パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

新しい眼鏡

2005-10-25 16:03:06 | Weblog
 うさぴょんさんの他に、H氏からも「深謝には、ありがとうの意味が含まれると辞書にある」とのメール。謝謝(笑)。しかし、いくら言ってもMさんには通じない。「言葉ってのは、時代によって意味が変わるからね」と、まちがった使い方が一般化したのだ、とでも言いたそう、というか、そう言ったので、こりゃ、問題は「謝」という漢字の原義にあると思って、本屋で立ち読みしたら、「謝」とは、元来、「官職を去る」時に使われた言葉らしい。「無能でふつつかな私が、なんとか勤め上げることが出来ましたのも、みなさんのおかげです。謝謝(シェーシェー)」といった感じだろうか。この時の、「無能」「ふつつか」といった謙遜的意味合いが、「おわび」という意味に転化したのではあるまいか。いずれにせよ、「謝」という漢字には「おわび」と、いわゆる「感謝」の意味が両方含まれていることは……最初からわかっていたんだけど……あんまり理詰めの話にし過ぎると、最終的にMさんの面子が立たなくなる恐れがある。といって、ごりごりの「理詰め」で押しまくったのは元来、Mさんなんだが……。

 眼鏡の度があっていなくて、疲れるので、新しいのに変えた。最初、レンズとも5600円というバカ安のにしたのだが、検眼が終わって、最終的にきめる時、ふと横を見たらラルフローレンのポロブランドの縁が目に入り、試しにかけたら非常に感じがよい。しかし、値段がぐっと張って、15800円。一挙に三倍だ。しかし、店員の中年男性も、「ぐっと落ち着きますよ」と言う。「大学教授みたいだな」と、私。「自分で言うか!」と言いたげに、「くすっ」と笑う店員。くそっ、つい言っちまった。でも、以前の5600円の眼鏡だと、結局、満足感が得られずに、どうしても粗末に扱ってしまったことなどを考え、Sさん本の編集費用も期待して、思いきったのだ。
 で、その眼鏡が今日できたのだが、うーん、今のところ、満足である。