パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

昨日・今日

2005-11-20 16:34:43 | Weblog
 床が汚い。
 床材はPタイルなのだが、そのPタイル自体が変色してしまっているような感じで、綺麗にすることは半ば諦めていたのだが、ふと、カネヨクレンザーを金属たわしにつけてこすってみたらどうかと考え、それに「♪住まいの洗剤マイペ~ット」を少量まぜて試みたら、きれいになった。ただし、ちょっとこすったくらいではだめで、掌底を金属たわしに添えて、全体重をのせてこする必要がある。この姿勢だと、タイル一枚、30センチ四方を仕上げるだけでかなりしんどい。しかし、一応写真ギャラリーでもあるので、「一部きれい」ではおかしい。はじめた以上、全部きれいに仕上げなければならない、それも翌日の昼までに。
 しょうがないので、やった。夜七時から翌朝三時過ぎまでかかった。疲労困憊して、肩、背中がひどくこわばってしまったが、寝る前に念入りに整理体操をやったので、翌朝起きたら、まあまあだった。もし、体操をしなかったら、さらにひどくなっていたはず。みなさん、肩凝りには「体操」ですよ。ビタミン剤を飲むのもいいけれど、それに加えて体操しなかったら肩凝りは直らない。(「整理体操」の重要さは、高校時代ちょびっと在籍した山岳部で教えられた。ちなみに、山岳部に所属したおかげで、それまでの方向音痴がすっかりなおった。)

 さて、ギャラリーを綺麗にした後、Sさん本の出版記念パーティーに。
 ずいぶん盛会で、百人以上来たのではと思ったが、実際には50人強だったそう。いずれにせよ、私はその間中ずっと、会場の片隅でK氏の出版計画に関しK氏の詰問を受けるはめに陥っていた。要するに、私が、同氏の出版計画について、「怠慢」かつ「曖昧」だというのだ。その批判については、甘んじて受けるけれど、「怠慢かつ曖昧であらざるを得なかった事情が存在すること」についての斟酌がまったくないことについては、若干の遺憾を表明せざるを得ない。といって、氏が「斟酌」なるものとまったく無縁の独裁者的人格かというと、あえて「然り」と言いたい反面、人一倍、「斟酌」を重視する人でもあるような感じもする。ただ、「斟酌しましょう」と氏が言う時、その物言い自体が他人にはプレッシャーとなってしまうようなところが、氏にはあるのだ。

 ともかく、言われっぱなしもしゃくなので、最後に自分のアイデアを言った。すると、案の定、間髪入れずに、「ド素人の案だ!」と却下(笑)。
 私の提案がまったくの「素人」のそれであるとは思わないし、また、仮に素人の発想でしかなくとも、それ故に無価値であるということではないはずだと、とりあえず反論した後、「素人の案だろうがなんだろうが、ともかく、私がノー・アイデアなわけではないことを言いたかったのです」と話を締めくくった。
 もちろん、もし私に「アイデア」があるのなら、最初にそれを言うべきなのだが、問答無用で「却下」されることが目に見えているのでは、とてもそれを口に出す勇気は生まれてこず、しかりしこうして、私のアイデアは最後の捨て台詞にまで先送りされてしまったのだ。

 うーん、こうして書いてみると、私も結構言うねえ(笑)。

 Qちゃん、復活優勝。アテネオリンピック選考会におけるQちゃん落選の是非をめぐる2ちゃんバトルにおいて「Qちゃん擁護」で論陣を張った私としては、彼女の力量が並み大抵のものではない(=「スペシャルな存在」と言い得る、世界でも稀なアスリートの一人)ことが明らかになったことは感慨深い……(笑)。