パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

「ところで、お前、やせたな」

2009-02-26 20:46:06 | Weblog
 中川大臣が「触った」という、ラオコーン像のラオコーンとは、トロイ戦争で、ギリシャと内通し、例の木馬作戦に協力したということで、海の怪物に息子二人ともども殺されてしまったという人物なのだが、あのねじくれた姿勢が妙にエロチックで、私は決して「あっちの趣味」がある訳ではないのに、興奮させられた。

 なんでだろう? ……要するに、海蛇に巻き付かれて明らかに性的に興奮しているのだ。ラオコーンは。それがこっちに伝わってしまう。

 プラトンはもともと男女は一体だったというのだが、それを思わせるような……。

 千年以上、海に沈んでいて、1600年頃に引き上げられたんだそうだが、大理石というのは、信じられないくらい凄い耐水性があるのだ。

 まあ、ともかく、このラオコーン像というのは、人類史上最高傑作と言われているもので、私もこれだけは見てみたい。見て触りたい。

 1000年以上海に沈んでいて平気だったんだからちょっと触るぐらい、いいじゃんか。(まあ、触らないけどね)

 大宮のS氏がやってきて、仕事を頼まれた。おかげで、久々の現金収入がちびっとあったが、S氏、開口一番、「やせたな!」。

 一年ぐらい前に、一年ぶりぐらいにあって、その時、「やせたな」と言われ、その後、会うたんびに言われる。

 爆笑問題の、「ところでお前いくつになった?」と同じだ。

 しかし、毎回、「やせたな」といわれると、なんか、どんどん痩せ続けているみたいで、やばい風に思えてしまう。

 だもので、そのたびに、「いや、一日一万2000歩は歩いてますからね」と答えているのだが、本当に、平均して一万二千は歩いている。

 おまけに、昼飯は抜き、間食はしないことにしている。

 おかげで、以前は本屋で長時間立ち読みしていると腰が痛くてしょうがなかったのだが、今は大分いいし、夜、寝床に入ってから足先がなかなか暖まらず、厚い靴下をはいたりしていたのだが、気がついたらそれもすっかりなくなっていた。

 とか言っても、また会う時には、やっぱり「やせたな」って言われるのだろう。

 その他、事務所においてある自転車が目に入ると必ず、「速いのか」、「いくらだ」、「大宮まで走って来れるか」って聞かれる。

 やれやれである。