のランス美術館展は、8月27日まで開催されています。

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