ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
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城下町 萩 そぞろ歩き

2013年03月20日 | 山口
久しぶりに山陰の小京都とも呼ばれる萩を訪ねました。萩といえば、毛利家36万9千石の城下町、今も残る白壁や板塀の街並みと夏みかんの風景が真っ先に思い浮かびますね。


この夏みかん、明治維新後、生活に困窮した士族救済のために栽培が始められたものだそうです。


明治の元勲の一人、木戸孝允(桂小五郎)の旧邸。


観光客が見上げる松の木は樹齢300年だとか。どっしりとした風格があります。


そよ風にたなびく雪やなぎ。ヤマザクラの赤に映えていました。


幼少時の高杉晋作、伊藤博文が共に勉学に勤しんだと伝えられる金毘羅社 円政寺。鳥居があることからわかりますが、お寺でありながら、神社でもあるという珍しい形態を残しています。


藩の御用商人を務めていた旧菊屋家住宅。広い敷地を見事な白壁が囲んでいます。


旧菊屋住宅と通りを挟んで対峙するように建つのは、旧久保田家住宅。呉服商・酒造業を営んでいた豪商です。

ちなみに、両家を隔てているのは、参勤交代のとき大名行列が往来した通りで、『御成道(おなりみち)』と言うそうです。

旧久保田家住宅では、雛祭り期間中(4月3日まで)見事な雛飾りを展示しています。


住宅街を歩いていると、鮮やかな黄色が印象的な花が目につきました。


隣には、一風変わった赤い実のような花。


幾度となく旅人にその名を聞かれたのか、風情のある竹の板に花の名前(左が黄色、右が赤)が刻んでありました。

家に帰って調べてみると、『迎春花(インチュンホワ)』と『花蘇芳[紫荊とも表記](ハナズオウ)』のことのようです(いずれも中国原産)。  

城下の散策を終えて駐車場に戻ると、あまり見たことのない椿が2種。
ひとつは、淡いピンク色。


もうひとつは、バラを思わせる美しい朱色の花びら。


日本海に面する萩は、阿武川(分岐して松本川と橋本川)に囲まれた三角州。このあたりでは、伝統的な『しろうお漁』が行われています。今が旬のしろうお。情趣を伝える春の風物詩ですね~♪


数年ぶりの萩訪問。今回は日帰りで、帰路、同じく毛利家の城下町、長府に向かいました。

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